○カッパドキアに着いて、宿を探し、気球ツアーを申し込む
ちょいちょい寝ては起きてを繰りかえしつつ、時間通り8時半くらいにはカッパドキアに着いた。
カッパドキアと言っても、カッパドキアは都市の名前ではない、地域の名前なのだ。
カッパドキアはべらぼうに広く、例えて言うなら東京23区はすっぽり入るくらいの広さはあると思う。
カッパドキアは言わば東京都みたいな一都道府県の名前で、その中に色んな街があるので、まずはその拠点とする街を決めなければならない。
自分は、「ギョレメ」という街を起点にしたので、バスはそこに着いたのであった。
ギョレメに着いてバスを降りてすぐに、そこら中奇岩が乱立していて、結構その光景に驚かされる。
カッパドキアに来たんだな~ってすぐに実感した。
ギョレメに着いたのはいいのだが、今日泊まる宿を予約していなかったので、まずはその宿探しから始まった。
トルコの帰省・観光シーズンのこの時期なので、さすがに宿は予約しておくのが当たり前だろう。しかし、チケットを取っただけで満足していて、宿の事ををうっかり忘れていた。やべっ!宿取らなきゃと思ったのはバスに乗る直前だった。
ギョレメに着いた
ギョレメの道
奇岩が多い
そんなんで明日泊まる宿はあるのかと不安を抱えつつバスに乗っていたのでした。
そんなんで、アゴラで借りてきた地球の歩き方を見ながら、ドミトリーのある安宿に行って、空きはあるか聞いてみた。
初めての街なので色々さまよいながら4軒くらい回ったが、どこも空きは無いとの事。まあ当たり前か・・・
でも1軒だけ、今日シングルルームなら空いてるよという宿があった。料金は45ユーロ、日本円にして約6000円。恐ろしく高い・・・
まあ本当に宿が見つからなかったらそこでもいいかと思い。最後に旅行代理店に聞いてみるかと思って、最初にバスが着いたオトガルに戻り、その周りの旅行代理店を当たってみた。
最初に声をかけてきたのが、「HIRO TOUR TRAVEL AGENCY」という旅行代理店のおっちゃんだった。
おっちゃんは胸毛がすごく、Yシャツからはみ出ていた。でも白髪の胸毛だったのでなぜかかっこ良かった。そしてどことなくトミー・リー・ジョーンズに似ていた。
この旅行代理店、なんか日本人をメインに扱っているらしい、ヒロというのは日本人の名前だよと言ってきた。このどう見ても欧米人のおっちゃんがヒロという名前なのだろうか?そこは聞けなかったのだが。
そして彼に今日泊まるホテルは無いかと聞くと、ぽちぽちと電話し、あるよ。とすぐにホテルを探してくれた。
1泊10ユーロ。恐ろしく安い。てかそんな安い宿が今の時期空いているもんなんだ・・・と思った。
でもパンフレットを見た所、結構きれいそうだったのでそこにした。
さらにおっちゃんは気球のツアーを勧めてきた。いくら?と聞いたら、普段は150ユーロなんだけど、今回は100ユーロにしてあげるよと言われた。
てか気球ツアー恐ろしく高いな!と思ったが、その値引き額もかなり割引していて、本当に大丈夫かいな?と思った。
とりあえずネットで相場を調べてから返事しようと思い、また後で回答するにしてもらって、まずは宿に連れて行ってもらった。
なんと15分後くらいに宿のスタッフが迎えにきてくれるというので、代理店で待って、普通に車で宿まで向かった。
そんな安い宿でこんなサービス本当にいいんですか?と疑心暗鬼感を隠せなかった。
そんなんで、着いた宿は、「The Dorm Cave」という宿で、オトガルから徒歩10分くらいのアクセスが良い所だった。
それも名前の通り、ドミトリーが洞窟をくり抜いた所にあり、かなり雰囲気があってオシャレだった。
洞窟の宿
宿の近くの一角
いぬ
本当にこんなキレイな所が10ユーロ?と確認したが、スタッフのお兄ちゃんはそうだよと言っていた。
ちなみにこのスタッフのお兄ちゃん。自分が日本人と分かると、「ジャパニーズ」とか「ジャポン」とか言ってきて、何かと、「ジャポン、ハウアーユー?」とか聞いてくるなんか気さくな兄ちゃんであった。
それも何か質問されて答えるとまず「オーマイガー」と連発する、本当につかみ所のない人であった。そしてちょっとネイマールに似ていた。
イスタンブールのオトガルの兄ちゃんといい、トルコ人ななんか気さくな人が多い。
ちなみにこの宿、韓国人宿らしく、自分以外はほぼ韓国人で、若干中国人もいたが日本人の宿泊客は自分一人だった。
そんなんでちょいちょい絡んでくるのは日本人がめずらしいからなのだろうか?兄ちゃんにちょいちょい絡まれていた。
そんなんで、宿が決まってまずは一安心。問題が一つクリアされた。
その後、シャワーを浴び、さっぱりした後、今ごろ同じようにカッパドキアに着いているシンさんにFacebookで連絡をした。が、返事はしばらく帰ってこなかった。
ネットで調べた所、気球のツアーは100ユーロから160ユーロくらいの相場らしく、旅行代理店のおっちゃんが言っていた値段はかなりお得だったので、自分は先にオトガルに行って気球ツアーを申し込む事にした。ちなみにシンさんはお金がないので、一緒に行動するのは今日だけという事になっていた。
んであの旅行代理店に行ったが、あのおっちゃんがいない。外にいるのかなと思ってトミー似のおっちゃんを探したが、同じようなおっちゃんが結構外にいるので顔が思い出せなかった。しかしYシャツからはみ出た胸毛を見て彼を判別する事ができた。
んで彼に速攻で気球ツアーを申し込んだ。
やはりあまり公には出来ない価格らしく、1枚目のレシートには150ユーロと書き、下の自分にくれる複写のレシートには100ユーロと書いて、見事100ユーロでの申し込みが出来たのだった。このおっちゃんなかなかやるなあと感心した。おっちゃんはその後、他の旅行者とは価格の話はしないでねと口止めをしてきた。
ちなみに100ユーロは280トルコリラ、日本円で約14000円。やはりかなり高い、がカッパドキア来たらやっぱりやっておくしかないなと思って申し込んだのだった。
○バスのチケットをゲットする
そんなんで明日の気球ツアーは決まった。
んでオトガルにいるので、次は明日カッパドキアを離れるバスの予約をしようと思い。次の目的地、「カシュ」という所のチケットを探す事にした。
ちなみにカシュは小さな街なので、「アンタルヤ」という所のチケットを買い、そこを経由して向かう必要があった。
そんなんで、アンタルヤ行きのチケットを探すが、バス会社の方が調べた後で「フル」と言われ、どこも満席なのであった。
てか、ここからアンタルヤも旅行シーズンかい!と思って、これまた予想外の展開に困ってしまった。というか自分の無計画が今までの問題を引き起こしているのではあるが・・・
アンタルヤはトルコの一大リゾート地で、夏は各地から旅行者が詰めかけるらしい。そりゃあ混みますわな・・・
でも自分はアンタルヤはあくまで経由地で、その先のカシュに行きたいのだった。
旅行代理店のおっちゃんに相談すると、アンタルヤに行きたいんなら、その手前に「コンヤ」って街があるから、そこまで行けばアンタルヤ行きのバス会社がいっぱいあるから、そこに行くといいよと言われた。
このおっちゃん、本当にやさしい、、、インドを離れてここトルコの人のやさしさに本当に感動しました。
そんなんでコンヤに行くバスを探すも、どこのバス会社でも「フル」と言われた。
「フル」の発音だが、「フ」を強く発音し、「ル」はほぼ発音しないので、厳密には「フ(ル)」みたいな発音になる。
そんなんで、バス会社の人の回答の「フ」を聞いた時点で、そうですか・・・と悲しく後にするのであった。
その後、どうしようかと近くの喫茶店でwifiをつないで色々思案に暮れていた。
そんな中、シンさんからの連絡が来る。
10時半頃に今やっと宿に着いたらしい。んでその後、自分が今いる喫茶店で合流した。
聞くと、バスが来なくて一旦は運行しないと言われたが、その後待ってたら何とか3時間遅れくらいに運行する事が決まって、今やっと着いたらしい。結構散々だなと思った。彼のバス会社はトルコでも一番大きいと思われる「METRO」という会社だった。
大手でも色々サービスが悪かったり、USBから充電できなかったりと、結構散々なバスだったらしい。
そんなんで、シンさんと色々話し合って、今日はレンタルバイクでカッパドキアのレッドラインという所を回る事にした。
カッパドキアには、3つの大きな観光エリアがあって、それぞれレッドライン、ブルーライン、グリーンラインと名前がついてある。
その中でもレッドラインが一番範囲が狭く、奇岩がたくさん見れるオーソドックスな観光エリアなので、今日はそこを見る事にしたのだった。
んでレンタルバイク屋さんに行ってみる。
話を聞くと、4時間、6時間、8時間と時間で値段が変わるらしく、レッドラインを周るには6時間が最低必要との事。
なので、6時間のレンタルを申込み、またカッパドキアではサンセットを見るのもとても素敵らしいので、それも見る事にした。
日の入り時間は今日は20時頃らしいので、逆算して14時半からレンタルをする事にした。ちなみに6時間で55リラだった。
そんなんで、14時にまたここのレンタルバイク屋で待ち合わせする事にし、一旦解散した。
その後、自分は明日のバス会社のチケットをどうしようかと思案の続きを暮れていた。
アゴラから借りてきた地球の歩き方を見ると、アンタルヤの他に、「フェティエ」という街からもカシュ行きのバスが出ているとの事。
そんなんで、フェティエ行きのバスがあるかを改めて聞いて行く事にした。
そんなんで、「METRO」の会社に当たってみたら、案の定フ(ル)と言われるかと思いきや、なんと今ちょうど空きが出たとの事。
マジか!と思い、スタッフの人に急かされながらすぐに申し込んだ。
渡りに舟とはまさにこのことだ。なんか色々ツイているような気もしないでもない。そして料金は70ユーロ。思った以上に高くてびっくりした。イスタンブール行きと同じ料金じゃないかよと思った。
まあでも最大手のMETROだから仕方ないかと思って、チケットが見つかっただけでも良しとする事にした。
○レッドライン観光をする
いったん宿に戻り、一休みし、14時にレンタルバイク屋で待ち合わせをした。
そんで色々説明を聞き、バイクを借り、いざ、レッドラインの観光に行く事にした!
ちなみにバイクをタンデムで乗り、周ることになった。一応自分が運転手を担当し、シンさんはナビをする事になった。
そんなんでちょこっと走り出したが、タンデムではあまり運転した事がなく、そして慣れないバイクとあまり舗装のよろしくない道路で、運転は結構怖かった。なので、本当に安全第一でゆっくり運転していった。
記念撮影!(これには乗っていない)
タンデム!
奇岩!
奇岩!奇岩!
記念撮影
記念撮影2
地形がスゴい
奇岩の群れ
でもバイクで走り始めたが、とても気持ちが良かった。周りは奇岩だらけで今までに見た事の無い光景が広がっていて、ちょっと丘を越えるとまた違う奇岩が目の前に現れる。本当になんだここは?という程の大地だった。
ちょいちょいバイクを止め、そこらの丘に登っては色々写真を撮っていた。
途中道を間違えちゃった事に気づくも、何とか修正し、キノコ岩で有名な場所や、ローズバレーというピンク色に染まった谷や、ラクダ岩、そして三姉妹の岩という有名所を次々に見て行った。
キノコ岩
キノコ岩その2
ラクダ岩
三姉妹の岩
絶景!
てかレッドライン、カッパドキアで一番狭い範囲の観光コースではあるのだが、とてつもなく広い!!
普通にバイクで走っても名所から名所まで10分とか、20分とかかかる距離にあった。それもその間には信号が無いので、ひたすら走ってその時間だった。
カッパドキアではレンタサイクルも出来たりするのだが、自転車を借りたら本当にレッドラインでも一日はかかる気がする。てか徒歩で観光するなんて問題外である。
東京で言えば足立区、北区、荒川区、台東区、葛飾区、江戸川区辺りをまとめた広さでしょうか?
これがカッパドキアの一番狭いエリアです。一番広いエリアのグリーンラインだったら、縦だけで足立区から大田区を超えて神奈川県に入る当たりの距離まである気がする。
そんなんで、一旦ギョレメには18時半くらいに戻ってきてカフェで一休みした。
ちなみにこのカッパドキアのドライブがとても贅沢だった。信号の無い道をひたすら走り、周りは見た事も無い光景が続いている。
運転していて本当にテンションがあがる。
前に日本の「箱根ターンパイク」をバイクでツーリングに行った時に、道を走っていて見える富士山や芦ノ湖、またある所では空しか見えなかったりと、本当にすがすがしく楽しいドライブをした事がある。
あんなツーリングをまたしたいな~と思っていたのだが、それに勝るとも劣らないこのカッパドキアのツーリングだった。
ひたすら贅沢。そんな言葉がとても当てはまった時間だった。
絶景スポットからの眺め
その後、19時過ぎにまたバイクを走らせ、カッパドキアで有名なサンセットポイントに向かった。
サンセットポイントには20分くらいで着いた。結構人が集まっており、1名につき2トルコリラを徴収された(笑)。
集まっている人の中にはウェディングドレスとタキシードを来たカップルも2、3組来ており、記念の写真を撮っていた。
カッパドキアのサンセットと撮るウェディング写真なんて、とても贅沢だなあと思った。自分もこういう写真を撮るのもまだこれからなので考えてみようと思った。
サンセットからのウェディング
サンセットポイントには人がいっぱいいた
もう一つ
サンセットと自分
暮れていく太陽
きれい
日が沈む直前
そんなんで、旅行に来て初めてと言っていいくらい、雲のない景色の向こうに沈む夕日を見た。
ここまでしっかりサンセットを見るのは初めてだった。カンボジアでもサンセットは見たのだが、途中に雲があって、日が落ちる時は曖昧な感じで落ちて行ったので、今回はしっかり見る事ができた。
かなり感動的な光景も見れて、本当に終始満足したレッドライン観光をする事が出来た。
満足感に浸りつつ、最後、日が暮れて暗くなった道を何とか安全運転で帰り、20時半頃にレンタルバイク屋にバイクを返した。
本当にこのレッドラインの道は結構道の起伏が激しく、砂利道もあり、そしてタンデムだったので本当に危険だったが、何事もなくバイクを返せて本当に良かった。
自分のドラテクも上手くなったもんだと自分で自分を褒めたいと思いました。
そんなんで、シンさんと別れ、宿に帰り、明日の気球ツアーも早いので早めに眠りにつくのであった。
てか今日の日記は長すぎた!色々面白い事が続いていたので、色々書いてしまったが、こんなんで以上☆
ちょいちょい寝ては起きてを繰りかえしつつ、時間通り8時半くらいにはカッパドキアに着いた。
カッパドキアと言っても、カッパドキアは都市の名前ではない、地域の名前なのだ。
カッパドキアはべらぼうに広く、例えて言うなら東京23区はすっぽり入るくらいの広さはあると思う。
カッパドキアは言わば東京都みたいな一都道府県の名前で、その中に色んな街があるので、まずはその拠点とする街を決めなければならない。
自分は、「ギョレメ」という街を起点にしたので、バスはそこに着いたのであった。
ギョレメに着いてバスを降りてすぐに、そこら中奇岩が乱立していて、結構その光景に驚かされる。
カッパドキアに来たんだな~ってすぐに実感した。
ギョレメに着いたのはいいのだが、今日泊まる宿を予約していなかったので、まずはその宿探しから始まった。
トルコの帰省・観光シーズンのこの時期なので、さすがに宿は予約しておくのが当たり前だろう。しかし、チケットを取っただけで満足していて、宿の事ををうっかり忘れていた。やべっ!宿取らなきゃと思ったのはバスに乗る直前だった。
ギョレメに着いた
ギョレメの道
奇岩が多い
そんなんで明日泊まる宿はあるのかと不安を抱えつつバスに乗っていたのでした。
そんなんで、アゴラで借りてきた地球の歩き方を見ながら、ドミトリーのある安宿に行って、空きはあるか聞いてみた。
初めての街なので色々さまよいながら4軒くらい回ったが、どこも空きは無いとの事。まあ当たり前か・・・
でも1軒だけ、今日シングルルームなら空いてるよという宿があった。料金は45ユーロ、日本円にして約6000円。恐ろしく高い・・・
まあ本当に宿が見つからなかったらそこでもいいかと思い。最後に旅行代理店に聞いてみるかと思って、最初にバスが着いたオトガルに戻り、その周りの旅行代理店を当たってみた。
最初に声をかけてきたのが、「HIRO TOUR TRAVEL AGENCY」という旅行代理店のおっちゃんだった。
おっちゃんは胸毛がすごく、Yシャツからはみ出ていた。でも白髪の胸毛だったのでなぜかかっこ良かった。そしてどことなくトミー・リー・ジョーンズに似ていた。
この旅行代理店、なんか日本人をメインに扱っているらしい、ヒロというのは日本人の名前だよと言ってきた。このどう見ても欧米人のおっちゃんがヒロという名前なのだろうか?そこは聞けなかったのだが。
そして彼に今日泊まるホテルは無いかと聞くと、ぽちぽちと電話し、あるよ。とすぐにホテルを探してくれた。
1泊10ユーロ。恐ろしく安い。てかそんな安い宿が今の時期空いているもんなんだ・・・と思った。
でもパンフレットを見た所、結構きれいそうだったのでそこにした。
さらにおっちゃんは気球のツアーを勧めてきた。いくら?と聞いたら、普段は150ユーロなんだけど、今回は100ユーロにしてあげるよと言われた。
てか気球ツアー恐ろしく高いな!と思ったが、その値引き額もかなり割引していて、本当に大丈夫かいな?と思った。
とりあえずネットで相場を調べてから返事しようと思い、また後で回答するにしてもらって、まずは宿に連れて行ってもらった。
なんと15分後くらいに宿のスタッフが迎えにきてくれるというので、代理店で待って、普通に車で宿まで向かった。
そんな安い宿でこんなサービス本当にいいんですか?と疑心暗鬼感を隠せなかった。
そんなんで、着いた宿は、「The Dorm Cave」という宿で、オトガルから徒歩10分くらいのアクセスが良い所だった。
それも名前の通り、ドミトリーが洞窟をくり抜いた所にあり、かなり雰囲気があってオシャレだった。
洞窟の宿
宿の近くの一角
いぬ
本当にこんなキレイな所が10ユーロ?と確認したが、スタッフのお兄ちゃんはそうだよと言っていた。
ちなみにこのスタッフのお兄ちゃん。自分が日本人と分かると、「ジャパニーズ」とか「ジャポン」とか言ってきて、何かと、「ジャポン、ハウアーユー?」とか聞いてくるなんか気さくな兄ちゃんであった。
それも何か質問されて答えるとまず「オーマイガー」と連発する、本当につかみ所のない人であった。そしてちょっとネイマールに似ていた。
イスタンブールのオトガルの兄ちゃんといい、トルコ人ななんか気さくな人が多い。
ちなみにこの宿、韓国人宿らしく、自分以外はほぼ韓国人で、若干中国人もいたが日本人の宿泊客は自分一人だった。
そんなんでちょいちょい絡んでくるのは日本人がめずらしいからなのだろうか?兄ちゃんにちょいちょい絡まれていた。
そんなんで、宿が決まってまずは一安心。問題が一つクリアされた。
その後、シャワーを浴び、さっぱりした後、今ごろ同じようにカッパドキアに着いているシンさんにFacebookで連絡をした。が、返事はしばらく帰ってこなかった。
ネットで調べた所、気球のツアーは100ユーロから160ユーロくらいの相場らしく、旅行代理店のおっちゃんが言っていた値段はかなりお得だったので、自分は先にオトガルに行って気球ツアーを申し込む事にした。ちなみにシンさんはお金がないので、一緒に行動するのは今日だけという事になっていた。
んであの旅行代理店に行ったが、あのおっちゃんがいない。外にいるのかなと思ってトミー似のおっちゃんを探したが、同じようなおっちゃんが結構外にいるので顔が思い出せなかった。しかしYシャツからはみ出た胸毛を見て彼を判別する事ができた。
んで彼に速攻で気球ツアーを申し込んだ。
やはりあまり公には出来ない価格らしく、1枚目のレシートには150ユーロと書き、下の自分にくれる複写のレシートには100ユーロと書いて、見事100ユーロでの申し込みが出来たのだった。このおっちゃんなかなかやるなあと感心した。おっちゃんはその後、他の旅行者とは価格の話はしないでねと口止めをしてきた。
ちなみに100ユーロは280トルコリラ、日本円で約14000円。やはりかなり高い、がカッパドキア来たらやっぱりやっておくしかないなと思って申し込んだのだった。
○バスのチケットをゲットする
そんなんで明日の気球ツアーは決まった。
んでオトガルにいるので、次は明日カッパドキアを離れるバスの予約をしようと思い。次の目的地、「カシュ」という所のチケットを探す事にした。
ちなみにカシュは小さな街なので、「アンタルヤ」という所のチケットを買い、そこを経由して向かう必要があった。
そんなんで、アンタルヤ行きのチケットを探すが、バス会社の方が調べた後で「フル」と言われ、どこも満席なのであった。
てか、ここからアンタルヤも旅行シーズンかい!と思って、これまた予想外の展開に困ってしまった。というか自分の無計画が今までの問題を引き起こしているのではあるが・・・
アンタルヤはトルコの一大リゾート地で、夏は各地から旅行者が詰めかけるらしい。そりゃあ混みますわな・・・
でも自分はアンタルヤはあくまで経由地で、その先のカシュに行きたいのだった。
旅行代理店のおっちゃんに相談すると、アンタルヤに行きたいんなら、その手前に「コンヤ」って街があるから、そこまで行けばアンタルヤ行きのバス会社がいっぱいあるから、そこに行くといいよと言われた。
このおっちゃん、本当にやさしい、、、インドを離れてここトルコの人のやさしさに本当に感動しました。
そんなんでコンヤに行くバスを探すも、どこのバス会社でも「フル」と言われた。
「フル」の発音だが、「フ」を強く発音し、「ル」はほぼ発音しないので、厳密には「フ(ル)」みたいな発音になる。
そんなんで、バス会社の人の回答の「フ」を聞いた時点で、そうですか・・・と悲しく後にするのであった。
その後、どうしようかと近くの喫茶店でwifiをつないで色々思案に暮れていた。
そんな中、シンさんからの連絡が来る。
10時半頃に今やっと宿に着いたらしい。んでその後、自分が今いる喫茶店で合流した。
聞くと、バスが来なくて一旦は運行しないと言われたが、その後待ってたら何とか3時間遅れくらいに運行する事が決まって、今やっと着いたらしい。結構散々だなと思った。彼のバス会社はトルコでも一番大きいと思われる「METRO」という会社だった。
大手でも色々サービスが悪かったり、USBから充電できなかったりと、結構散々なバスだったらしい。
そんなんで、シンさんと色々話し合って、今日はレンタルバイクでカッパドキアのレッドラインという所を回る事にした。
カッパドキアには、3つの大きな観光エリアがあって、それぞれレッドライン、ブルーライン、グリーンラインと名前がついてある。
その中でもレッドラインが一番範囲が狭く、奇岩がたくさん見れるオーソドックスな観光エリアなので、今日はそこを見る事にしたのだった。
んでレンタルバイク屋さんに行ってみる。
話を聞くと、4時間、6時間、8時間と時間で値段が変わるらしく、レッドラインを周るには6時間が最低必要との事。
なので、6時間のレンタルを申込み、またカッパドキアではサンセットを見るのもとても素敵らしいので、それも見る事にした。
日の入り時間は今日は20時頃らしいので、逆算して14時半からレンタルをする事にした。ちなみに6時間で55リラだった。
そんなんで、14時にまたここのレンタルバイク屋で待ち合わせする事にし、一旦解散した。
その後、自分は明日のバス会社のチケットをどうしようかと思案の続きを暮れていた。
アゴラから借りてきた地球の歩き方を見ると、アンタルヤの他に、「フェティエ」という街からもカシュ行きのバスが出ているとの事。
そんなんで、フェティエ行きのバスがあるかを改めて聞いて行く事にした。
そんなんで、「METRO」の会社に当たってみたら、案の定フ(ル)と言われるかと思いきや、なんと今ちょうど空きが出たとの事。
マジか!と思い、スタッフの人に急かされながらすぐに申し込んだ。
渡りに舟とはまさにこのことだ。なんか色々ツイているような気もしないでもない。そして料金は70ユーロ。思った以上に高くてびっくりした。イスタンブール行きと同じ料金じゃないかよと思った。
まあでも最大手のMETROだから仕方ないかと思って、チケットが見つかっただけでも良しとする事にした。
○レッドライン観光をする
いったん宿に戻り、一休みし、14時にレンタルバイク屋で待ち合わせをした。
そんで色々説明を聞き、バイクを借り、いざ、レッドラインの観光に行く事にした!
ちなみにバイクをタンデムで乗り、周ることになった。一応自分が運転手を担当し、シンさんはナビをする事になった。
そんなんでちょこっと走り出したが、タンデムではあまり運転した事がなく、そして慣れないバイクとあまり舗装のよろしくない道路で、運転は結構怖かった。なので、本当に安全第一でゆっくり運転していった。
記念撮影!(これには乗っていない)
タンデム!
奇岩!
奇岩!奇岩!
記念撮影
記念撮影2
地形がスゴい
奇岩の群れ
でもバイクで走り始めたが、とても気持ちが良かった。周りは奇岩だらけで今までに見た事の無い光景が広がっていて、ちょっと丘を越えるとまた違う奇岩が目の前に現れる。本当になんだここは?という程の大地だった。
ちょいちょいバイクを止め、そこらの丘に登っては色々写真を撮っていた。
途中道を間違えちゃった事に気づくも、何とか修正し、キノコ岩で有名な場所や、ローズバレーというピンク色に染まった谷や、ラクダ岩、そして三姉妹の岩という有名所を次々に見て行った。
キノコ岩
キノコ岩その2
ラクダ岩
三姉妹の岩
絶景!
てかレッドライン、カッパドキアで一番狭い範囲の観光コースではあるのだが、とてつもなく広い!!
普通にバイクで走っても名所から名所まで10分とか、20分とかかかる距離にあった。それもその間には信号が無いので、ひたすら走ってその時間だった。
カッパドキアではレンタサイクルも出来たりするのだが、自転車を借りたら本当にレッドラインでも一日はかかる気がする。てか徒歩で観光するなんて問題外である。
東京で言えば足立区、北区、荒川区、台東区、葛飾区、江戸川区辺りをまとめた広さでしょうか?
これがカッパドキアの一番狭いエリアです。一番広いエリアのグリーンラインだったら、縦だけで足立区から大田区を超えて神奈川県に入る当たりの距離まである気がする。
そんなんで、一旦ギョレメには18時半くらいに戻ってきてカフェで一休みした。
ちなみにこのカッパドキアのドライブがとても贅沢だった。信号の無い道をひたすら走り、周りは見た事も無い光景が続いている。
運転していて本当にテンションがあがる。
前に日本の「箱根ターンパイク」をバイクでツーリングに行った時に、道を走っていて見える富士山や芦ノ湖、またある所では空しか見えなかったりと、本当にすがすがしく楽しいドライブをした事がある。
あんなツーリングをまたしたいな~と思っていたのだが、それに勝るとも劣らないこのカッパドキアのツーリングだった。
ひたすら贅沢。そんな言葉がとても当てはまった時間だった。
絶景スポットからの眺め
その後、19時過ぎにまたバイクを走らせ、カッパドキアで有名なサンセットポイントに向かった。
サンセットポイントには20分くらいで着いた。結構人が集まっており、1名につき2トルコリラを徴収された(笑)。
集まっている人の中にはウェディングドレスとタキシードを来たカップルも2、3組来ており、記念の写真を撮っていた。
カッパドキアのサンセットと撮るウェディング写真なんて、とても贅沢だなあと思った。自分もこういう写真を撮るのもまだこれからなので考えてみようと思った。
サンセットからのウェディング
サンセットポイントには人がいっぱいいた
もう一つ
サンセットと自分
暮れていく太陽
きれい
日が沈む直前
そんなんで、旅行に来て初めてと言っていいくらい、雲のない景色の向こうに沈む夕日を見た。
ここまでしっかりサンセットを見るのは初めてだった。カンボジアでもサンセットは見たのだが、途中に雲があって、日が落ちる時は曖昧な感じで落ちて行ったので、今回はしっかり見る事ができた。
かなり感動的な光景も見れて、本当に終始満足したレッドライン観光をする事が出来た。
満足感に浸りつつ、最後、日が暮れて暗くなった道を何とか安全運転で帰り、20時半頃にレンタルバイク屋にバイクを返した。
本当にこのレッドラインの道は結構道の起伏が激しく、砂利道もあり、そしてタンデムだったので本当に危険だったが、何事もなくバイクを返せて本当に良かった。
自分のドラテクも上手くなったもんだと自分で自分を褒めたいと思いました。
そんなんで、シンさんと別れ、宿に帰り、明日の気球ツアーも早いので早めに眠りにつくのであった。
てか今日の日記は長すぎた!色々面白い事が続いていたので、色々書いてしまったが、こんなんで以上☆
よろしくお願いします!!