3月の終わり、まだ雪の残る埼玉県民の森を訪ねた。本当は
芦ヶ久保山の花道に咲くカタクリやアズマイチゲが狙いだったのだが、
雪が残っていて、ほとんどが蕾の状態で花を見ることができなかった。
そこですぐ近くにある県民の森に野鳥を尋ねることにした。
遊歩道には雪が深く残っている。手袋のしてない手が冷たい。
梢に止まっているのはオオマシコ♀、銀世界に僅かに彩りを添えている。
少し羽色の赤みが強いので若鳥の♂なのだろうか
下に餌台があるので、じっと順番待ちをしているようだ。
こちらは今年の冬、大量に現れ大いに楽しませてくれたアトリ。もうすぐ4月になるというのに
まだ渡らずに残っている。
もう夏羽に変り始めている。
梢の下には朽木で作った餌台がある。
同じ餌台の端っこにはオオマシコもいて、アトリを威嚇している。
睨み合いが始まって
空中戦になった。
少し離れたところにいたコガラ
こちらはアトリやオオマシコに遠慮して、雪の上に零れた種を啄んでいた。
お終いは小さな餌台に嵌まり込んでいたカケス
もう少し近くで撮ろうと焦ったら、近くの枝に飛ばれてしまった。