皆様ごきげんよう。年明け早々のビッグイベント、ICL手術を終え、術後一週間は毎朝目を開けた瞬間からクリアな視界にビビり、やべえコンタクトしたまま寝ちゃった!と思いながら目覚めていた黒猫でございますよ。最近ようやく目覚めた時から時計が読めることに慣れてきました。コンタクトしたまま寝たんじゃあない、わたしは生まれ変わったのだ。そう、眼内にコンタクトを埋め込んでなぁフハハハハ・・・!
と、中二心を発動しつつ日々過ごしております。
ICL手術から半月経過し、未だに3種類の感染症等を抑制する目薬を一日4回差さなければいけない以外はすこぶる快適に過ごしております。この目薬は術後一か月まで続ける必要がある模様。まあしゃあないです。
術後翌日は入浴NGでしたが、2日後からは「入浴OKだけど目に水が入らないように注意」とあり、これが不器用なわたしには難問でした。顔洗い終わって顔上げたら絶対目に水入るじゃん・・・?シャンプー流す時絶対目に水入るじゃん・・・?注意したって入るものは入るじゃん・・・?どうすればいいんだ!?
考えた結果、顔・髪を洗う(流す)際には水中ゴーグルを着用して一週間やり過ごしました。あったまいー!(※個人の感想です)
別にそこまでしなくてもよかったのかもしれませんが、ホラわたしジム通ってるからゴーグル持ってるし。
術後一週間が経過してからはゴーグルは卒業し、目に入る前にタオルで押さえるという当たり前な技を習得しました。(最初に気づけ)
術後一週間検診でも順調と言ってもらえ、それまで保護のためにかけていた度なしの眼鏡ももうかけなくていいことになりました。
眼鏡よグッバイ永久に!やった、やったぜ!もう二度と鼻の横にパッドの痕がつくこともないんだ!うれしい!
これ(パッドの痕がつく問題)結構地味にイヤでした。基本的にコンタクト装用で過ごして、眼鏡は帰宅後から寝るまでと休日家にいる場合のみでしたが、コロナ禍で在宅の間は眼鏡率が増えていて、パッド痕不可避でした。
手術前に一番嫌だったのは、手術できるかどうかの検査を受ける前に二週間眼鏡で過ごす試練でした。
(コンタクトを常用しているとそれに引っ張られて角膜の状態が変わるので、それを通常の状態に戻して、その状態で検査を受けるために必要な措置とのこと)
わたしにとって眼鏡は人と会わない時用のものだったので、所持している眼鏡は某量販店で一番安いセットプランで買ったもので、見た目度外視、見えればいいというもの。強度近視&乱視用の格安眼鏡のレンズはたいそう分厚く、一番太いフレームを選んでも尚そこからはみ出る厚さのなのです。あとレンズの屈曲率がすごいので、かなり目が小さく見えます。
これをかけて会社に行かなきゃいけなかったのが一番辛かったです。かっこわる・・・。(まあ普段からかっこよかないけども)
まあ当然のように会社の方々になんで眼鏡なの?と訊かれ、実はICL手術を受けたくて、その検査を受けるために・・・等説明したので、その後手術することになった際休みが取りやすかったのは助かりましたが。
実は術後も視力的には1.2と、術前のコンタクトでの矯正時と変わらないので、超見える!とはならないものの、目の快適さが違うのが一番大きな利点かなあと思います。
瞬きが辛くない。目が乾かない(これは一日4回の目薬のせいかも?)。
これがとても大きいです。正直コンタクトを装用していた頃にはそこまで自覚していませんでしたが、目というより瞬きが疲れるのです。(※酸素透過性ハードコンタクトを長年装用してきたわたしの所感です)目がシパシパするというかゴロゴロするというか。だから一日の終わりにコンタクトを外すとほっとしたものです。で、翌朝起きると目が開きづらい。なので毎朝ドライアイ用の目薬を差してからコンタクトを入れていました。
が、手術後は朝起きても瞬きが辛くない。夜になっても目が疲れない。何これすごい、これが健康な眼・・・!?すげえや!
色々迷った末の手術でしたし、何より費用が高額(わたしは乱視ありだったので通常より10万円高い78万円でした。この費用は病院によって差があります)でしたが、現時点では受けてよかったなと思っています。「それだけのお金があればアジア旅行10回くらい行けそう」とか思わないでもないですが。ホラどうせコロナ禍でしばらく行けないからね。それに今後は「旅先で万が一コンタクト落としたら」という心配をする必要がなくなったのだと思うと、やはり受けてよかったのだと思います。
ちなみにICL関連で一番印象深かったのは、眼内に入れるコンタクトの在庫を巡るお話です。
眼内に入れるコンタクトは、いざ度数が決まったら、その度数の在庫が存在するか?国内にあるか?海外にあるか?どちらにもなくて作成になる場合どれくらい時間がかかるか?というのを病院側で調べてくれて、その結果をお知らせしてきてくれるのですが、以前も書いたように、わたしはかなり強度の近視と乱視なので、在庫なくて作成かもなーと思っていました。
で、結果の電話がかかってきたのですが、「お調べした結果、右目は国内にあったのですが、左目はスイスにあり、お取り寄せになります」と言われたのです。
なにそれ強大な力を持つがゆえに完全に滅ぼすことができなかったため体のパーツを複数に分割して世界各地に封印されし悪の親玉じゃん・・・!親玉復活を目論む悪の組織とそれを阻む主人公サイドでパーツの取り合いが行われる少年漫画じゃん・・・!
結果、脳内でちょっとした少年漫画が繰り広げられ、悪の親玉として主人公一行と対峙する自分の妄想が捗ったのでした。
「フハハ、ご苦労だったな諸君、よくぞ我が眼を取り戻してくれた。褒美に苦しまずに逝かせてやろう、感謝するがいい」みたいな。
というわけで、我が左目(のコンタクト)はスイスからはるばるやってきて、わたしのQOL(Qulrity of Life=生活の質)を爆上げしてくれているのでした。フハハご苦労だったな諸君。(悪の親玉感が抜けない)