今日は、先日NHKテレビで団塊スタイル自分再発見で放映された輝かしい女性達
のお話のつづきです。
”
では最初は92歳の世界最強アスリートの女性から。お名前は守田満さん。今も
現役の陸上選手。ご自宅の棚には、数々のトロフィーやメダルが飾られています。
マスターズ陸上大会で獲得しました。守田さんの出場しているマスターズ陸上大会は
35歳以上が参加し、5歳ごとに分けられたクラスで、タイムや順位を競い合います。
守田さんは
80歳から84歳 200m
85歳から89歳 100m、200m
90歳から94歳 100m、200m
など短距離走で世界の記録を5回塗り変えてき
たすごいアスリートです。
実は守田さんは、女学校時代には、卓球の選手で、陸上競技とは全く無縁でした。
結婚後は夫が作った冠婚葬祭の会社を40年も支えてきました、67歳で、仕事を
やめて 会社を子供達に譲り、悠々自適の生活を送ってきました。
そんな守田さんを変えたのは、 69歳で、地域の運動会を見物に行った時、たま
たま40歳の走者が欠員で地域の体育委員だった福田良昭さんに依頼されて、急遽
出場した守田さん、40台の若い走者を尻目にぐんぐんスピードを上げて、二位で
ゴールしたのです。
福田さん
“スカートを穿いてこられて、走る状況ではなかった。転ぶ心配もありました。
でも、本当に感動しました。”
守田さん
“あの時の状況は一生忘れません”
ご自分の秘められた能力に気づかれた守田さんは、世界の陸上選手達と戦うために、
地域の小学生の陸上クラブに入りました。タイヤ引きの筋力トレーニング、階段かけ
上り、ハードな練習を子供達と一緒にこなしました。
守田さんのライバルは小学校一年生たちです。
走るタイムが同じだからです。
守田さん
“一年生も私と走る時は一生懸命です。
私も負けてたまるかと、今は一年生の方が強いんです。腹が立ちます。
何で一年生に負けたのかと・・・。“
世界記録を5回も塗り替えた守田さんの2年前の映像が放映されていました。
同じ年の方がおられないので、お若い方々と一緒に走られていました。
タイムは23秒15。世界新記録で、10年前にカナダの選手が出された記録
より100分の3秒早いものでした。
昨年も記録向上を目指して其の大会にのぞみましたが一秒遅くなっていました。
守田さん
“19秒で走っていたのが、今年は20秒、 来年は21秒と毎年1秒づつ遅くなるの
が分かっています。其れをどうしたら、現在のタイムで止めるかが、一番の悩みです。
年々衰えていく92歳の肉体、其のことをはっきりと自覚しながら、毎朝ベッドで
自転車漕ぎの運動をします。
一緒に住んでいる娘さん夫婦との朝食。野菜いっぱいの味噌汁、豚肉4切れ。生卵、
大会に出場する前日には必ずうなぎを一匹食べるそうで、本当においしそうに食べる
とか。
週に三回守田さんが通っている介護老人施設の介護専門員藤井朝子さんによると
“要介護1ではあるんですけれど、日常生活動作では完全に自立されています。
左目が白内障、緑内障とかで、殆ど見えない。右目だけの状態なので、バランスを崩し、
9月に二度転倒した後、施設で、できる限りのトレーニングをしています。
廊下を何度も往復して、5000歩を歩きます。
マシンを使ってのトレーニングで、いためた肩と腕の筋肉、足腰の筋肉を鍛えます。
10月上旬一ヶ月ぶりの練習を再開しました。
守田さん
“ものすごく楽しみにしていました。”
まづ30メートル先まで練習。
今年の全国大会まで後一ヶ月を切っていました。92歳の肉体の限界への挑戦が始まりました。
・・・何歳までやるんですか?
守田さん
“まづ95歳で記録を作り、100までいければいいんですけれど、足が動く間は100でも
105でも・・・。”
(つづく)
のお話のつづきです。
”
では最初は92歳の世界最強アスリートの女性から。お名前は守田満さん。今も
現役の陸上選手。ご自宅の棚には、数々のトロフィーやメダルが飾られています。
マスターズ陸上大会で獲得しました。守田さんの出場しているマスターズ陸上大会は
35歳以上が参加し、5歳ごとに分けられたクラスで、タイムや順位を競い合います。
守田さんは
80歳から84歳 200m
85歳から89歳 100m、200m
90歳から94歳 100m、200m
など短距離走で世界の記録を5回塗り変えてき
たすごいアスリートです。
実は守田さんは、女学校時代には、卓球の選手で、陸上競技とは全く無縁でした。
結婚後は夫が作った冠婚葬祭の会社を40年も支えてきました、67歳で、仕事を
やめて 会社を子供達に譲り、悠々自適の生活を送ってきました。
そんな守田さんを変えたのは、 69歳で、地域の運動会を見物に行った時、たま
たま40歳の走者が欠員で地域の体育委員だった福田良昭さんに依頼されて、急遽
出場した守田さん、40台の若い走者を尻目にぐんぐんスピードを上げて、二位で
ゴールしたのです。
福田さん
“スカートを穿いてこられて、走る状況ではなかった。転ぶ心配もありました。
でも、本当に感動しました。”
守田さん
“あの時の状況は一生忘れません”
ご自分の秘められた能力に気づかれた守田さんは、世界の陸上選手達と戦うために、
地域の小学生の陸上クラブに入りました。タイヤ引きの筋力トレーニング、階段かけ
上り、ハードな練習を子供達と一緒にこなしました。
守田さんのライバルは小学校一年生たちです。
走るタイムが同じだからです。
守田さん
“一年生も私と走る時は一生懸命です。
私も負けてたまるかと、今は一年生の方が強いんです。腹が立ちます。
何で一年生に負けたのかと・・・。“
世界記録を5回も塗り替えた守田さんの2年前の映像が放映されていました。
同じ年の方がおられないので、お若い方々と一緒に走られていました。
タイムは23秒15。世界新記録で、10年前にカナダの選手が出された記録
より100分の3秒早いものでした。
昨年も記録向上を目指して其の大会にのぞみましたが一秒遅くなっていました。
守田さん
“19秒で走っていたのが、今年は20秒、 来年は21秒と毎年1秒づつ遅くなるの
が分かっています。其れをどうしたら、現在のタイムで止めるかが、一番の悩みです。
年々衰えていく92歳の肉体、其のことをはっきりと自覚しながら、毎朝ベッドで
自転車漕ぎの運動をします。
一緒に住んでいる娘さん夫婦との朝食。野菜いっぱいの味噌汁、豚肉4切れ。生卵、
大会に出場する前日には必ずうなぎを一匹食べるそうで、本当においしそうに食べる
とか。
週に三回守田さんが通っている介護老人施設の介護専門員藤井朝子さんによると
“要介護1ではあるんですけれど、日常生活動作では完全に自立されています。
左目が白内障、緑内障とかで、殆ど見えない。右目だけの状態なので、バランスを崩し、
9月に二度転倒した後、施設で、できる限りのトレーニングをしています。
廊下を何度も往復して、5000歩を歩きます。
マシンを使ってのトレーニングで、いためた肩と腕の筋肉、足腰の筋肉を鍛えます。
10月上旬一ヶ月ぶりの練習を再開しました。
守田さん
“ものすごく楽しみにしていました。”
まづ30メートル先まで練習。
今年の全国大会まで後一ヶ月を切っていました。92歳の肉体の限界への挑戦が始まりました。
・・・何歳までやるんですか?
守田さん
“まづ95歳で記録を作り、100までいければいいんですけれど、足が動く間は100でも
105でも・・・。”
(つづく)