
うっかりスーパーで生クリームとプライベートブランドの安いクリームチーズを買ってしまったので、
チーズケーキを焼かざるを得なかった。
チーズケーキは台がないとぜったいに淋しい。
でもグラハムクラッカーとかリッツとかオレオとかそういうのは買っていないから、
台は焼かなければならない。 それがちと面倒で逡巡してしまう。
チーズと生クリームの消費期限がわたしをせっつくので、やっと台を焼いたけど。
クリームチーズ200gを基準にレシピをあさると、やっぱり直径15cmなんだよねぇ。
でもうちの丸型は20cmと24cmしかない。
オーブンに入れられる 型となりそうなものなら色々あるけれどやっぱり底の取れる型でないと困るなぁ、
などなど、うーん、と考え、
そういえばうちにある 流し缶 は17cm×13.5cm×4.5cmだということに思い至った。
直径15cmの底面積はおおよそ176.6平方cmだが、うちの流し缶の底面積は229.5平方cmで1.3倍とちょっと広い。
それでも直径20cmの314平方cmに比べれば流し缶は直径15cmの方ににまだ近いといえる。
高さは多少上下があっても大丈夫だし。

タルト台は作りやすい量を考えて2枚分の生地を作り半分は凍らした。
それでも卵は半分しか使わず、卵の残った分はチーズケーキの生地に混ぜてしまった。
生クリームも本来ならだいたいクリームチーズの半量ぐらいが普通なのだが、
余るのがいやでつい180g投入してしまった。
というわけで、レシピよりも卵と生クリームが多くなって、
なんだか高さの低いチーズケーキだねぇ、ということにはならなかったんである。
ふと思い出す。 ずいぶんまえに頂いた柚子がまだ転がっているはずだ,。
それで、レモン汁の代わりに投入した。
もらった柚子というのはいつも持て余すものなので、こんな風に使えてよかった。
このチーズケーキは湯煎焼きしたのだが、型がお湯に浸からないように
天板にお湯を張り、クーラー用の金網 (↑一番上の写真で流し缶が載っているもの) を置いて
その上に流し缶を載せた。
天板は、何も考えずに普段どおり下段にセットしたのだが、
そこに金網を載せたので流し缶の位置が高くなってしまい、どうやら
オーブンの熱風がもろにあたる場所になってしまったようだ。
それで焼き色がこんなについてしまったんだと思う。
焼き色はこれはこれでおいしそうだとおも思うけれど、表面に皮ができたともいえるし、
湯煎焼きではもっと色白に仕上げたかった。
つぎに湯煎焼きにするときは天板はオーブンの底に直接おいてしまおう、と思ったんである。
お味は? 作りやすさを優先したので、まあそれなりにおいしかった、という程度。
それでもクリームチーズに生クリームと材料はそこそこリッチだし、ちゃんと台も焼いたし、
残念な印象を与えるほどではないよ。 安心して食べられるおやつ味。
ただ、一口目ではっと感動するようなそういうおいしさではない。
まあおやつでそんな出来になることは滅多にないけど。
ストック消化で入れた柚子が思いもかけず良い効果を出していたな。
皮を使わず果汁だけだと柚子もずいぶんすっきりした印象になるもんだ。
瓶入りのレモン汁の方が酸味がきつくてとげとげした味になる気がする。
こうなると、チーズケーキを作るときには柚子がないと困る、みたいなことになる。
瓶入りじゃなくてその都度レモンを絞るとどうなんだろう?
気が向いたら、クリームチーズと生クリームと一緒にレモンも買ってみよう。
たまにはチーズケーキも作るもんだ、と思ったよ。
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