4/03 金曜日 ・・・明日からは?? どうなの・・・?? 東京から発信です。
・・・好きなウィスキーの銘柄・・・ブレンディット・ウィスキーである。
1882年にウィリアム=アンダーソンは自身でブレンドした100の樽を用意し、どれが美味しいか専門家を集めました。その中で69番目の樽(Cask=Vat)が最良であると判断されて「69番目の樽(バット)」のブランド名で販売を始めました。ウイスキーはポートワインのボトルに詰めることにしました。
1884年にサンダーソンはグレンギリー(Glengarioch)蒸留所を買収しました。グレンギリー蒸留所は麦畑に囲まれた場所に位置しており、グレーンウイスキーを調達するのが目的でした。
1877年にグレーンウイスキー業者6社が設立したDCL社(現・ディアジオ)がとても強いシェアと影響力を誇っている時代だったので常に新商品を市場に投入しなくてはいけなくなりました。そこでサンダーソンはアッシャー(Usher)とベル(Bell)と共にグレーンウイスキーを生産するために会社を設立しました。今日でもノース・ブリティッシュ蒸留所は存在しています。
サンダーソンはバット69のブレンドに欠かせないモルトウイスキーを友人であるジョン=ベッグ(John Begg)が所有しているロイヤル・ロッホナガー蒸留所から供給を受けることになりました。ベッグが亡くなった後、サンダーソンはベッグの蒸留所の所長になり、1933年にサンダーソン社はブース(Booth)の所有する蒸留所と合併し、1935年にもう一度、今度はDCL(現ディアジオ社)グルーブと合併となりました。
香りは割と大人しくて上品な梨を思わせます。香りの強さでいうとグランツはグラスに注いだ瞬間にシダーを思わせる香りが広がるので同じ価格帯で共に評価がよいブレンデッドウイスキーでも全く個性が違うところがウイスキーの面白いところです。