ふうちゃんのお城ブログ

お城巡りについての記録、城郭検定試験の体験談

第12回ふうちゃんのお城ブログ 砥石城(長野県上田市)に一人で挑戦

2021-05-12 15:48:05 | 旅行

「砥石城の地図ありますか」と、

上田駅の観光案内所で聞くと

「こんなのしかありません」といいながら、わたしてくれたのがこの絵図です。

実に、これが、優れものでした。

コースの雰囲気がよく表現されています。

山あり、谷あり、空堀あり、土塁あり、ロープありでした。

スタートからゴールまで、ほぼこの通り歩くことができました。

観光協会の皆様に感謝です。

信州上田 真田氏ゆかりの山城案内(上田市観光課、真田産業観光課)より

 

その行程の中で、何と言っても、

砥石城の頂上で眺めたこの景色が一番。

真正面に富士山が見え、眼下に千曲川と上田の市内が見渡せます。

真田氏と徳川氏が戦った上田合戦では、第一次の真田信之、第二次の真田信繁(幸村)は、

この景色を見ながら眼下の上田城に攻め降りたに違いありません。

わたしが苦戦をしたのは、

先の絵図にある米山(こめやま)城から砥石城までの登りです。

階段が200段あります

この階段は、頂上間近で、勾配が緩くなった階段です。

この階段だけ見ていると大したことがないように思えます。

実は、ほとんどの部分が急階段でした。

10段上っては一休み、10段上っては一休みの連続で、

呼吸を整えてからまた、また登り出すといった具合でした。

身体の事に気を取られていたので、

写真を撮ることをすっかり忘れていたのです。

あの急階段を撮っておくべきでした。(うん。残念)

急坂を鎧をつけ、武器をもって登ったり降りたり

よくやったもんです。

 

この砥石山城をあの武田信玄が攻めきれず、砥石崩れといわれる大敗北を喫したといいますし、

武田の臣下真田幸隆は、調略によって村上義清から勝利を収めたのです。

そして、村上義清から助っ人を求めらた義の上杉謙信が登場してくるのです。

砥石山城の武田(真田)と村上の戦いは、

武田対上杉の川中島前夜と言ってもよいのではないでしょうか。

 

そして、砥石山、本城、桝形山と周り、水の口、陽泰寺をへて伊勢山にゴールしました。

 上田駅前から、徒歩15分の上田城前の草笛にまで、タクシーで午後2時1分過ぎの到着しました。運転手さんの一声と、お店のご厚意で食事(野菜天ざる)をすることができまし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上田城には寄りませんでしたが、

後輩(Iさん)の母校長野県立上田高等学校のツツジのきれいな堀、土塁、塀、門を見ながら駅に向かいました。

この門が上田高等学校の正門になっています。

上田高校は歴代藩主の御殿跡でここで藩の政務が行われていました。

   近くには、今の上田市役所があります

山城に一人で行くなと言いますが、今回は、一人でした。行程で出会う人もほとんどいませんでした。

砥石山での急な階段を自分のペースで上ることができましたが、

狭い階段なので、大勢人がいたら迷惑をかけたかも知れません。

そんな意味では、山城の一人旅を満喫できたのでした。