皆様ごきげんよう。土曜日、初の3D映画鑑賞を体験して参りました黒猫でございますよ。あー楽しかった!
観た作品は
『ALWAYS 三丁目の夕日'64』。シリーズ3作目にして、わたしのBUMP OF CHICKENがエンディングテーマを担当しています(いつからお前のだ)。もちろんもう歌えます。ヒトカラ済みです(笑)。
バンプファンの友達と、前2作を観ていて3作目も観るつもりだという友達と、公開前から行こうね、と約束していたんですが、色々予定が合わず順延になり、やっと土曜に観に行けました。
で、今回、3D版もあるということなので、「折角だから3Dで観てみない?わたし実はまだ一度も3D映画って観たことないんだ」と言ってみたら、みんなも賛成してくれたので、3D版を観ることに。
しかし、観るにあたり上映スケジュールを調べたら、わたしたちが観る予定の映画館は3D版は一日一回しか上映がありませんでした。しかも、
3日前まで上映スケジュールが発表されない。何それ困る、と思い、暇なわたしは劇場に直接電話して問い合わせてみたんですが、やはり「まだ決まってません。3日前になりましたらサイトで調べて下さい」と言われました。何でそんなギリギリまで決めないの?謎だわー。
仕方がないのでおとなしく3日前まで待って、いざ上映スケジュールを確認してみたら、
19時からの一回のみという事実。
何その時間マジ中途半端なんですけど。これが平日なら仕事帰りに観るのにちょうどいい時間かもしれませんが(わたしは無職だから関係ないけど)、土曜にわざわざこの時間にしてくる意味がわからない。それ以前の平日は17時台の1回のみだったので、同じような時間帯になると思ってたのに・・・。
どうしようか?と話し合いましたが、折角だからそれ観よう、ということに。
3D上映というのは専用メガネをかけるぶん、通常よりお高い価格設定になります。当日券だと2000円。これ結構大きいよね。一回は観てみたいとは思うけど。
で、もう少しお安くならないものか、と思って調べたら、通常の前売券を買っておいて、当日劇場でプラス300円払えば3D版が観られるとのことだったので、そうしました。(※この対応は劇場にもよるのかもしれません)
しかし19時からで、終わりが21時半だというので、映画のあと飲むのがデフォルトなメンバーとしては時間的に中途半端です。でもまあたまには仕方ないね、ということで、開始時間よりだいぶ早めに集まって、ぶらぶらしたりお茶をしたりしてから行こう、ということになったんですが、いざお茶、となってお店に入ったら、
わたし以外は普通にお酒を飲む気でした。え、ちょ、映画まだなんだけど。
わたしは映画を観る前に酔ってしまうのを避けるため、というのと、酒飲みの割にはあんまり日の高いうちから飲む習慣がないのとで、最初、普通のソフトドリンクを頼もうとしたんですが、他の人にものすごい真顔で
「え・・・何、(酒飲まないなんて)体調悪いの?大丈夫?」と訊かれてしまったので、飲むことにしました(笑)。
でも小洒落たイタリアンなお店だったせいか、いざ飲んでみたら頼んだカクテルはアルコール濃度はだいぶ薄かったので杞憂でした。2杯飲んだけどほろ酔いにも届かず。
で、『ALWAYS』ですが。
1964年、東京オリンピックの年。
芥川賞候補になったことのある小説家・茶川(吉岡秀隆)は、血のつながりのない息子・淳之介(須賀健太)と、色々あった末ようやく結ばれた妻のヒロミ(小雪)とともに幸せに暮らしていた。
茶川の仕事はあまりパッとせず、少年向け雑誌に連載をする日々だったが、最近出てきた新人の緑沼アキラの連載に人気を奪われつつあり、連載が危うくなってきていた。淳之介は大学受験の大事な時だったし、妻のヒロミはもうすぐ子供を産む。家族を養うために連載を切られるわけにはいかない茶川は、人気があることを示すため、ファンレターをねつ造しようとする。
一方、茶川宅の向かいに店を構える鈴木オートでは、従業員の六子(堀北真希)が怪我の手当をしてもらって知り合った医者の菊池(森山未来)に恋心を抱き、ふたりの仲は徐々に進展してきていた。近所のタバコ屋のおかみ(もたいまさこ)が好奇心とお節介から菊池の評判を探ってみると、菊池は女たらしな上、危ない連中とつるんでいるとの噂。おかみは諦めたほうがいい、と六子を説得するが、六子を娘同然に可愛がっている鈴木オートの社長(堤真一)に二人のことが知られてしまい・・・?
というような話。
原作漫画が連作短編なので、映画も色々な人が主役となる群像劇です。
今回は上記のふたつの要素が柱。
観に行く前に聴いたラジオで、バンプのメンバーが3D版を観た感想を「そんなに飛び出さなくてもってくらい飛び出してた」と述べていたんですが、ホントそうだった。仰る通りでした升さん。
東京タワー飛び出しすぎだろ。
最初は見慣れなくていちいち飛び出し感に驚いていましたが、冒頭の東京タワーなどを除いて、遠景から撮るシーンが多いわけではないので、観ていくうちに慣れました。
東京タワーのような高い建物とか、空を飛ぶもの(グライダーとか雪とか)などは3Dだとかなり立体的に見え、見栄えがします。なので、3Dという要素を堪能したければ、アクション映画などのほうが面白いのかもしれません。でも、人によっては酔うらしいので、最初はこのくらいのほうがいいのかも。
話の内容としては、
今回も泣いた。もー何なの茶川先生!
今回、一家の大黒柱として連載がどうこうなる件の他に、勘当された父親との確執があったり、ものすごく可愛がっている淳之介の進路で悶着があったり、盛りだくさんです。基本的に割とダメ人間なのにどうしてこの人こんなに魅力的なんだろうね?
鈴木オートでは六ちゃんの恋のお話が。堀北真希可愛いなあ。未だに訛りが治らないのがまた可愛い。
鈴木オート社長役の堤真一と、その奥さんの薬師丸ひろ子がホントにいいです。あと、知らないうちに住み込み従業員(染谷将太)が増えていて、前々からいますが何か?ぐらいの感じに馴染んでいて笑いました。
今回割と影が薄かった鈴木オートの息子・一平(小清水一輝)といい淳之介(須賀健太)といい、
育ちすぎだろ。歳月経つのが早すぎる。あんなにちっちゃかったのになぁ。この子供たちがもう割と育ってしまったので子供要素としての要員なのか、たまに出てくる脇役の小学生3人が可愛かったです。
前作までを観ている人には期待を裏切られず安心して観られる作品。
この頃日本は元気だったんだなぁ。
あと、最後にバンプによるエンディングテーマ「グッドラック」が流れ、右側に歌詞が出るんですが、
歌詞が浮き出てたわ。3Dすごい。
ちなみにバンプファンの皆さん、映画で使われていたバージョン、
曲のラスト、CDとちょっと違ったよ。ものすごく違うわけではないですが、ばっちり知り尽くしているつもりだったので、ちょっと驚いてしまいました。
ちなみに、3Dメガネをかけた友達が映画を観る前にはしゃいでいたので、その姿を撮ってみたら、何が映りこんだのか、表面にアニメ目が書かれたパーティーマスクをつけたみたいに映っていて、もんのすごく面白かったです。何がどうしてそうなった。
お見せできないのがつくづく残念です。