満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『X-MEN ファイナルディシジョン』

2006-08-28 01:34:55 | 映画

皆様ごきげんよう。黒猫でございます。

今日は持ち越しになっていた『X-MEN ファイナルディシジョン』の感想を。

アメコミが原作で、実写映画としては3作目になりますがわたしは2を観ていません。でもわりと大丈夫でした。以下に一応全体の簡単なあらすじを。1・2のおさらいは公式サイトでもできるようなので、興味のある方はそちらをご参照下さい。

近未来。突然変異により特殊な身体的特徴や能力を持つ人間たちが生まれ始める。彼らはミュータントと呼ばれ、時に自分の能力を持て余し、能力によっては普通人に忌避・差別されていた。
ミュータントの先駆的存在であるプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア(パトリック・スチュワート)は、その強力なテレパシー能力でミュータントを探し出し、力の使い方を自分で制御し、学べるよう「恵まれし子どもたちの学園」を創設。次々とミュータントを探し出しては周囲に疎外されているミュータントの子どもたちに居場所を与えていた。(そこの卒業生でX-MENというチームを結成)
プロフェッサーがミュータントと人間との平和共存を図り、人間側の理解を求める活動をする一方で、金属を自在に操る能力を持ち、かつてプロフェッサーの親友だったマグニートーことエリック(イアン・マッケラン)は、人間とミュータントは相容れない存在とし、人間よりも優れているミュータントによる支配を主張する「ブラザーフット」を創設。人間に辛い目に遭わされたミュータントたちを次々取り込み、プロフェッサー一派と対立していた。

前作「2」までの戦いにより、プロフェッサー側からマグニートー側に寝返ったミュータントが数名いて、且つすべてのミュータントの中で最強とされるレベル5のサイキック能力を持つジェーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン、プロフェッサー側のミュータント)が洪水に巻き込まれて死んでしまったらしい、という状況で今回の『ファイナルディシジョン』が始まります。

ミュータント能力を消し去ることができる「キュア」という薬が開発された。プロフェッサー側では進んでその薬を使って普通の人間になりたいと思う者もいる中、マグニートー側では人間たちがそれを使ってミュータントを無力化するに違いないと断定、薬の元を断つために、薬が開発された研究所にいるという薬の元になる遺伝子を持つ少年の奪取を計画。
多くのミュータントが揺れる中、死んだと思われていたジーンが生還、しかしジーンは強すぎる己の能力で恋人のサイクロプス(ジェームズ・マーズデン)を犠牲にしてしまう。コントロールできない強大すぎる力に苦悩したジーンはマグニートー側に寝返るが・・・?

というような話。

いや、面白かったですよ。プロフェッサーとマグニートーがいればあと要らないですわたし。(なにその偏り方)マグニートーことイアン・マッケランの勝負服(?)はまずまず素敵なのですが、ヘルメットがどうにも。それと取ろうよ、と何回思ったことか(笑)。
多分今回の話のキモは、最強のミュータント、ジーンの苦悩と、ジーンに思いを寄せつつも恋人(サイクロプス)がいるから手出しできなかったウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)のもどかしさにあるんだと思いますが、わたしはひとりプロフェッサーとマグニートーばかり見てました。そういう愛の形もあります(笑)。
あと1作目と比べたらストーム(ハル・ベリー)のお色気度が3割増しくらいになっていたのは気のせいですか(笑)。シャツのボタン開けすぎですよ。かっこいいからいいけど。

多分アメリカでは原作ファンがたくさんいて、そういう人が製作に関わったんだろうなと思われるほど映像はよくできてました。いちいちかっこいいもの。CGがなかったら特殊能力をあれほど見事に描けないだろうし。

そして「ファイナルディシジョン」というのはどうやら邦題のようで、続けようと思えばまだまだ続けられそうなラストににやっとしました。
「ファイナル~」からいきなり観るとちょっと厳しいかもしれませんが、1か2を観ている方は面白く観られると思いますよ。


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