総評:★★★★★ オススメできる
面白い度:★★★★★ すごかった。っていう感想
読みやすい度:★★★☆☆ 相変わらず長いが、かなり読みやすくなった
ためになる度:★★★★☆ いろいろためになる
また読みたい度:★★★★★ また是非読みたい
やっとカラマーゾフの兄弟を読み終えました。
読み終えて、ひたすら、すごかった・・・って思いました。
何だろう、一つの小説としてとてもうまくできていました。
さらに無駄なところがなく、さらに読者をこれほどまでに引き込み、さらに1回見ただけでは分からない程何か深いものが根底に流れているような濃厚さ。
そんな充実した1つの長い作品を読み終えました。
最初はほんと読みづらかったが、物語の背景をつかんでくると、登場人物の心の動きもとらえることができ、難しいことを言っている中でもよく読むと、こういうことねと理解することができる。そんなやさしさもありました。
外国文学の日本語訳なのに、本当に登場人物の心情や、その場の雰囲気がひしひしと伝わってくるような迫力がすごかったです。
超大作として、メインとするキャラが十分かつ丁寧に紹介され、それも余分なところはなくコンパクトにまとまっていて、それぞれ思想や思惑があり、それぞれキャラに命があってこの物語を作っている。
本当によくできた話だし、丁寧に書かれた大作だなと思いました。
この作品は場面の雰囲気を出す手法が本当にすごいなと思ったが、全体を見た中で印象に残った場面は次の通りです。
・上巻の反逆~大審問官の流れ
・中巻のゾシマ長老の過去の話
・中巻のアリョーシャが苦悩に苦しむシーン
・下巻のスメルジャコフの告白
・下巻のフェチュコーウィチの弁護の場面
こんな所です。その他にも思い出せばまだ色々あるが、マジで映画やマンガにしたらどのくらいの雰囲気が出るんだろう?
かなり不気味なシーンがあったりするので、ぜいたくな話だが荒木飛呂彦先生だったらうまく不気味さを書けるような気がする(笑)。
裁判についても、実際見たことないので、こんな風に進むのか~って思ったり、お互いの検事と弁護士の言っていることもなるほどと思わせる話し方をしていて、やっぱり頭いい人がこういう職業に就くんだな~って思った。
それにしてもクライマックスの弁護の場面はすごかったです。思わず泣ける場面もありました。
そして最後、思いがけない判決が下る・・・
また、テーマとしても幅広く、多くのことが語られている。
自分の感じたテーマとしては、神と人間、良心、父と子ってな気がしました。
これも見る人にとっては感じるテーマが違ってくると思う。
小説なのになるほど、と考えさせられることも多数。
難しい内容もあり、いろんな感じ方ができ、東大生が見て1位になる作品であるのもうなずけると思いました。
そんなんで充実した小説でした。
長くて難しいかもしれないけど、しり上がりに上がっていき、やっぱり最後はすごかった。って終わる小説だと思います。
是非ともほかの人にもオススメしたいので総評は★5でした。
面白い度:★★★★★ すごかった。っていう感想
読みやすい度:★★★☆☆ 相変わらず長いが、かなり読みやすくなった
ためになる度:★★★★☆ いろいろためになる
また読みたい度:★★★★★ また是非読みたい
やっとカラマーゾフの兄弟を読み終えました。
読み終えて、ひたすら、すごかった・・・って思いました。
何だろう、一つの小説としてとてもうまくできていました。
さらに無駄なところがなく、さらに読者をこれほどまでに引き込み、さらに1回見ただけでは分からない程何か深いものが根底に流れているような濃厚さ。
そんな充実した1つの長い作品を読み終えました。
最初はほんと読みづらかったが、物語の背景をつかんでくると、登場人物の心の動きもとらえることができ、難しいことを言っている中でもよく読むと、こういうことねと理解することができる。そんなやさしさもありました。
外国文学の日本語訳なのに、本当に登場人物の心情や、その場の雰囲気がひしひしと伝わってくるような迫力がすごかったです。
超大作として、メインとするキャラが十分かつ丁寧に紹介され、それも余分なところはなくコンパクトにまとまっていて、それぞれ思想や思惑があり、それぞれキャラに命があってこの物語を作っている。
本当によくできた話だし、丁寧に書かれた大作だなと思いました。
この作品は場面の雰囲気を出す手法が本当にすごいなと思ったが、全体を見た中で印象に残った場面は次の通りです。
・上巻の反逆~大審問官の流れ
・中巻のゾシマ長老の過去の話
・中巻のアリョーシャが苦悩に苦しむシーン
・下巻のスメルジャコフの告白
・下巻のフェチュコーウィチの弁護の場面
こんな所です。その他にも思い出せばまだ色々あるが、マジで映画やマンガにしたらどのくらいの雰囲気が出るんだろう?
かなり不気味なシーンがあったりするので、ぜいたくな話だが荒木飛呂彦先生だったらうまく不気味さを書けるような気がする(笑)。
裁判についても、実際見たことないので、こんな風に進むのか~って思ったり、お互いの検事と弁護士の言っていることもなるほどと思わせる話し方をしていて、やっぱり頭いい人がこういう職業に就くんだな~って思った。
それにしてもクライマックスの弁護の場面はすごかったです。思わず泣ける場面もありました。
そして最後、思いがけない判決が下る・・・
また、テーマとしても幅広く、多くのことが語られている。
自分の感じたテーマとしては、神と人間、良心、父と子ってな気がしました。
これも見る人にとっては感じるテーマが違ってくると思う。
小説なのになるほど、と考えさせられることも多数。
難しい内容もあり、いろんな感じ方ができ、東大生が見て1位になる作品であるのもうなずけると思いました。
そんなんで充実した小説でした。
長くて難しいかもしれないけど、しり上がりに上がっていき、やっぱり最後はすごかった。って終わる小説だと思います。
是非ともほかの人にもオススメしたいので総評は★5でした。