ひとりごと

還暦を過ぎた普通の主婦の日常を綴ります
下手だけれど大好きな編み物が中心です。

奈良国立博物館

2013年05月31日 | 拝観


當麻曼荼羅完成1250年記念

特別展 當麻寺-極楽浄土へのあこがれ- に行く



6月2日までの会期で 急かされるような気持ちで行ってきた。

当麻寺には2回行ってるのかな、中之坊の絵天上が心に強く残っている。

一晩で當麻曼荼羅を織り上げた中将姫は藤原不比等の曾孫にあたる。
天平宝字(763)、極楽往生を願って一晩で織り上げたというけれど
折口信夫「死者の書」では
その曼荼羅の材料である蓮の茎…を集める老婆(阿弥陀仏の化身)が登場する。
読んでいるときはちょっと難しかったけれど
当麻寺に行っていろんな伝説の話を聞けば
いくつかの疑問が解けてきたことを思い出す。

そして 肝心の當麻曼荼羅だが本物は会期の後半から文亀本 ? というのに変わっていた。
でも最近のコンピューターにより隅々まで拡大画面になるなど ばっちりの解説です。

この中将姫は29歳で西方浄土に迎えられたそうですが
そのときに迎えにこられたという阿弥陀三尊と二十五菩薩像が私には強く心に残った。
小ぶりだけれどいろんな楽器を持った二十五菩薩像が印象的だった。


雨の奈良公園。
例年より早い梅雨入りに ちょっと戸惑ってます。


私の手仕事

2013年05月28日 | 編物

 先人の言葉に

人はいつ死ぬか分からない、だからいつ死んでもいいという生き方をしなくてはならない

と いうのがあります。

そうは言ってもなかなか死ねないのも現実ではあるけれど
何かあったときのために身辺を簡素にしておくことは大切なことだと思う。

そんな思いで老いを生きていこうと思っているけれど
私の場合・・・たくさんの毛糸の始末がある。

何か編むときはいつも多めに糸を買うので
いつも2玉以上は残り糸として蓄積されている。
ミニマフラーや靴下やリストウォーマーなどに形が変わるものもあるけれど
捨てられない症候群ゆえに在庫は増える一方だ。



ミニミニソックスをストラップ風に編んだけれど、こんなのはいくらの消費にもならない。


100均で買った麻糸に残り糸をあしらってます。


編むのも好きだけど、最近はほどく事も楽しくて。


そして はぎれ もたくさんあるんですよね。
これは編物の合い間にちくちくとヨーヨーキルトを作ってます。
のれん にでもするつもりです。

シニアグラスを強い相棒にして毎日手仕事を楽しんでいます。









伊勢志摩

2013年05月25日 | 旅行

 今まで 何度も伊勢志摩に旅行しているが
どうしたことか 伊勢神宮に参拝した記憶がない。

合歓の里にもスペイン村にもそして鳥羽にも二見の夫婦岩にも行っていて
それらはちゃんと記憶があるのだから
伊勢神宮だけ記憶が欠落していることもないだろうし
やっぱり参拝していないのだろう。。。
何て不信心なことだろう。

というわけで 今回はちゃんとお参りしてきました。
今年は20年に一度の式年遷宮の年にあたっていて
平日なのに結構な人出でした。


心配していた玉砂利の参拝道も苦ではなくて助かりました。

翌日は エスペランサという海賊船でのクルージングを楽しんだ。
とてもいいお天気だから 海も穏やかで海風が気持ち良かった。





そして そして 近鉄観光特急 "しまかぜ ” にも乗れた♪



指定席が先頭車両だったので 運転席からの展望も楽しめた。

うん!!  一泊だけだったけど いい旅行だったわ♪









帽子(Mさんの叔母さん用)

2013年05月15日 | 編物

 歴史教室の友達からニットの帽子を編んでほしいと頼まれた。

叔母さんが病気療養中で髪が抜けるので帽子が必要になったらしい。
その友達のご両親はどちらも急逝されていて
「私は父も母も看病させてもらえなかった」と 常々言っているので
叔母さんの看病には少々思い入れがあるようだ。


これは春秋用。


こちらは綿糸で編んだ夏用。

藤色が大好きということで選んだ糸で、どちらも叔母さんに喜んでいただけたようで私もホッとしました。


↓ ついでと言うわけではありませが その友達にもコットンの帽子をプレゼントしました。


彼女にとても良く似合っていました♪

2013年05月07日 | 
 


 花 

                川崎 洋


花の名だけは 知っていて
花そのものは 知らない
そんな花があります

愛という字は
よく知っているのですが
そして
愛そのものも
知っているつもりだけれど

降るような花の下を行くと
いったい
何を知っているのか
と 急に思います




私の大好きな詩です。



静かに移ろう季節の中にいると ちっぽけな自分にタメ息をつく日々も多い。
そんな時は ほんとうに野の花に慰められる。。。

 
1ヶ月前の画像ですが。
今は綿毛になって自由に広い空の下で舞っていることでしょう。