FP(ファイナンシャルプランナー)に無料相談できる機会がありました。
って私もFPですけど。
仕事は普通の事務員でFPとして活動していないし、資格を取ったのももう何年も前なのでいろいろ忘れています。
無料ならと一度自分の保険や金融資産について見てもらうことにしました。
FPであるという素性は隠して…
まずは資料の準備。
・年金定期便
・住宅ローン支払い通知書
・保険証券
・保有金融機関商品がわかるもの
などを用意してくださいと言われました。
ゴソゴソ探して、今はWeb通知のものもあるのでプリントアウトしたり、バラバラしていたのでこの際わかりやすくファイルにまとめました。
あと、言われなかったけど収入と支出がわかるものがあった方がいいですよね。
家計簿は一応つけていましたが、年間でまとめたことはなかったのでそれもやりました。
→「2021年家計簿をまとめてみたら…」
私が訊きたかったことは、
・保険は現状の内容でいいか
・預貯金は現状のペースでいいか
・老後資金について
などです。
まず、保険について。
いくつか保険に加入していますが、ちょっとテコ入れした方がいいとのこと。
医療保障が私は掛け捨ての定期ばかり加入していて80才で保障が切れてしまいます。
今は寿命が延びているので90才、はたまた100才まで生きたらどうしますかと言われてしまいました。
え~そんなに生きるかなぁ。
長生きしても80才ぐらいじゃない?と思っていますが、日本の女性の平均寿命は87.74才だそうで、確かに私の両親も80代半ばですがまだ元気です。
まぁねぇ。
実は少し気になっていたんですよ。
自分でも終身医療に変えた方がいいと思っていたんですが、現在通院して薬を飲んでいます。
なので加入できる保険は限られていて、引受基準緩和型となります。
通常の保険と比べて保険料が割高になっちゃうんですよ。
高い保険料を掛け捨てするなら、その分預貯金しておけばいいんじゃないかと思っていたんです。
75才以上は医療費は1割負担だし、高額療養費制度もあって一定額以上は払い戻しされるので、預貯金で賄えるんじゃないかなーと。
うんうんそうですね、預貯金がしっかりあればそれでも大丈夫ですよ、とFPさん。
「あれば」ですよね…
私は独身なので、要介護になったらどうしますかとも言われました。
えーと、そうなったら預貯金で施設に入って…
施設もピンキリですからね、快適な施設はそれなりの金額ですよ、預貯金がしっかりあれば大丈夫ですけどね、とFPさん。
「あれば」ですね…
その預貯金ですが、もったいないと言われました。
せっかく毎月コツコツやっているけど、積立定期など金利がほぼゼロに近いものに入れている分があって、これじゃ増えませんよと。
でも旅行に行く時や家電を買い替える時などにすぐに引き出せるようにそうしているんですと私が言うと、それらの費用は今まで貯まった分を使うことにして、これからはもっと投資に回した方がいいと言われました。
なるほどね。
それもそうか。
老後資金は退職金と年金だけでは不安があります。
住宅ローン完済予定が定年を超えているので、退職金で一括返済する予定だし。
旅行に行かなければ、細々となんとか生活できそうだけど、せっかく時間ができるんだから行きたいですよねー。
できれば長期で旅行したいです。
ロングステイってやつですね。
そうやって老後を楽しむためにはもっと金融資産を増やしておいた方が安心です。
相談したFPさんは自分でも投資や投機をやっていていろいろ面白い話をしてくれました。
株が紙切れになって大損した話とか。
私は今のところ投資信託しかやっていないけど、株も始めてみたいと思っていて口座だけは開設済みです。
で、結局私が訊きたかった保険・預貯金・老後資金をトータルで見てのアドバイスは、
・医療保障は貯蓄型終身医療保険に変更する。
・死亡保障は運用型の満期金タイプにする。
でした。
先に述べた通り持病があるため引受緩和型保険となり保険料が少し高いのがネックです。
しかしどちらも掛け捨てではないので老後に受け取れるお金があります。
ただし運用型の方は成果が良ければリターンも大きいけど、成果が悪ければ元本を下回るリスクもあります。
今にして思うと、もっと若くて病気もしていない時にそれなりの保険に入っておけば良かったなと思うけど、その頃は保険なんてよくわからないし必要性も感じてなかったんですよね。
生涯独身かどうかもわからなかったし。
結婚していれば配偶者と保険どうする?老後大丈夫かな?と相談できるけど、ひとりですからね。
今回FPに相談してみて、とりあえず自分のライフプランを客観的に見つめ直すいい機会となりました。
アドバイスはもらったけどそれが正解なわけではないので、最終的には自分の考えで保険を切り替えるのか投資を増やすのか決めたいと思います。