あけましておめでとうございます。
今年も
日本百名城、続日本百名城をめぐっている方々
城郭検定を目指している方々
その他様々なお城を巡りをしている方々に
情報を提供していきます。
よろしくお願いします。
さて、クイズです。
わたしのパソコンの待ち受け画面にはお城があります。
ZOOMの背景画面にも同じお城が出来てきます。
このお城はどこの都道府県にあるでしょうか。
ヒント 青森県 愛知県 福井県 東京都
正解は東京都です。
これを聞いて意外に思われる方がいるのではないでしょうか。
東京にお城なんてあるのかとお思いの方がいるかもしれません。
このお城は東京都千代田区皇居(江戸城)の中にあります。
江戸城富士見櫓です。
明暦の大火(1657年)で江戸城の天守とともに焼失。
万治2(1659)年富士見櫓は再建され、
代用天守として使われてきました。
「今一番好きな城は」ときかれたときには
「江戸城富士見櫓」と答えています。
わたしの名前が冨士雄だからです。
わたしも初めてこの富士見櫓を近くで見たときには
東京にもこんなお城があるのかと驚きました。
わたしがそれまでに訪れた弘前城、犬山城、丸岡城の天守と比べても遜色ないからです。
富士見櫓は立派な石垣の上に建っています。
天守台が標高30mに次いでひょうこう23mの高い所に建っています。
先日、あるところで、「江戸城冨士見櫓の石垣を造ったのはだれか」と聞かれました。
わたしは、不本意にも全く答えられませんでした。
まだ、まだ、知らないことがある。
答えは加藤清正だそうです。
石垣ではありませんが、
わたしの身近な散歩コースにこんな所があります。
池上本門寺の96段ある石の階段です。
加藤清正が慶長(1596~1615)年間寄進したと伝えられています。
そして、昨日(大晦日)に散歩で訪れた本門寺では
清正公生誕460年、此経難持坂(96段の石段のこと)建設400年報恩事業として
三重塔形式の清正公堂再建工事が始まっていました。
ところで、江戸城には富士見櫓の他にも現存の櫓があります。
二重橋の向こうに見える伏見櫓です。近くから見ると
土塁の上に石垣を組んで建っています。
次は桜田巽櫓です。
いつでも至近な所から見ることが出来ます。
下の写真は、右から桜田巽櫓、真ん中に桔梗門、左に富士見櫓が見えます。
富士見櫓がこうして普通に見えるところを探すのも江戸所巡りの楽しみです。
先日、後輩の結婚式で行ったパレスホテルからは
右奥に富士見櫓、左手前に桜田巽櫓を見ることができました。
今年はお正月の一般参賀が中止になりました。
早く自由に何の心配もなしにお城巡りが出来る日が来ることを願っています。
一般参賀のときに皇居の中に入ると富士見櫓、伏見櫓を至近距離で見ることが出来ます。