金魚、粘ったけどダメだった

2020年12月24日 09時37分00秒 | 日記
うちには4匹の金魚がいた。

1匹は、3年前に公民館のお祭りですくって来た子。あとの3匹は、2年前の公民館のお祭りですくってきた子たち。

特に病気もなく今まできたんだけど、2か月くらい前から、なんとなく1匹が元気がないような気がするけど気のせいか? なんて思うことが1、2回あった。そうしたら、その子かどうか分からないけど、先週の月曜日頃、夜に家に帰ったら、りょうちゃんが、

「あ、ママ、金魚が1匹死んでる‼️」

と叫んだ。

見ると、水槽の真ん中あたりで水草に絡まってお腹を上に向けてて、あ、本当に死んじゃった、と思ったけど、よく見るとまだエラや口をパクパクさせてる。

まだ生きてるけど、こうなったらもう無理だろうな、と思った。それで、「もう、やってあげられることは、あまりないな」と言ったら、

「塩は?」

と、りょうちゃん。

前に1匹の金魚のウロコが何枚か剥がれたようになった時に、塩浴してあげて回復したのを思い出したんだね。よく気がついたなぁ。

ただ、塩浴しても、ここまでになったら無理だろうな、と思ったけど、りょうちゃんの気が済むなら、それに、何かの病気なら殺菌になるかもしれないからと思って、塩を水で溶かして入れてあげた。

そのせいかどうかは分からないけど、その金魚はその後、丸々1週間、その状態で生きた。水の底に沈んでジーっとしてるので、ああ、ダメだったかなと思ったら、急に息を吹き返したように動き出したりして。
だから、とにかく毎日観察をして、生きてるかどうかを確かめ続けた。そして、ついに、日曜日の朝に、完全に動かなくなっていたので、りょうちゃんと一緒にベランダのプランターの土に埋めた。


沈んでるのを見つけた日から、ネットであれこれ調べてたけど、金魚には、どこかが白いカビみたいなもので覆われてるとか、そういった感染症のような兆候が全く見られなかったし、キズもなかったから、多分、転覆病という病気が、一番可能性が高かったと思う。転覆病は、浮き袋が割れたりして浮き上がれなくなる病気らしく、かかったら治る見込みはないらしい。

転覆病の原因はいくつかあるらしいけど、うちの金魚の場合、何が原因かは正直分からない。
でも、りょうちゃんは、毎日ずーっと死にそうな金魚を観察してて、悲しいというよりはむしろ、こんな風になってもこんなに頑張って生き続けた、ということに感動したようで、埋める時も泣いたりせず、

「この子、よく頑張ったよね。すごかったね」

と言っていた。

私も正直、翌朝には完全に死んでるだろうなと思ってたので、あの状態からあんなに生き続けるなんてと驚いた。多分、浮き袋さえ問題なければ、まだ生き続けられるくらい、他の臓器には問題がなかったんだろう。

そして、他の金魚たちは、今も元気に泳いでいて、変わった様子もない。パクパクと、餌もしっかり食べてたから、まだしばらくは元気に生きてくれそうだ。