皆様ごきげんよう、黒猫でございます。今回は昨日の試写会のレビューです。
『龍が如く 劇場版』
PS2ゲームの映画化ということで、三池崇史監督最新作です。
うだるような夏の最中の不夜城・神室町で、某銀行に銃を持った覆面強盗二人組が押し入った。二人組は多額の現金を要求したが、この強盗が押し入る直前、大手顧客の某暴力団が預金をほぼすべて引き出していたため、銀行には差し出すべき現金が無かった。しかし二人組はそれを信じず行員らを人質に立て篭もる。四課の刑事(哀川翔)らは対応に苦慮していた。
一方、神室町でもひときわ目立つ象徴的な雑貨屋・サンチョ・パンサにて、ドッグフードを買い求める男の姿があった。男の名は桐生一馬(北村一輝)。彼は十年の刑期を終え出所し、神室町に舞い戻ってきていた。一馬は昔関わりのあった女・美月(高岡早紀)の娘と名乗る少女、遥(夏緒)と出会い、一緒に美月を探していた。
手がかりを求め、昔の伝手を辿って訪ねたホストクラブで、店長の一輝(加藤晴彦)から美月の失踪と共に某暴力団が分散して銀行に預けていたおよそ100億円が消えていると知らされる。同時にかつて自分が属していた堂島会の組長が、「何も聞かずに預かってくれ」言い残して謎の男(コン・ユ)を一輝に預けたまま消息不明となっていることをも知らされる。
美月の行方を探って神室町を彷徨う一馬と遥だったが、一馬の出所はあっという間に神室町に知れ渡り、久しくライバル関係にあった真島(岸谷五郎)とその手下に至るところで襲われる。
一方、神室町のコンビニでバイトをしている悟(塩谷瞬)とその彼女唯(サエコ)のカップルは、一馬らの乱闘の現場でどさくさに紛れて店のレジから現金を盗めたことに味をしめ、強盗を繰り返しては金を集めていた。
そのまた一方、ホストクラブの一輝は、行方不明の堂島会組長から預かった謎の男が姿を消したのに気づくが・・・?
というようなお話。
うわあ、今回いつもに増してうまくまとめられませんでした~・・・ごめんなさい。筋が複雑な映画だと、あらすじまとめるのってホントに難しい。自分の勉強にはなりますが、皆様には毎度よくわからないあらすじで申し訳ないです。
ええとね、だからね、色々な勢力の人たちが色々な思惑のもとに動いて、ああなってこうなってガツンという感じなのです(尚更わからんそれ)。
・・・ええとね。じゃあいいです。もうYOU、観ちゃいなよ。そのほうが早いから(笑)。
すいません、ちゃんと知りたい方は公式サイトを参照して下さい・・・。
原型となったゲーム「龍が如く」をわたしは知らないんですが、全然オッケーで十分楽しめました。
三池監督の突き抜けた笑いのセンス、大好き!ヤクザものだし韓国人が出ていたりしてちょっと国際色もあるし、これ、このままタイでトニーがリメイクやればいいよ!!(そこか)そしてインドでラジニがやると尚いいよ!!!!(やはりそこか)なんなら三池監督が撮ればいいじゃない!!ラジニ呼べばいいじゃない!!!!!
・・・おっと失礼、興奮してしまいました(笑)。
とにかくわたし好みの馬鹿馬鹿しさとありえなさ、そしてアクションと男気(笑)。「妖怪大戦争」の時と同じ、いざという時の主役の一馬の「えぇぇぇぇ~~~!?」と突っ込まずにはいられないありえない巻き返し方。もうさ、ああいうの大好き!!
主役一馬を演じた北村一輝が思いのほかマッスルボディで驚きました(笑)。すごいな。この人、以前は性格も家柄も申し分なさすぎて最終的に振られてしまうみたいな役どころばっかりだった気がしますが、茶髪にしたあたりからすごい変わってきましたね(笑)。
あと何をおいても岸谷五郎。隻眼のキレてるヤクザ・真島を怪演してました。この人物、演出によってはぞっとするような冷酷な人物になったかもしれないんですが、関西弁のそらとぼけた口調とか、間の取り方とか、随所に挿入されるクレイジーケンバンドの明るーい音楽とか、どうしても面白い(笑)。インド映画のヒーローばりな不死身ぶりには本ッ当に笑いました。
娯楽映画ってこんなんだよね!!ああ笑った。
本当に楽しめましたよ!!もう一回観たいです。
ちなみに今回、完成披露試写会ということで、主なキャストと監督の舞台挨拶があったんですが、すごかった・・・。韓流の人たちが。
キャストの中にコン・ユという俳優さんがいまして、その人も来ていたんですが、会場に来ていた半分くらいはその人目当てのようでした。出てきただけでキャー、喋ろうとしただけでキャー。・・・この人、主演じゃないんですがね。まあ海外の俳優さんだし、日本映画には初出演ということのようなので、ファンの人にとってはものすごく貴重な機会だったとは思うんですが、何度も写真撮るなと言われてもバシバシ撮ったり、他の俳優さんのトークに被ってしまうくらいの声援を浴びせたりで、一般人のわたしとしてはちょっとどうかと思いました。ホントに好きならマナーを守って褒め称えられるほうを取るべきかと。
北村一輝も岸谷吾郎もこれには苦笑いといった感じでしたね。わたしとしてはかなり好きな哀川翔が来なかったのでちょっと残念でした☆(親父好き)
「龍が如く」のゲーム、買っちゃおうかなぁ・・・。来年くらいに(※わたしはゲーム進度が死ぬほど遅いのです)。
とにかく娯楽映画を観て笑いたい方にはおすすめします!!