チュニジアとモロッコ16日間の旅にかかった費用の総額は、
約34万円でした~
航空券(成田→チュニス、カサブランカ→成田) …175,000円
航空券(チュニス→カサブランカ) …30,000円
交通費(日本) …22,000円
交通費(現地) …6,000円
宿泊費 …57,000円
砂漠ツアー代(チュニジア) …66,000円
砂漠ツアー代(モロッコ) …99,000円
食費 …17,000円
観光費 …3,000円
土産代 …25,000円
雑費 …14,000円
あれ?足すと51万円になりますねぇ。
なのに34万円とは???
実は今回は旅行クーポン券があったんです~
175,000円分。
我が社には勤続25周年を迎えた社員には
旅行券がもらえるというすばらしい制度があります。
地道にコツコツと働いた社員に、
慰労の意味で旅行でも行ってきなさいという粋な計らいです。
私もイヤなこともツライことも我慢しながら
25年間なんとか勤めてきたおかげで旅行券がいただけたわけです。
ありがたやありがたや
砂漠ツアーを安いところにすれば、
総額20万円ぐらいで行けたかもしれません。
でもご褒美的な意味合いの旅行券だったので、
旅行券を使って安く済ますというよりは、
旅行券の分、贅沢をしたいと思いました。
そこで砂漠ツアーをいいお値段のする
プライベートツアーにしたのでした~。
自費だけだったらもう少し安いツアーにしたでしょう。
チュニジアとモロッコは昔から行きたかったのですが
行きたかったからこそ、記念のタイミングでと
あえて今回まで待ちました。
出発の1ヵ月前にチュニジアでテロが起こってしまい、
一瞬考えましたがすぐに行くことを決意。
ひとり旅ですからひとりで決断して何かあっても
自己責任と覚悟を決めて出かけました。
結果、何事もなく無事で良かったです。
あくまでも結果論ですけど。
帰国後また1ヵ月後にテロが起きましたし。
ただラッキーだっただけなんですよね。
そんなイチかバチかのような旅行でしたが
チュニジアに行って良かったと思っています。
行かなかったらテロの印象だけの国になってしまうところでした。
人はみんな本当に優しかったです。
男性もですが女性からも多く声をかけられました。
写真を自撮りしていると「撮りましょうか?」
ガイドブックを見ながら歩いていると「どこへ行きたいの?」など。
そして最後には「Welcome to Tunisia」
「こんな時期にチュニジアへ観光に来てくれて本当にありがとう」と。
心から言っているのが伝わってきました。
チュニジアはテロによって観光客が激減してしまいました。
チュニジア経済における観光業の割合は
15~6%を占めているそうです。
テロの後、ほとんどの人は旅行をキャンセルして
私のように強行した人はごく一部でしょう。
事実、観光地は閑古鳥が鳴いていて
観光客の姿はほとんどありませんでした。
テロによる2015年度の観光業の損失は5億ドル(約600億円)以上と
言われています。
観光名所はたくさんあるし、食べ物も美味しいし、
先に述べたように人も優しい。
治安も私が訪れた時は安全と言ってもいいくらいでした。
本当にテロさえなければ。。。
テロはモロッコにも影響を与えたようです。
観光客も多く、それなりににぎわっていましたが、
あくまでもチュニジアと比べての話。
テロ前より観光客の数は減っているそうです。
モロッコも見どころ満載でした~。
どこが一番とは決められないくらいどこも良かったです。
エル・ケラア・ムグナのような小さな村も、
マラケシュのような大きな都市も、
それぞれに魅力がありましたね~。
まだまだ行っていなくて行きたい町がいくつかあります。
またモロッコに行く機会があったら、
今度はフェズを基点に北部の町を周るのもいいなぁ~
食べ物はどちらの国も美味しかったのですが、
個人的好みではチュニジアです。
どちらかというと肉より野菜派なんですよ。
チュニジアの方が野菜料理が多かったので。
クスクスはダメでした…
なんだろう。
あのパサパサ感がニガテなのかな。
お腹は壊さず体調はすこぶる良かったです
英語はあまり通じないと聞いていました。
確かに宿でもフロント係は英語が話せますが
それ以外のスタッフはアラビア語かフランス語でした。
買い物やタクシーはどうなんでしょう。
せっかくフランス語を習っているので、
こちらからフランス語で話すようにしていたので。
話せるのは簡単なお決まりフレーズだけですけどね。
あと、ドライバーさんや宿のスタッフから
都度簡単なアラビア語も教えてもらったので、
挨拶、自己紹介やちょっとした感想ぐらいは言えるようになりました。
フランス語はこの旅行のために個人レッスンを始めましたが、
せっかく少し覚えてきたのでこれからも続けることにしました。
フランスやベルギーなどフランス語圏はすでに行っているので
今後フランス語が役立つことがあるかどうかわかりませんが…
語学を勉強するのは好きみたいなんですよ。
他の習い事は続かないんですが
そうそう。
重要なことを忘れてはいけません。
「同じサハラ砂漠でもチュニジア側とモロッコ側で砂は違うのか」
今回の旅のテーマでしたね~
結果は…
「違います!」
並べると明らかですね。
どちらもサラッサラなんですが、
チュニジアの方が粒子がより細かいです。
採取した場所にもよるかもしれませんので、
あくまでも私が訪れた場所では、ということで。
色も違います。
光の加減であまりわからないかもしれませんが、
チュニジアは黄色っぽくて、モロッコは赤っぽいです。
砂漠はつながっているんですけどね~
広いですから場所によって土に含まれる成分が違うのでしょう。
おもしろいですね。
自分への良いお土産になりました
勤続25周年の記念の旅。
16日間と過去最長の旅。
初のアフリカ大陸の旅。
直前にテロのあった国への旅。
いろいろ意味のある旅でしたが、私の旅はまだまだ続きます。
次回の旅でも今回以上に思い出ができるといいなぁ