ふうちゃんのお城ブログ

お城巡りについての記録、城郭検定試験の体験談

第20回ふうちゃんのお城ブログ 続日本百名城でオリンピックが(品川台場)

2021-08-09 16:30:41 | 旅行

昨日で東京2020オリンピックが終了しました。

日本選手の活躍をテレビで見ていて感動しました。

前回の東京オリンピックは高校1年のときで

エキジビションの野球を神宮球場に見に行き、

その隣にある国立競技場に聖火が点っていたのを今でも覚えています。

さて、

東京のお城が東京2020の競技会場になったのをご存じですか。

 

では、ここでクイズです。

東京に日本百名城と続日本百名城が合わせていくつありますか。

1 2つ 2 4つ 3 6つ 4 8つ

答えは 2 4つです。

百名城が 江戸城(千代田区)と八王子城(八王子市)

続百名城が 品川台場(港区)と滝山城(八王子市)です。

4つのうち2つが八王子市にあるなんておどろきです。

 

品川台場(続日本百名城NO124)がトライアスロンの競技会場になりました。

台場とは、砲台、つまり大砲を置く「台」となる場所のことです。

品川台場は嘉永6年(1853)6月のペリー艦隊来航を受けて

同年8月より伊豆韮山代官江川英龍による品川台場工事が開始されました。

計画は海上に約12基の台場を造築するはずでしたが完成したのは6基のみです。

一度も火を噴かぬまま明治を迎えました。

今は第3台場と第6台場しか残っていません。

レインボーブリッジの歩道から第3台場と第6台場の全体像を見ることができます。

第3台場(レインボーブリッジから)です。

第三台場の向こうに海(湾)や砂浜が見えます。ここがスイムの会場です。

あまりきれいな海水でないので問題になっていたと思います。

その向こうにフジテレビやホテル群が見えます。

第3台場は公開されていて砲台跡や兵舎跡(礎石のみ)弾薬庫跡などを見ることができます。

五稜郭にあるような跳ね出しのついた石垣もあります。

第6台場(レインボーブリッジから)

ここは、レインボーブリッジからでないと見えません。

残念ながら公開されていません。

自然の楽園になっているそうです。

 

江戸時代、幕末(今から168年前)に戻って絵図を一枚。

平和の祭典オリンピック会場(お台場)が、

なんと物々しい警戒をなされていたことでしょう。

このような歴史の変遷を経て今があるのです。

今もコロナとの戦い真っ最中ですが、

168年後にはどんな光景が展開されていることでしょうか。

 


第19回ふうちゃんのお城ブログ 赤門との再会(黒井城 続日本百名城163)

2021-08-04 11:27:37 | 旅行

続日本百名城163 黒井城(兵庫県丹波市春日町黒井)と言われて

「はあ。あのお城ね」とイメージ出来る方はどれだけいるでしょうか。

おそらく、少ないのではないでしょうか。

国宝現存天守の

「姫路城、彦根城、犬山城、松江城、松本城」なら

多くの方がイメージできると思います。

黒井城について、昨年の大河ドラマ「麒麟がくる」(明智光秀)で少し触れられていたと思います。

(記憶が確かでありませんが)

明智光秀が信長に命じられた丹波攻めで苦戦を強いられた城なのです。

丹波の赤鬼 悪右衛門 荻野(赤井)直正の活躍で、一回目は敗退します。

俳優の赤井英和さんはその血統を今に継ぐ方です。

二回目直正が病死した後、光秀が攻略することができたのです。

 

わたしが黒井城を訪れたのは、今から2年前の2019.8.31のことです。

大河ドラマ「麒麟がくる」の放映前です。

続百名城巡りの一環として、

出石(いずし)城(兵庫県豊岡市出石)

福知山城(京都府福知山市)

鎌刃城(滋賀県米原市番場)

八幡山城(滋賀県近江八幡市)

玄蕃尾城(福井県敦賀市刀根、滋賀県長浜市余呉町)

とともに訪れました。

ここで挙げた続百名城のお城。

馴染みのあるものが少ないのではありませんか。

わたしがそうなのです。

続百名城のリストを初めて見たとき、(2018.4.6)

行ったことがあるお城は、何と11でした。

前にも触れましたが百名城だと行ったことがある58。

知らなかったお城は、根室チャシ、箕輪城、金山城、鉢形城など

10もありません。

要するに続百名城は一般的に

無名の城が多いのです。

 

そこで、今回の本題に入ります。

黒井城との再会です。

それは、2021.6.13

城郭検定試験1級の問題の中なのです。

 

白黒写真が提示され

登城時の中腹に写真の「赤門がある」どれか。

1岩尾城 2黒井城 3八上城 4八木城

 

実際に行ったことがあるのは、2黒井城だけです。

4八上城は 明智光秀の丹波攻めに出てくる城なので知っています。

「麒麟がくる」では、登場しませんでしたが、光秀の母が処刑される場面がありました。

行ったとき門があり、休憩したことが記憶にあったので

2黒井城とマークしました。

実際に、現場を知らないと回答しにくい問題です。

そして、試験終了後この写真を携帯の中から見つけました。

赤門とは2年ぶりの再会といってよいでしょう。

携帯の中で眠っていたのです。

 

実は黒井城とは、昨年の11月、今回6月と別の問題で再会しているのです。

「明智光秀の丹波攻めに抵抗を続けた黒井城だが、落城後重臣の齋藤利光が入った。

その後天正12年(1584)小牧長久手に際し、徳川家康方としてこの城に籠もったのはどれか。

1 赤松氏残党 2 赤井氏残党 3 荻野氏残党 4 三好氏残党 」

 正解は 2赤井氏残党です。

 初めて昨年の11月にこの問題にで出会ったときには、赤井の赤鬼の関連だと感でで答えて正解を得ました。 

今回6月は、過去問ということで答えがわかっていたので正解できました。

城郭検定は問題を通してこのような新たな知識を提供してくれます。

100問の問題の中で同じ城について複数の問題がでることはそう多いことではありません。

きっと、黒井城が出題者側で注目したい城なのかもしれません。

黒井城は保月城とも呼ばれています。この写真をみると行ったときの晴天を思い出します。

この石碑の後ろに写真撮影用の三脚が置いてあり、このように写真撮影ができるような配慮がありました。

ありがとうございます。

最後に、明智光秀も齋藤利光も赤井直正も見たであろう黒井城からの丹波の景色を提供します。