Dr Curry主催のSSAPプロジェクトに出席しました。SSAPは右側大腸に多く,large hyperplastic polypとかぶる疾患概念です。MSI-highの大腸がんの前駆病変としての意義がよく知られるようになりました。写真の右側がSSAPの部分,左側が粘膜内癌です(写真クリック)。WHO(2010)の基準にしたがえば,本例はSSAP with cytological dysplasiaという聞き慣れない診断名になります。
強拡大です。横方向への浸潤先進部・最前線と思います。腫瘍腺管と既存の胃腺が白兵戦をしているように見えます。軽度ですが,「間質反応」が認められ,'intramucosal invasion'とも理解できる所見です(写真クリック)。
昨年は「胃生検の小部屋」へのご来室ありがとうございました。新年の挨拶が遅れましたが,本年もよろしくお願いします。さて,小部屋をご贔屓にしていただいている横這い派先生がアルゼンチンのとなりに出張され,「大腸生検の小部屋」を開設されるとのことで,今年の第一報は手つなぎ・横這い型がん(4)にしました。ちょうど,手つなぎ型の「低異型度(超高分化型)腸型腺癌」が粘膜固有層内を横方向へ(写真の左方向へ)横這いしていくような写真が撮れました(写真クリック)。