伊東潤の読書会のメンバーと
10月1日に
東京都八王子市にある滝山城に行きました。
滝山城は続百名城です。
八王子市には4つある東京の百・続百名城のうちの2つがあります。
現在の滝山城は、北条氏照(小田原北条氏3代氏康の次男)が築いたと言われています。
ここは滝山城の大手門への入口です。
竹藪が両側にある
坂道(天野坂)を上っていきます。
その坂道がカーブしています。
ここまで上ったととき
どこか、ここと似た城に最近登ったことがあると感じました。
両側に竹藪と曲がった坂道。
おそらく、この坂道に違いない。
そうです。
小机城(横浜市港北区)です。
北条氏が築城した城には共通点があるのでしょうか。
(カメラに適当な写真がなかったので
小机城まで写真を撮りに行ってきました。)
さて、わたしは、滝山城は今回で3回目ですが、
ぜひ、確認したいことがありました。
それは、二の丸集中防御のための3つの角馬出です。
何しろあの武田信玄が攻めてきても持ちこたえたという集中防御です。
伊東潤さんら滝山城に詳しい専門家が同行しているので
確認できることを期待しているのです。
伊東さんの解説で
この地図にある東馬出、角馬出(南馬出)、大馬出、
そして千畳敷角馬出(伊東さんの指の所)を
確認することができました。
写真に撮るとの馬出も同じように写り
違いを出すのがなかなり難しいです。
東馬出の馬出(左側)と堀です。
大馬出です。
草原のようになっています。
。
南馬出の大きな横堀(空堀)です。
角馬出から見た空堀と千畳敷です。
今回の二の丸の馬出をはっきり確認するという訪問の目的は達成しましたが
その他の滝山城の見所を紹介します。
中ノ丸と本丸を結ぶ橋
堀切の上に建っています。当時の滝山街道です。
下から見るとこのようになっています。
橋から堀切を見下ろすと
中ノ丸から本丸へは桝形虎口になっています。
当時は石が敷き詰められていたようです。
集中防御だけでなく、随所に守りの技があふれた城だとわかりました。
でも氏照は堅固なこの城を棄てて、近くに八王子城を築きます。
なぜ、なのでしょう。
でも、八王子城は秀吉の物量作戦とはいえ、
一日で落ちたのです。
追伸 このツアーについて、
伊東潤さんは12月17日お城エキスポで
講演する予定です。
https://www.youtube.com/watch?v=aX-iSEbS8TI