先ほどの写真を少しアップしました。表面の滲出性変化、粘膜固有層上部の肉芽組織形成、陰窩上皮の単純過形成が見られます。粘膜深部ではMPSのような線維筋症がみられることは稀で、陰窩もMPSのようなdiamond shapeにはなりません。詳しくは2002年の胃と腸で特集号が組まれており、Dr.Curryたちが多数例で詳細な検討をされていますので、ご参照下さい。
比較的稀な大腸病変としてcap polyposisというのがあります。最近になって初めて自分で診断いたしました。違ってたらごめんなさい。S字状結腸に複数集簇するように存在したポリープをEMRされた病変です。