皆様ごきげんよう。そろそろ今年は冷夏ってことでもいいんじゃないかしらと思い始めている黒猫でございますよ。過ごしやすいのはいいことだとは思うけれども。まあ、まだ7月だし、これからですかね。
一日あいてしまいましたが前回の続きを。
国立科学博物館をあとにしたわたしはそのままお隣の国立西洋博物館へ。近くて助かります。
お目当ては古代ギリシャ展です。
こちらはチケットを事前入手してはいたものの、入ったのは11時半頃で、もしかしてすごい混んでんのかなとちょっと不安でしたが、この時間帯にしてはそれほどでもありませんでした。
手荷物をロッカーに預けて特設展示会場へ。
先ほどの科博の自然科学系の展示と違い、こちらは写真撮影NGなので、画像はありません。ご了承下さい。
さきほどはちびっこたちの大声や奇声を「これは恐竜の声だから仕方ないのだ」と脳内変換しつつやり過ごしましたが、こちらの客層はやはり年齢層高め。最年少の子でも10歳前後で、会場がそこそこ静かなせいかその子たちも騒ぐことはなく、安心して見学できました。
しかし出遅れによりそこそこ混んでいたので、ひとつの展示を見るのに結構時間がかかりました。
個人的にはそこそこ馴染みのあるギリシャ神話の世界をモチーフにした作品が多く、特に彫像はどれも見事でした。しかしB.C.2500頃のものがいかにもプリミティブアートなのに対し、B.C.450頃の作品は圧倒的なまでの写実主義だという事実に改めて驚きを感じました。まあ結構年月経ってるけれどもすごい進化遂げたな、と。
この時期の立体塑像を間近に見る機会がなかったので、作品によっては360℃色んな視点から眺められるのは面白かったです。特に今回の目玉の「円盤投げ」の像は色んな角度から見てもやはり美しかったです。でも解説にあったように、実際には首は後ろ(円盤のほう)を向くべきなので、実際この姿勢取ったら右の首~肩がすごく辛いぞと思いましたが。
立体像があれほど写実的だったにも関わらず、アンフォラ(壷)や皿等の二次元のものに絵付けしたものはまた全然違うのも面白かったです。基本登場人物横向きだし。でもこれはこれで好き。
展示と直接関係ないですが、今ハマっているアニメ「TIGER&BUNNY」の中に出てくる会社の名称等がギリシャ神話を元ネタにしているので、あ、これはアレだ、とかわかってちょっと面白かったです。
折紙先輩の所属会社「ヘリペリデスファイナンス」だけよくわからなかったんですが、ヘラクレスの12の偉業のひとつ、「ヘスペリデスの黄金の林檎」が元ネタだったんですね。流石折紙先輩、他のヒーローより会社の元ネタ知名度も見切れ気味。
そんなこんなで満足して、且つかなり疲れて、こちらの常設展示を見る体力はありませんでした・・・ぐぬぬ、体力不足。
で。
見学を終えて13時前くらいだったので、ここからお昼に行きました。
わたしは一人ご飯なら基本エスニック、(辛いものなら尚可)と決めています。今回は前回行ってとても美味しかった南インド料理店、アーンドラキッチンを再訪。疲れていても一駅分歩くよ!
前回はミールスを食べたので、今回は絶対にマサラドーサを食べると決めていました。

どうよ、この皿からはみ出し感・・・!
マサラドーサはやっぱりこうじゃなくちゃね!
ランチはどれをオーダーしても問答無用でラッシーがつくようで、注文を聞かれる前にラッシーが来ました(笑)。ここの店員さん、チャキチャキしていてすごく話しかけてくるのがなんか楽しい。お待ちかねのドーサが来たとき「食べ方わかりますかー」と訊かれましたが「分かります!」と被り気味に答えてしまいました、興奮しててすいません。
隣の席のOLさんがいかにもランチに出てきましたという風で、上野が職場だったら毎日ランチ来られるのになーとか思いつつも、マサラドーサ美味しかった!!
わたしは「マサラドーサ」とはジャガイモのドーサという認識だったんですが、ここのはタマネギとニンニクの主張が結構強いです。でもとっても美味しかった☆
また一人博物館見学する際には絶対お邪魔します。でも一回夜も来てみたい。
お昼を終えてアメ横でお茶など買いつつ帰宅しましたが、そのあと潰れて寝オチしました。仕方ないね。
ホントはもう一個、空海と密教美術展もついでに行きたいのは山々だったんですが、これは一緒に行きたそうな人に心当たりがあったのでまた別の機会にします。
もっと体力つけなきゃ3館は回れなさそうだし。