皆様ごきげんよう。半月ぶりに呑気な週末を満喫いたしました黒猫でございます。
先週は土日とも遊び歩き、その前はタイフェス→旅行だったので。
で、旅行の話はまたそのうち、とか言いながら平気で半月経過するのが黒猫クオリティなわけで。開き直るのもアレですが。
とりあえず、月も替わることだし、やっちまいましょう。
以下、長いのでお暇な方のみお付き合い下さい。
今回は友達との二人旅。とにかく一晩温泉に浸かってまったりしようぜ、というコンセプトで、お部屋にもお風呂がついていて、雰囲気のよさげな國弘やしきという宿を先に決めました。リンク先を見て頂くとわかると思いますが、なんか部屋のベランダにお風呂がついているのです。当然これにも入れるし、屋上にも屋内にもお風呂がある上、周辺にある、経営母体が同じらしいペンションの複数の温泉にも入れるとのこと。期待がつのります。
で、当日。
ヒャッハー、見ろよこの空、降りそうだぜ。
という空模様に一抹の不安を抱きつつ、新幹線など使わずに地味に普通電車でひたすら最寄り駅の黒磯を目指しました。大体3時間弱で着。着いてみると案の定雨が降っていました。
駅から宿まではバスで、路線バスの停留所が宿のすぐ近くでした。小一時間で順調に着き、降りてみると、アジアンワールドバザールという大きなアジア雑貨のお店がすぐそこに。調べて知っていたんですが、こんな目の前なら宿に行く前に寄るだろ普通、ということになり(笑)、中へ。ウブド(バリ)、メコン(ベトナム)、ポカラ(ネパール)の3つの店舗に分かれていて、かなり広いです。おお・・・!こりゃ明日また絶対来よう、と言い合い、まだチェックインの時間には早かったので、宿に行く前に結構近くにあるはずの南が丘牧場に行ってみようか、という話になりました。
駐車場で交通整理をしていたおじさんに訊いてみると、「二つ目の信号を右に少し行ったとこ」とのこと。それくらいならきっと近いからこのまま行こう、ということになりました。
が。
雨の中、行けども行けども信号は現れず。手にした荷物が子泣きじじいのようにじわじわと重さを増します。
「二つ目の信号以前に一つ目が見あたらないんだけど、どうするよコレ」と友達。しかしもうゆうに2km以上は歩いています。今から引き返すのも・・・と言い合い、でもタクシー通ったら乗っちゃおうか、と(通らなかったけど)言いながら更に歩くうちに、ついに一つ目の信号が!おお・・・!しかもその交差点に派出所があったので、友達がそこで再び道を訊いたところ、もう1~2kmくらいあるとのこと。しかしもう道のりの半分以上は来てしまっていたので、半分意地で歩くことに。雨の中、想定外に長距離を歩いたので、靴もジーンズもびしょびしょです。
ようやく牧場に着いてみると、観光バスや車が結構止まっていました。
「多分みんな車で来るんだよコレ。まさか歩いて行くとは思わなかったんだよあのおじさん」と友達。そっか・・・そうなのか・・・だからあんな「すぐだよ」みたいなことを言ったのか・・・。
濡れて疲れ果てた身体でとにかくご飯ご飯、おなかすいた~、と牧場内のレストランに入ると、まさかの暖炉。火が入ってました。5月なんだぜ・・・でも濡れてるわたしたちにはありがたかったですが。
火をありがたがりつつ、牧場の名物メニューらしきペロシキとボルシチのセットを食べました。
ピロシキじゃなくてペロシキらしいです。美味しかった。
この牧場では小動物のふれあい牧場とか釣りとかアーチェリーとか、本来ならいろんなアクティビティーを体験できるらしいんですが、基本雨のためお休みでした。信じられないだろ・・・。
しかも牧場にもお馬さんとかほとんどいなかったよ。ほとんど寒いから厩舎に入ってるようでした。
ほんの数匹、観光客が餌を与えられるスペースに馬とロバがいましたが、このロバの要領が悪く、何回あげても途中から馬に横取りされていました。諦めんな。強く生きろ。
ひととおり見たあと、牧場内の売店で会社へのお土産とか夜飲むワインとかを買い、牧場自慢のソフトクリームを食べ、一路宿へ。また歩くのもイヤだったので、素直にタクシーを呼びました。
午後も半ば、ようやく宿着。牧場からタクシーでなら10分くらいかな?
お風呂などの説明をされたあと、浴衣の柄を選べるサービスがありました。10種類前後だったと思うけど。わたしはどうせなら普段絶対選ばない感じのを、と思い、黄色地にいろんな色の朝顔の模様が入っているものにしました。別に誰かに見せるわけでもないんですが、これ、結構嬉しかったなあ。
夕ご飯までまだ少し時間があったので、屋上露天へ。部屋についている洞窟風呂とともにこの宿の売りのようです。
「星空が見える屋上露天」といううたい文句でしたが、ごらんよこの霧雨。
・・・運が悪かったようです・・・。
部屋のお風呂も同様。本当なら星空を見ながらうっとりというはずでしたが、でもわたし、ここでおそらく初めて「風呂上りのビール」を体験してみました。(※サービスでついてた)
うん、確かにかなり美味しいね☆
↑部屋のお風呂。明るいうちに撮ったし風景に背を向けて撮ったのでいまいちですが、画面奥の白い丸はスピーカーで、環境音楽的な曲が流れます。あと、暗くなってからスイッチを押すと、お湯の噴出し口からなんかいろんな色の光が出て、かなりムーディーになります。これで星が見えたらなぁ・・・。
栃木牛のしゃぶしゃぶの夕食を済ませ、今度は他のペンションに湯めぐりへ。そう遠くはないんですが、完全に日が暮れてからだと途中の道が真っ暗で、懐中電灯がないと危険な感じでした。檜風呂とか漢方風呂とか露天とか死海風呂とか、なんかいろんなお風呂があって面白かったです。泊まり客が少なかったのか、ほとんど他の客と重なることなく入れたので、ゆっくり満喫できました。
お風呂のあとに、昼間買ったワインを飲もうと思ったら、栓がコルク式でした。わたしとしたことが、コルク抜き忘れたッ・・・!いつも旅行には持ってくるのに。(それもどうよ)
しかしバスを降りた時にすぐそこにファミリーマートがあるのを見ていたので、ファミマまで買いに行き、コルク問題解決。よかったよかった。
部屋でまったりお酒を飲みながら、明日はまずアジアンワールドバザールに行って買い物してご飯食べて、それからアルパカ牧場に行こうという話になりました。
翌朝、予定の時間より早く友達起床。寝起きの悪いわたしも、まだ入っていないお風呂があったし、朝食前に絶対入る、と思っていたので起床。露天と部屋風呂を再撮影しましたが、なんか憎らしいほど晴れてる。どういうことなの・・・。
屋上露天。早朝の空気が爽やかでした。
部屋風呂。お湯に浸かりながら洞窟部分のアーチがフレームに入るよう、上を向いて撮影。ここに星空見えたらすごく綺麗だっただろうなあ。
ペンションのほうの入れていなかったお風呂も全制覇し、満足。
朝食を済ませ、チェックアウトを1時間延ばしたので、部屋でまったりTVを見たんですが、朝のニュースの占いで「今日のみずがめ座さんはやることなすこと空回り」と言われ、不吉な予感・・・友達は結構いいことを言われていたので、友達の運に頼ることに(笑)。
チェックアウトして、すぐそばのアジアンワールドバザールを再訪。
雑貨屋とレストランが入っているんですが、敷地が広く、ガネーシャ像やらマニ車が設置してあったり、妙に本格的。
商品の品揃えもすごく、持って帰れるものならもっと色々買いたかった、と思う一方、「直に現地に行けばもっとずっと安いのに」とも思ってしまいました。一方で「なんで那須まで来てアジア雑貨買ってんだろ」とも思いましたが(笑)。
ここでお昼ご飯を食べて、いざアルパカ牧場へ。
しかしアルパカ牧場へはバス等が出ていなくて、行く手段は車しかないとのこと。わたしたちは車がないのでタクシーしかありません。で、呼んで、それで行ったんですが、5000円ちょっとかかりました。こ、こんなに遠いとは。
でもアルパカの牧場なんてそうそうないので、珍しかったです。
居るのはほぼアルパカ、あとダチョウとミニチュアホースが少し。どういう意図でこのラインナップになったのか謎です。
猫の香箱座りのように足を体の下に収納して座るので、座ってる姿は相当シュール。
こっちが餌を持っていることに気づくとガン見です。
アルパカは上顎には歯がないそうで、手に載せた餌を下の歯と舌で無心に舐め取る姿は・・・うーんと、微妙でした。口閉じてたほうが可愛い。
この牧場には、クラレのCMに出てアルパカブームを作った(?)はなこちゃんが居るということで、楽しみにしていたんですが、アレ、この↓子?なんかでかくね?
CMに出た頃は子どもだったのかも。
でもこの子は人慣れしているからか、アイドルだからか、一緒に写真を撮れる撮影タイムがありました。わたしも撮ってもらおうかと思ったんですが、途中でなんかその気が失せてしまいました。何しに行ったんだか。
正直はなこちゃんよりもこの子↓が気になった。一体何があった。友達が「貴婦人」と評していました(笑)。
まあ、もともと毛を採るために飼育されてるんでしょうが、刈られた様子なのはこの子だけでした。それにしても何なのこの刈り方・・・。
帰りのタクシーの運転手さんの話によると、この牧場、つい最近まで入場料も取らない普通の牧場だったそうで、最近のアルパカブームに乗って(?)観光牧場にしようとし始めたばかりのようです。道理で結構そっけないというか、見どころは少ない感じ。入場料800円はともかく、車がないとアクセスが大変だし、別に悪くはなかったけどまた来たいというほどのものでもなく、全体的に微妙でした。いかにも出来たばかりのあの売店、アルパカの毛とか毛で作ったセーターとかばっかじゃなくてアイスとか食べ物も売らなきゃダメだよ!(アイス好き)
ちなみに帰りはそのまま帰るので、駅までタクシーで行ってもらおうとしたら運転手さんに「駅まで!?本気!?」と驚かれたので(※相当遠いらしい)、昨日の宿にほど近い、路線バスの停留所まで乗せてもらいました。ここでも5000円ちょっと。運転手さん、「お客さん、このへんは車ないとホント始まらないよ。今度はレンタカー借りなよ」とか自分の商売上がったりなことを言ってました(笑)。
で、バスに乗り、駅前でまたちょっとお土産を買ったりして、帰ってきましたとさ。
そんなこんなで、わたしは帰ったら運転の練習をすることを心に誓ったのでした・・・。(何このオチ)
直近の旅行がこんなに微妙だったにも関わらず、今わたし台湾に行きたくてたまりません。え?豚インフル?何それ喰えんの?