大手IT企業メンバーズエッジさまの地方支店が鯖江にできることで
県外に出ざるをえなかった若手エンジニアが
地元に残れる環境ができました。
また、Uターンが叶わなかった人達の
受け皿としても期待されています。
この拠点は、古い旅館をリノベーションした物件で
丹南エリアの伝統工芸を使用した内装が
大きな特徴となっています。
今回は「福井工芸7人のサムライ」に白羽の矢が立ち、
協力させていただきました。
入り口には越前和紙の襖が目立ちます。
玄関には金型を使うことが憎いです。
越前焼を焼く際に使われるプレート。
釉薬が自然に焼かれ奥ゆかしいオブジェとなりました。
大きなオフィス空間のミーティングテーブルとして
越前箪笥の車箪笥をリメイクした台が使われています。
車箪笥はとても大柄で、これを活かせる場所は
実はなかなか無いのですが、今回は非常に
大きな空間に置いて頂けてその存在感も存分に発揮でき、
また越前箪笥のPRとしてもありがたい環境でした。
もう一つはこれも越前箪笥のリメイクとなる
鍵付きのロッカーを納めました。
越前箪笥の外装は一切手を付けず、
中身だけ新品にそっくり入れ替えるという
なかなか難工事でした。
最新のIT拠点に伝統工芸品という
大変面白い取り組みとなりました。
伝統工芸の新しいカタチとなりヒントにもなったように感じます。
大元と言えば福野さん、竹部さん、鯖江市役所の皆さんとメンバーズさんとのご縁があったから。福井伝統工芸が日の目を当たることができました。
鯖江は世界に誇る産地になるよう我々も頑張ってまいります。
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