岸田外務大臣「日韓がともに協力し実現した。これは喜ぶべきことだ」
韓国の外相は、これで身の保全をはかったわけだけども、そんなことは６月の日韓協議後の韓国側報道をチェックしていれば、当日蒸し返されることは分かるはず。
日本のマスコミは、自分たちのイデオロギーと合致する都合のいい韓国側のニュースは日本でも報道するが、一転韓国側に不利となるようなことは一切報道しない自由を行使する。
それであっても一般国民ではない外務省が、韓国側の動静をチェックもしていないはずはない。（そう思うが、そうでもないのか）
韓国側の動静を知っていれば、今日に至る前に再協議がおこなわれいてもおかしくは無かった。
それすらもせず、登録当日韓国側の策略にまんまと嵌る失態を犯した外務省。
岸田外相よ これが喜ぶべきことなのか。
＞一部に「意思に反して」連れてこられた朝鮮労働者、日本認める 韓国は23施設に反対せず
2015.7.6 00:13 産経ニュース
【ボン＝宮下日出男、ソウル＝藤本欣也】ドイツ西部ボンで開催中の国連教育科学文化機関（ユネスコ）の世界遺産委員会は５日午後（日本時間同日夜）、「明治日本の産業革命遺産」（福岡など８県２３施設）を世界文化遺産に登録することを全会一致で決めた。日本は登録施設の一部において、「意思に反して」連れてこられた朝鮮半島出身者らがいたと認めた上で、犠牲を記憶する施設を設ける考えを示した。韓国は登録に反対せず、日本が表明したことを履行するよう求めた。
登録は「富士山」（山梨、静岡）、「富岡製糸場と絹産業遺産群」（群馬）に続いて３年連続。日本の世界遺産は文化１５件、自然４件の計１９件となる。
日本側は登録施設の一部で１９４０年代、「意思に反して連れて来られ、厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者等がいた」とし、「（日本政府が）第二次世界大戦中に徴用政策を実施していたことについて理解できるような措置を講じる」と述べた。具体的には「情報センター」を設置する意向を示している。
韓国の尹炳世（ユン・ビョンセ）外相は登録決定後の５日夜、ソウルの外務省で記者会見を開き、「私たちの正当な憂慮が忠実に反映される形で決定されたことを喜ばしく考えている」と語った。
産業革命遺産は「軍艦島」の通称で知られる端島炭坑（長崎市）など、１９世紀半ばから２０世紀初頭にかけて日本の近代化を牽引（けんいん）した重工業の施設で構成されている。審査は日韓の調整が難航し、４日午後の予定が５日に先送りされた。
日本政府は来年、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」（長崎、熊本）の世界文化遺産登録も目指している。
http://www.sankei.com/world/news/150706/wor1507060003-n1.html
日韓が合意して登録できましたと。怒””
外務省は、日本人がみんな喜んでいると勘違いするんじゃない！
尹韓国外相は、「私たちの正当な憂慮が忠実に反映される形で決定されたことを喜ばしく考えている」
ふざけやがって！
日本も韓国のやったように、日本側の歴史の事実を正確に書き記してやればいい。
事実を事実として記載することに何のためらいがあるものか。
「明治日本の産業革命遺産」（福岡など８県２３施設）の登録に、韓国側か勝手な言い掛かりをつけ反対した。
既にイコモスからの登録勧告を受けた日本は、韓国の反対など省みることなく、投票に持ち込んでも登録できると思っていたはずなんだ。
それは菅官房長官が、韓国から文句をつけられている「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録について、「日本側の考えに変わりはない」と、一貫して韓国の協議の主張を退けていたことでも分かる。
ところが、外務省は急に韓国側の協議要請を受け入れ東京で協議となった。
岸田外務相は協議後の記者会見で「日韓双方が歩み寄ることで合意」したと。
ところが内容なんてなにもない、こんないい加減な玉虫色のどうとでも取れる内容の合意ではすぐまた韓国が蒸し返す。
そう思っていたら、日韓協議後、韓国外相がまだ在京中韓国の記者との会見で、
――日本の世界文化遺産登録推進問題は
「両国が協力し、両国が申請した遺産の登録のため、共に協力していくことで一致した。こうした良い協力例を通じ、ほかの問題でも前向きな方向で進むことを期待し、両国外交当局間で引き続き協議することにした」
――登録で協力するということは韓国が賛成するとの意味か
「これまで韓国が示してきた立場をみれば、今回の発言が何を意味するのか理解できるはずだ」
――強制徴用に関する内容を日本側が反映するのか
「それについては近いうちに具体的に説明する機会があるだろう」
――日本が強制徴用問題を反映し、その事実を伝えることに同意したとみていいのか
「両国が責任ある委員国として協力することにしたため、近いうちに首席代表間協議が開かれれば具体的な内容を説明できるだろう」
――世界文化遺産登録をめぐる３回目協議はいつ開催するのか
「近いうちに開催する可能性がある。日程が決まれば発表する」
日韓外相会談で合意したはずなのに、韓国外相の発言では日韓外相会談前となんら韓国の態度は変わっていないことが読み取れる。
韓国外相は協議で合意はしたけど、韓国の言い分はこれからもすると言っていることは、実際は問題解決は成っていないということ。
韓国人記者への会見だし、記者たちに当日になったら面白いこと起きるよと示唆しているような会見じゃないか。
日本国内でしているこの会見を、外務省が知らないはずはない。
韓国外相の真意を読み取れない外務省や岸田外務相では、まともな（国益を守る）外交など出来る能力も資格もないということだ。
岸田外務相は４日夜、斎木昭隆外務事務次官ら外務省幹部を同省内に集め対応を協議した席で、幹部の１人は「なぜ韓国側がこういう対応をするのか理解しかねる」と語った。
一時が万事、外務省の対応はこんなもんなんだ。
外交を相手国と友好関係維持だけを優先、そのためにはいつも相手側の主張に配慮する。
国益を守るという外交の基本理念が根本から欠落している。
これでは嘘を国家理念にしている韓国にはいいように弄ばされるだけだ。
呆れてものが言えない。
改めて思うけど事なかれのきわみ岸田外相は責任とって外相辞めろ。
外務省の職員は１０年ぐらい掛けて総入れ替えすべきだよ。
これからもこんな無様な外交されるのでは国民の方が耐えられない。
結局登録がおじゃんになるのを恐れた日本の外務省が、韓国側の要求を呑んで落着したということだ。
こんな屈辱的な外交されていたのでは国民は堪ったもんじゃない。
チキンな交渉に韓国が勝ったというより、日本の外務省が鼻からヘタレていたというだけのこと。
こんなもの外交なんてもんじゃないよ。
日本は今回投票に持ち込むべきだった、それこそが外務省の失態を少しでも補う手段だったはず。
投票結果で今回登録がダメになっても日本としてはそれでもよかったはずだ。
そうなって都合悪いと思うのは外務省だけだ。
国益を守るということは相手の理不尽な要求をはねつけることなんだ。
無体な横車を押したのは韓国だし、今後の日韓関係を正常化する意味でも、日本が毅然と韓国の横車をはね除ける意味は計り知れないものだ。
ユネスコへの登録は改めてし直せばいいじゃないか。
「明治日本の産業革命遺産」の登録申請は、間違ったことをしているわけではないのだから。
そのときにも、まだ韓国が反対するならしてみればいい。
そんなことをまだやるような国とは友好関係など、どだい無理というものだ。
その時こそ、日本は韓国を無視すれば良いだけのこと。
参考記事
韓日外相会談「率直かつ建設的だった」 韓国長官が会見 ＝聯合ニュース
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2015/06/21/0200000000AJP20150621002300882.HTML
外務省で幹部が協議 「韓国の対応、理解しかねる」
http://www.sankei.com/politics/news/150705/plt1507050005-n1.html