皆様ごきげんよう。今年一番の寒さになるという天気予報に尻込みして外出する気になれず、20時頃やっとジムに行った黒猫でございますよ。新年早々だらけ放題。駄目人間の極致ですが、ギリギリのラインでどうにかサボらずに行くことができましたとさ。
さて。
話は変わりますが、わたくし昨日(というか水曜日)、東京国立博物館で行われている特別展示「故宮博物院200選」に行って参りました。
開催前からチケットは買っていて、平日休みの友達と一緒に行きました。
わたくし博物館・美術館に行くときは、基本的に多少並ぶつもりで開館前に着くようにしております。だってやっぱり朝一が一番混まないよ。
混んでいてもまだマシな状況で観られるのはやっぱり開館直後だと思います。午後からとかだと人だかりで展示物が見えなかったり、人数の多さに比例してマナーの悪い客に苛々させられたりする確率が上がります。
なので、今回も開館前に待ち合わせして行ってみました。
が。
着いてみてびっくり。アレ、何コレコミケ?っかしーな、ちょっと前に済ませた気がするんだがな・・・。
と思うような行列。マジびっくりしたわ。
東京国立博物館の特別展示は、わたしが行ったことのある限りでは平成館という、ちょっと奥にある建物で行われます。普通に門から歩いて2分くらい?
でもね、歩けなかった。歩けなかったわー。何故なら門を入ってすぐのところに行列ができていたから。
わたしが前もってチケットを買うようになったのは、当日行って窓口でチケットを買う列に並んで、更に入場の列に並ぶという二度手間が嫌だったせいなんですが、コレチケットの有無あんま関係ないわ。長蛇の列だわ。
並びながらすごい人だね、と言い合ったんですが、まだ開館していないんだからしょうがないね、と思いました。開いてないものは入れない。だから並ぶ。道理です。
が、開館時刻になって、少しではありますが列が動いてしばらくして、キュレーターらしき女性が「清明上河図をご覧になりたい方は入館してからまた並んで頂くことになります。今の所待ち時間は60分です」と触れ回りました。
なん・・・だと・・・。
「清明上河図」というのは今回の展示の目玉で、且つ公開が1/24まで。わたしはこれを知ったため「1/24までに行きたいんだけど都合合う?」と友達を誘ったのでした。展示期間が短いとはいえ、冬休みも終わった平日だし、別に余裕で観られるだろう、という規模的観測のもとに、何の下調べもしないで行ったのがそもそもの間違いだった。そう、間違いだったんだよ・・・。
並んでいるうちに館内には入れたんですが、キュレーター情報は更新され、「ここから90分待ちです」と。
っかしーな、ディズニーランドに来たつもりはないんだけどな・・・そもそも周りほぼ高齢者なんだけどな・・・。
わたしから誘ったので、もしかしたら友達はそこまでしたくないかもと思い「どうする?」と訊いたら「イヤここまで来たら観るでしょ」と。友よ・・・!
そんなわけで並びました、ああ並んだとも90分。
ほぼ屋内での行列だったので冬コミほどの辛さはありませんでしたが、ここまで並ぶという予測を全くしていなかったので、結構疲れました。
待っている間に新聞の号外的な配布物で「清明上河図」の予習。行列の途中で欲しい人は取れるように置いてあったので、「あそこまで列が進んだら二部取るね」と友達に話していたら、前に並んでいた老紳士が「話が聞こえたのでよかったら」と、わたしたちの分も取ってくれました。紳士ありがとう・・・すてき!
屋内に入り並び始めた時に時間を見ておいたんですが、本当にほぼ90分で実物の見学に辿り着きました。
でも実物を観られたのは2~3分。
「パンダ行列みたいに「立ち止まらないでくださーい」って言われたらやだね」とか話していたんですが、立ち止まるなとまでは言われませんでしたが、「どんどん前に詰めて下さい、間を開けないで下さい」とは言われました(´・ω・`)。(※「清明上河図」は縦25cm、横5mくらい)
なのでそんなにゆっくりは観られなかったよ・・・。
でもかなりの横幅とはいえ、あんな面積に当時の習俗と約800人を描いたというのはやはり一見の価値があると思います。色も少し残っていました。
「清明上河図」を観たい列に並ばなかった人は、ほぼ現物を観るチャンスはないと思って頂いて間違いないと思います。一応テープ的なもので区切られた後ろから観られる体にはなっていますが、観るために並んだ人の列がすごいので、現物は見えないかと。(でも壁に拡大コピーあり)
拡大したものや、動画の解説などがあるので、現物じゃなくてもいいや、という人なら、観る列に並ばなくてもいいと思います。
でもこの作品が中国国外で展示されるのは初めてだということと、今回の展示の目玉だということで、折角来たんだし、観たかったのです。
ほんの短い時間でしたが、すごく細かい書き込みに驚嘆しました。この作者、絶対米粒に般若心経書けると思うわ(笑)。
しかし「清明上河図」鑑賞のために、通常ならもう見学を終えているくらいの時間と忍耐力を費やしたわたしは、その後他の展示物を観る際にもう忍耐心が残っておらず、乾隆帝の治世の巻物の展示などで人だかりができているともう並ぶ気力が残っておらず、飛ばしてしまいました。もうダメ、今月分の行列忍耐力は終了したんだよ・・・。
「清明上河図」はメインではありますが、この列に並ばないで他の展示メインと決めれば多分じっくり観られるんじゃないかと思います。巻物系は飛ばしてしまいましたが、天子と皇妃の衣装は特に見事でした。毛皮で裏打ちされていたりして、やっぱり中国寒いんだろうなあ、と思うと、わたしには無理だと思いました(何が)。
「清明上河図」を観たい方は展示が1/24までだそうですので、お早めに。でも平日で上記の有様だったので、土日に行く方は相当早めに行って並んだほうがいいかもしれません。
わたしは年に5~6回くらい美術館や博物館に行くんですが、今までの見学人生でこんなに並んだのは初めてでした。びっくりしたわぁ。
出てから撮った。今思えば行列を撮っとけばよかった。悔やまれる。
この後、わたしが上野に来た際によく行く南インド料理屋アーンドラキッチンで遅めのランチ。ランチBをチャパティで。美味しかった。今年初カレーでした。
更にこの後不忍池の辨天堂にお参りをして、おみくじを引きました。
大吉ヒャッハー!YES!
でもこのおみくじも「最初はうまくいかないが最終的にうまくいく」的なことが書いてありました。年の後半に期待していいのかしら。
大吉だったので持って帰ってきた。フヒヒ。
そして更にそのあと科博に行ってシアター36Oを友達に見せました。事前に調べて、1月のプログラムが恐竜のと宇宙のだったので。(わたしはこの2つがおすすめ)感動してくれたのでよかった。あれはいいものだ。いいものだ、実に。
なんか色々しましたが、まとめの一言。
北京故宮博物院200選、これから行く人で「清明上河図」を観たい人は最低でも90分待ちの覚悟して行って下さい。パネェよ、マジで。平日でご覧の有様なので、休日に行く人には健闘を祈るとしか言いようがない。
逆に24日以降はもしかしたら普通に空くのかもしれません。わかんないけど。
やーとにかく疲れたわ。
にも関わらずこのあとジム行って普通に運動したので、案の定翌日起きられなかったわ。ま、割といつも起きられないんですけどね。