21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

26兆円の復興予算

2016年03月13日 09時57分04秒 | Weblog
 2011年の東日本大震災から、この5年間で26兆円が復興に使われた。

当然ながら、個人や企業が個別的に費やした復興費用はこの別にある。

それだけの大金が復興に費やされたのに対して、効果はどの程度あったのだろうか?
いまだに多くの人が仮設住宅での生活を余儀なくされている。
26兆円もの資金は、どこに消えていしまったのだろう?


2011年時点の見積もりでは、被害日本大震災の被害規模は17兆円だったはず。すでに10兆円以上の資金が復興に費やされている。にもかかわらず、復興が進んでいない。

被災者の数は約17万人だった。そのうち約8万人は東京電力の被害者であって、地震の被災者ではない。 つまり、地震・津波の被災者は約9万人。
26兆円を9万人で割ると、一人当たり約2,900万円になる。 一家4人であれば、1億1600万円にもなる。



一家族当たりに1億円以上も費やされている。それに見合うだけの復興は進んでいるのだろうか?
繰り返すが、個人や企業、NPOが個別に使った資金は、この26兆円に含まれていない。例えば、全額自費で再建をした個人や企業の分は26兆円に含まれていない。

この5年間だけで、一家族当たり1億円以上使われている「復興予算」は、どこに消えてしまったのだろうか?