
蓮を見に町田の薬師池公園まで行った(7月5日)のだが、今年はまだ早かったようだ。
一分咲きどころか一厘(全体の1%)咲きほどで、大きな蓮の葉の陰にやっと
咲き出した蓮の花が2,3株見え隠れしていた。
気を取り直して府中市郷土の森公園にある修景池へ。ちょうど見ごろだったようで
カメラマンが数人忙しそうにしていた。
府中市郷土の森公園の修景池は多摩川縁にあり、府中市郷土の森博物館が隣接している。
大賀(おおが)蓮で知られる大賀一郎博士が昭和20年から晩年の昭和40年まで
この府中の地に在住していたということで、園内には博士の胸像が建っている。
池は一周するのに数分しかかからない小さなものだが、37種類の蓮が植えられている。
池の中には環状の鉢が点在し、その中に世界各種の蓮が活けられた花のように咲いている。
「修景」とは自然の美しさを損なわないように景観を整えることの意。
開花したての桜蓮
白い蓮に紅紫色の縁取りのあるのは天竺蓮というらしい
多弁咲きの西湖蓮
池の中央には噴水がある。
蓮の花の美しさに呆然と見入っていたら、蓮の葉の陰にちょこまかと動くものがある。
何とカルガモだ。
すぐ傍には親ガモもいる。
ヘビや猛禽類は都会の公園にはほとんどいないので、カモのとりあえずの天敵はネコとカラスなのだが、
無事生き抜けていけるだろうか。最も無事に大きくなれたとしてもこの手狭な池では
すぐに過密状態になってしまうだろう。その時は隣の多摩川にでも移っていくのだろうか。
この辺で。