眼力Blog

反日国の動向をウォッチしています。
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上海株急落、6・4%安

2015年06月20日 | 中国情勢

2、3年前のものだけど、ネットでこんな記事を見つけた。

  >とうとう、中国バブル崩壊か!
 >関連株への投資は避けるべし!


記事の主は広瀬 隆雄氏

中国投資について的確なアドバイスを出していた。

それが今現在、投資家への忠告としてぴったりなんだから驚く。

日付はと見れば、これがなんと 2012年8月27日公開(2013年2月6日更新)となっている。

12年に予測してみたものの、一向にバブルがはじけた気配を見せないためか、13年に記事を更新している。

半年後、今度こそと思ったのだろうが、それからもぐずぐずしていて一向に弾けたとはならない。

逆にこの時期に買いを推奨していたら、投資家は大儲けだったことになる(わらい

時期がずれてしまうと、投資の結果が逆目になってしまうことがあるものだ。

12年に「もう昔のような好景気には、戻れない」という冴えない状況の長期化の事を「ニューノーマル」と表現する投資家もいます。と既にこの時に中国政府が今始めようとしているニューノーマルを見据えていた。

それが、今年に入ってとうとう中国政府自身、経済政策運営の基本方針が「新常態」(ニューノーマル)と言い出した。

昨年8月、人民日報に3日連続で「新常態」(ニューノーマル)に関する評論が掲載された。

それ以降、「新常態」は中国の経済政策運営の基本方針を表す表現として定着した。

昨年12月に開催された中央経済工作会議において、「新常態(ニューノーマル)」は、次のように説明された。

(1)高速成長から中高速成長への転換

(2)成長率重視型の粗放型成長モデルから成長の質・効率重視の集約型成長モデルへの転換

(3)供給能力拡大重視型経済構造から供給能力適正化重視型経済構造への転換

(4)伝統的経済発展推進力から新型経済発展推進力への転換

このように説明されても、具体的にどうするのか一向に要領を得ていない。

3年前の広瀬氏の表現の方がずっと分かりやすい。

別にこれ以上「新常態」を議論する必要もないし、中国政府自身「新常態」をどのように理解しているのかも定かではない。

さて、金曜日の上海市場では再び上海株が6%以上急落した。

前月にも6.5%も急落したが、一度有ることは二度ある。

そして、二度あることは三度あると言われるから、これは投資家には要注意だ。

>上海株急落、6・4%安
2015.06.19  zakzak

 上海株式市場で19日、代表的な指数である総合指数の終値が前日比6・41%安の4478・36となり、大幅続落した。

 市場関係者によると、相場は過熱気味との警戒感から売りが膨らみ、ほぼ全面安となった。当局が株購入のための融資に対する規制を強化するとの見方が広がったことも売りを誘った。(共同)

http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20150619/ecn1506191935011-n1.htm
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上海株は低迷していたのだが、昨年秋ごろから鎌首をもたげ出し、今年前半期は一本調子の爆上げとなっていた。

あれよあれよという間に5000ポイントの大台をクリアした。

6月8日5400ポイントをつけたが、どうやらそこがピーク15日は5000ポイント、そして今日19日の終値は4478ポイントまで急降下。

10日で1割以上もぶっ飛んだことになる。

中国政府が言うところの「新常態」へ政策の舵を切っているのだから、株だけがバブルで踊っていられるはずはないか。

株バブルもこれをきっかけに本格的に弾け、昨年夏前ごろの2000ポイント台まで急落する他ないのでは。

そこらあたりで止まればいいが、他の経済・金融政策でも行き詰ってしまっている今の中国では、底値を見極めるのはちと難しくなりそう。

但し中国は本当の意味での資本主義ではない、独裁体制に管理された資本主義経済は予測が得てして外れてしまう。

しかし、外れたからといって中国の経済環境が劇的に好転するはずはないから、悪い状況を膨らましながら先延ばししているだけに過ぎない。

バブルは大きくなればなるほど破裂したときの衝撃も大きくなる。