野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

18きっぷ 小根山森林公園への旅

2017-01-10 21:24:39 | 散歩

 前回の18きっぷ福島の旅で3回分使ったので、今回はその残り一回分で

 群馬県野鳥の森、小根山森林公園に出かけてきた。

 注)青春18きっぷは5回分で1セットとなっていて、期限内に使わないと無効になる。

 

行程概略;(行き)新秋津7:16→武蔵浦和7:37着、7:42発→大宮7:48着、7:52発→高崎9:09着

           9:32発→横川10:05着

       (帰り)横川13:58発→高崎14:28着、14:52発→浦和16:20着、16:23発→南浦和16:27着

           16:30発→新秋津16:50着

 18きっぷは各駅停車だけの乗継なので時間がかかる。日帰りだと、

目的地に着いたのはいいが、時間がなく、うっかりすると何もできなく

帰ることになってしまう。そうならないためには、目的を一つに限定し、

決して欲張らないことが肝心。本来の目的はのんびりと電車の旅を

楽しむことなので、目的地での楽しみは余禄みたいなものと考えればよいのだ。

 

  さて自宅からだと3時間以上かけて辿り着いた横川駅は、かつては峠の釜めしで

有名だったところと言えばおわかりだろう.

 

 因みにこの駅舎は関東の駅100選にも選ばれている。

 

 行動できる時間は4時間弱。そのうち往復に一時間半以上かかる。駅を出てすぐ左へ向かう。

 

 バス乗り場がある。新幹線の開通により信越本線はここで終着駅となり、この先

軽井沢までは代行バスが出ている。

 

 ちょうど代行バスが来ていた。

 

 勿論今回はこのバスには乗らない。森林公園までの遊歩道入り口がわからなかったので、

釜飯屋の店の人に聞いて教えてもらった。

バス停の前を右折するとここに出る。

 

 電信柱に看板があった。小沢に沿ってかなり荒れ気味の山道を登っていくと

前方に何か見えてきた。

 

 近づいてみると 山吹の郷とある

 

 

 人影はなく、入り口もふさがれてあるので、現在は閉鎖中なのだろうか

 

 ところどころに万葉仮名でかかれた歌柱(?)がある。

 

面白そうな施設なのでぐるりと一周したのだが、残念だが入れるような処はない。

代わりと言っては何だが、ルリビタキの♂と♀(多分)に出会えた。

 まずはなかなか藪から出てはくれなかった ♂から。

 

 

 やっと開けたところに出てくれた。

 

 100mほど離れたところには♀(恐らく)もいた。この時期ルリビタキは単独行動を

とるので、春先に二羽が番になっているかはわからない。

 

 一見ジョウビタキの♀にも似ているが、翼の小白斑がないのと

尾羽に青みがあるところで見分けられる。

 

 うーん愛嬌たっぷりだ。尤もこのルリビタキ、♀ではなく若い♂の可能性もあるのだが、

如何せん私ごときの観察能力では判別できない。

 

 ところでこの切り株、 野牛の頭に似ていないだろうか

 

 わき道に逸れてばかりはいられないので、山吹の郷を泣く泣く後にして

小根山森林公園へ急いだ。

 山吹の郷から500mばかり登ったところで入り口が見えてきた。

 

 実はここでミヤマホオジロが見られるというので、やってきたのだが……

 管理棟のところにいたカメラマンの人に近況を聞くと、

今年は暖かいせいか、ミヤマホオジロは姿を見せてないという。見られるのは

アトリやヤマガラなどだという。その人によると下の山吹の郷で、2.3日前ミヤマホオジロに

会えたという。そんなことだったら、下でもっと時間をかけて粘ったのに……。

 

 仕方がないので スズカケの路を歩いてみることにした。

 

 

 さまざまな樹種の人工林が続く。標識を読みながら行くと飽きない。

 

 古い看板があった。

 野鳥の森とあるが、野鳥の姿はあまり見かけない。もっともじっくり時間をかけて

回らなければ出会えないのだろう。

 しきりに鳴き声はするので確かにいることはいる。

 

 コースの奥に展望台があった。

 

 展望台からは妙義山の山並みが見える。

 

 このコースは約40分とあるが、アップダウンがあるので結構大変だった。途中数少ない野鳥の鳴き声に

その姿を探したりしたので、一周するのに一時間以上かかってしまった。

 

 時計を見ると既に13時を回っている。どうやらこの辺で帰る時間になったようだ。

 

 久しぶりに日帰りで使った18きっぷだったが、じっくり時間をかける

必要があるバードウォッチングにはあまり向いていないようだ。

 

この辺で。