この前、りょうちゃんが算数のプリントをやっている時、「赤い花が6個咲いていました。白い花が5個咲いていました。全部で何個でしょう」という問題で、「6+5=11」と書いた後、
「ママ、答えが分からない」
と言い出した。
えっ、答え合ってるよ? と言うと、
「そうじゃなくて、答えのところになんて書くか分からないの」
と言う。
言われてる意味が分からなくて、いやいや、自分でここに書いじゃん、これでいいんだよ、と言っても、
「違うの、そうじゃなくて」
とグズグズ。正直、ちょっと途方に暮れかけた。
ところが、
「花は、1個じゃなくて、違う言い方があるでしょ。それが分からない」
と言われてハッとした。
そうか、りょうちゃんは、それが言いたかった訳ね。
それで、「花は、1輪、2輪と数えるんだったよね。りょうちゃんは、いいことに気づいたなぁ。でも、多分、学校でまだ数え方を習ってないから、問題では1個、2個という数え方をしてるんだね。問題の文章に何個?って書いてあったら、1個とかって答えていいよ」と教えた。
本当のことを言えば、たとえ授業で習ってなくても、「1輪、2輪」という数え方を学校は教えるべきだと思う。
一方で、りょうちゃんが問題に対して疑問を持って、それをちゃんとママに伝えてきたのは、素晴らしいことだと思った。何も考えずにサラッと流してしまうことだってできたはずだけど、変だな、おかしいな、と疑問に思うことは、勉強する上ですごく大事なことだ。
条件反射で答えてるんじゃなくて、ちゃんと考えてるってことだもんね。
1年生でも、たいしたもんだなぁ。ママは、感心したよ。