ふうちゃんのお城ブログ

お城巡りについての記録、城郭検定試験の体験談

第14回ふうちゃんのお城ブログ 幻の江戸城めぐり(九月実施の可能性)

2021-06-22 12:58:53 | 旅行

久しぶりの投稿です。

 

幻の江戸城めぐり(2020.3.10)

大田区退職校長会の歴史散歩の会で江戸城めぐりの計画を立てたのですが

延期をしたまま今日に至っています。

9月に歴史散歩の会の再開第1回として、江戸城巡りを予定しているという

会長からのLINEが入りました。

皇居東御苑も月6月8日から公開を再開したので、

ワクチン接種第2回目終了後

実踏を行い、実施に備えようと思っています。

 

主なコース(見学のポイント)は2時間で

 

九段下2番出口集合

1牛ヶ淵と土塁(腰巻き土塁、鉢巻き土塁)

2牛ヶ淵と千鳥ヶ淵の水面の比較(水戸違い水量の調整)

3田安門(江戸城で最も古い桝形虎口の城門)

4近衛第一連隊、近衛第二連隊跡

5気象庁施設

6吉田茂像

7清水堀・牛ヶ淵(水戸違い・水量の調整)

8清水門(二重桝形、幅広い階段、青海波、二引き両)

9竹橋門跡

10平川濠(高石垣、折れ)

11北詰橋・北詰門

12天守台(切込接の完成形、算木積)

13天神濠

14平川門(搦手門、大奥女中、時間厳禁、石狭間)

15帯曲輪門・山里門(不浄門、死人、罪人)

16パレスサイドビル屋上(江戸城全景)

竹橋駅解散

ここでは予告編として、何枚かの写真を載せます。

 

これは日本武道館(タマネギ)に行くときに知らず知らず通っている

田安門です。(武道館・タマネギが左に見えます)

明暦の大火でほとんどの建物が焼けてしまった中で

焼け残った、今ある江戸城の建物の中で最も古い建物です。

それを証明するのが次の写真です。

上の櫓門とセットになって桝形を造っている高麗門の扉の金具(肘壺)に書かれている

銘文です。

寛永十三年(1634)丙子暦

九月吉日

九州豊後住人

御石火矢大工

渡辺石見守康直作

明暦の大火は、明暦3年(1657)に起きている。

寛文13年(1634)年に出来た田安門は明暦の大火以前にできて、

今日まで建っている。

江戸城で最も古い建物なのです。

この最も古い門をくぐり、わたしたちの城廻は始まります。

 

江戸城は武蔵野台地の端にあり、結構起伏があります。

お濠の水を一定の水位に保つには、水位の調整が必要になります。

手前(牛ヶ淵)と向こう(清水濠)で水位が違う事が分かると思います。

土橋にかかる石橋が水位調整の役割を果たしています。

手前(牛ヶ淵)の水が急激に向こう(清水濠)に流れないように工夫しています。

 

これは、平川門櫓門のお城側からみたところです。

ここは搦手門で大奥の女中さんはここから出入りしていました。

時間厳守だったようで、春日局でさえ、時間を守らなかったときには通して

もらえなかったようです。

平川門にはその隣に別の門があります。

これです。

死人と罪人を通す門(山里門)です。

生きてここを通ったのは、

忠臣蔵の浅野内匠頭

絵島・生島事件の絵島

の2人だけだったそうです。

 

ここまで、何枚かの写真で見学のポイント

に触れてみました。

早く、城廻(城郭ウオッチング)に出かけたいと思います。