木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 408 退職

2006-09-30 | セミナー
AMCTセミナーやその他でいつもお世話になっている方が退職され9月末でお別れした。

ふんだん合うことはめったにないが、セミナーやANJの裏方としてスタッフ一同助けて頂いている。年に数回のご対面しかないが、いつも会うたび笑顔が印象的な方である。

笑顔がぴりぴりした雰囲気を和やかにしてくれる。やはり必要な存在である。いなくなると益々存在感がわかる。表に出ない方であるが、セミナーでプレゼンなどスムーズに行えるのはこの方達の存在がある。

この裏方の存在がなかったらセミナーは空回りするだろう。セミナーが成功するためには大きな存在である。いろいろな方に支えられて行われていることが再認識させられる。

遠方の方であったが更に、故郷に戻り距離的には遠い存在になってしまう。会う機会が遠のいてしまう。現在の情報化時代にはどこにいても情報を得ようと思えばいつでもできる。

今後も陰ながら応援してくださっていると思う。それに応えるべき一生懸命、期待を裏切らないように頑張るしまかない。いつか素敵な笑顔に再開できることを思っている。

拳骨

No 407 気持(心)が軽くなった

2006-09-29 | PCRT(心身条件反射治療)
No 403で紹介したテニスエルボーの患者さん。今朝の一番の患者さんで来院された。顔つきが違う。明るい顔つきである。

テニスエルボーの肘は若干張りと痛みは残るもののだいぶ楽になった。今日の治療は、フォームに悩んでいる感情が出た。自分でもファハンドのフォローのフォームがいまいち理想とは違う。

理想と現実のフォームの違いに迷っている。どうして迷うのか? 本人はわからない。理想のフォームとは何を根拠に理想と言っているのかわからない。ただ他人から違うといわれただけに過ぎない。言われたことによって迷いが生じている。

その迷うが更にフォームを悪くしギクシャクしたフォームをしている。感情的にも理想と現実のフォームのギャップに「いらだち」の感情が芽生えていた。今日はこの「いらだち」の感情を開放した。

帰り際に患者さんが言った。「先生、前回の治療の後から気持が軽くなり晴れました。こんな感じは初めてです。不思議ですね。」心が晴れる治療をしているのだから当たり前といえば当たり前だが、心と体の関係は切り離すことはできない。

心の問題が身体表面に訴えている。心の訴えを悟り開放してあげられるような治療があたり前になるようにならなければならない。今朝は朝から患者さんの笑顔と言葉で元気付けられた。

拳骨

No 406 捻挫

2006-09-28 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の新患。50歳代の御婦人。2月に転倒し左手の第3,4指の捻挫をした。直ぐに整形外科を受診し治療を行う。診断は「捻挫」である。

9月20日まで整形外科で治療を行っていたが一向に改善しない。負傷部位の関節は靭帯が肥厚しこぶのようになっている。これは初期治療の間違いである。靭帯の肥厚は初期治療の処置の仕方でどうにでもなる。

関節の拘縮がある。最大屈曲までできない。拳を握れない状態である。当然、屈曲すると痛みが増発する。これも、リハビリの間違いである。通常この程度の捻挫は2週間で改善する。(臨床経験上)

2週間の捻挫が7ヶ月もかかって改善しないのは? ハッキリ言ってお医者さんも治す気がない。捻挫で死ぬことはないからのんきなのである。のんきなお医者さんのおかげで迷惑を被るのは患者さんである。

さて、CCRKの検査では治癒を遅らせている原因を探らなければならない。でてきた感情的なストレス。「仕事」「対人」のストレス。捻挫をする以前からこのようなストレスを抱えていたらしい。ストレスでうつ気味にもなっている。

そんなときに捻挫をした。仕事の内容はすしを握っている。指を使う仕事である。指を握ることに感情が宿っている。職場で指を使うことに潜在的に抵抗があり治りを遅くしている。

AMCTで神経バランスを整えPCRTで感情の抑圧を開放する。握ることができなかった指が握ることができるようになった。完全ではないが確実に改善したいる。本人も納得した。職場でのストレスを自覚している。波長があわない人と一緒に仕事をするのはエネルギー的に滞りをつくる。

拳骨

No 405 突然嗅覚がなくなる

2006-09-27 | PCRT(心身条件反射治療)
今日の新患。60歳代の御婦人。主訴 右手の第3,4,5指のシビレと慢性腰痛。半年前から発症し整形外科で治療を受ける。

レントゲン検査の結果C5/C6の隙間が狭いからシビレがでるといわれた。腰痛は我慢できるようだったので診てもらわなかったらしいが、最近酷くなり来院時に訴える。

問診時の話し方が気なるので詳しく聞いてみた。でてきた症状が筋肉骨格系だけでなくいろいろ出てきた。うつなども見え隠れする。全て感情が絡んでいる。自分でも何となく気がついている。

不定愁訴のため心療内科を勧められて受診する。精神的には落ちついているようだ。そんな患者さんが感情が影響している症状を訴えた面白い例を紹介する。

姑が寝たっきりで介護をしていて下の世話をしているとき、本人は世話好きで下の世話も苦にならず好んで世話をしていた。しばらくすると下の臭いが感じなくなった。

下の臭いだけでなく全ての臭いがわからなくからなくなった。原因がわからない。専門医でも原因がわからない。「ストレスだろう」ぐらいのことは言われた。姑の介護をする自分の気持の中に「下の世話は臭い」というような気持があったのかもしれない。

そのような何気ない「気づき」を感じたらしい。その後、自然と臭いが戻ってきた。何もなかったような元の臭いが戻ってきた。そな話しをしてくれた。

潜在的なところに「下の世話は臭い」というようなものをもっていたためだろうとその患者さんは理解し、物事の感情を理性で抑圧することの矛盾の表れかもしれない例であった。

拳骨

N0 404 良性発作性頭位眩暈症

2006-09-26 | カイロ神経学
昨日の新患。60歳代の御婦人。3年前に原因不明の眩暈を発症する。姿勢を変えると眩暈を起す。姿勢と言っても横になったり、起き上がったりと頭の位置を変えるとめっまいがする。

専門医を受診し「良性発作性頭位眩暈症」と診断される。良性発作性頭位眩暈症の典型的な症状である。横になると眩暈がして横になれない。ひどい人はイスに座って寝ることもあるらしい。

とにかく横になれない。この患者さんは頭を右下にして横なると眩暈がする。おきることもできない。

3年前に初めて発症した。昨年も再発し、今年の6月に再度発症し現在まで続いている。もちろん専門医で受診をし治療をしている。投薬と安静の指導である。頭位眩暈症のメカニズムは解明されているが原因は不明である。

頭位眩暈症は耳石が半規管に混入しそれが頭位の変化により動くために異常な内リンパ流動が起きて、めまいと眼振が生じるというものである。この耳石を正常な位置に戻すテクニックがある。しかし、専門医では行っていないようだ。どうしてだ?

カイロ神経学で学んだものと同じである。比較的最近のモジュールで学んだものだから直ぐに頭に浮かんだ。検査法も治療法も忘れていたが「日常診療のピットフォール」に目を通すと思い出した。

早速検査する。右後半規管に異常が見つかった。しかし、右懸垂頭位の姿勢からの眼振が見られない。見られないのか見るのができないのか、とにかく眼振が確認できない。初めての検査なので無理もないあか。奥の手を使って検査をする。

耳石は確認されたがおおもとの原因はこれにあらず。深いものがある。とりあえずEpley法で耳石を正常な位置に戻す。とりあえず眩暈はだいぶ治まった。しかし、多くの患者に見られるような「横なると再発する」不安感が残っている。継続治療で「心の眩暈」を改善していくことにする。

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No 403 テニスエルボー

2006-09-25 | PCRT(心身条件反射治療)
今日の新患。30歳代 主婦 右肘テニスエルボー テニスは数年前から始めてほぼ毎日練習をしている。

2週間前から右ひじの痛みを訴えて整形外科を受診する。例のごとく「テニスエルボー」と診断されシップと安静を指導される。原因は「使い過ぎ」である。決まりきった診断と処置である。

しばらく安静にしていて痛みが楽なり再度練習をした。再度痛くなった。当たり前である。原因は使い過ぎではないからである。原因が解決していないのに練習を再開すれば再発を繰り返すのは当たり前である。

友人からの紹介でCCRKに来院する。検査する。右肘屈曲時に痛みが外顆に出る。イス持ち上げテストで同部位に痛みが増発する。所謂、外顆炎である。まさにテニスをして痛くなったから「テニスエルボー」である。上手いことを言う。

テニスをして外顆炎になると「テニスエルボー」と傷病名?のごとくいわれているが、テニスをしなくても肘の「外顆炎」はおきる。事務職の人に多い。パソコンや筆記仕事をする人に多い。この人たちも「テニスエルボー」か? そんなことは同でもいいか。

検査をする。感情が絡んでいる。「上達しない」「嫌になる」本人は全くそんな感情を意識したことが無い。潜在的に懐いている感情である。「三焦経」のブロックが見られる。AMCTで神経バランスを整えて、更にPCRTで感情のブロックを開放する。屈曲痛はなくなった。若干、イス持ち上げ検査で痛みが残るが1か2くらいの疼痛である。

多くは「テニスエルボー」は使い過ぎ症候群といわれているが、使い過ぎだけではないこともある。見極めが必要である。

拳骨

No 402 ハチ・毛虫刺され

2006-09-22 | NAETアレルギー治療







ハチ刺されと毛虫に刺された症例報告

患者Gさんは植木屋さんである。日頃から雑木の手入れをしてる。一昨日の作業中にハチに刺され、更に毛虫にも刺された。

右手甲の小指の付け根にハチに刺され、腫脹と痒みがでている。右手首の内側の前腕末端の部分を毛虫に刺されて、小さい丘陵上の痒みをともなった湿疹が複数出ている。

ハチ刺されは今回で2回目の経験である。ハチによるアナフィラキシーは無いようである。しかし、昆虫毒による症状は高度な痒みがある。ハチさされの痒みはヒスタミンなどの生化学の影響があるらしい。

もちろんアレルギーとして捉えなければならない。ハチ毒の成分はヒスタミン、セロトニンなどのアミン類、ホスホリパーゼ、ヒアルノニダーゼなどの酵素類、キニン、mast celldegranulation (MCP)ペプチドなどの低分子ペプチドが含まれている。

成分を知っていると役に立つこともあるが、臨床は試験管の出来事ではないので参考程度まで。やはり臨床家は治すことが重要である。

治療前と後の写真を掲載する。一回の治療後、翌日の写真である。発赤や湿疹は改善した。痒みが若干残っている。

青色バックが治療前、ピンクバックが治療後、写真の順番がわかりにくいがご勘弁を。

拳骨






No 401 スポーツストレス

2006-09-21 | スポーツ障害
当院は高校生のスポーツ選手が多い。特にこの近辺はスポーツの盛んな高校が沢山ある。

高校入学と同時に部活に入部し活躍する。入学当初から即戦力として期待され1年生から公式戦に出場する選手も少なくない。このような選手はスポーツ特待生での入学が多い。

当然入学時から期待され、周りの目を気にする。特に、先輩、同僚の目は気なるらしい。期待されるのと特待生のプライドでかなりの緊張を強いられプレッやーになることが多い。

このプレッシャーに打ち勝ち3年間いい成績を収めるのはたいへんな努力が要る。もちろん部活だけしていればいいわけでなく勉強もしなければならない。全国的にスポーツで有名な学校ではスポーツクラスがある。

このような学校は授業は午前中で午後から部活とスポーツを行う上では環境がいい。しかし、このような環境は希である。多くは、一般学生と同じ環境で勉強をする。文武両道である。

期待されて入部するが期待に応え活躍する選手はそう多くない。プレッシャーに負ける選手がいる。そういう選手達は必ずと言っていいほど「怪我やスポーツ障害」を原因で挫折する選手が多い。

そのような選手の治療していると、怪我や身体的障害はスポーツを断念するような原因になっていることは少ない。スポーツを断念せざる得ない原因はほかにある。

必ずみられるのが「感情的ストレス」が絡んでいる。指導者との練習方法や理論の違いによる不信感。同僚のねたみ、先輩からのいじめ、勉強との両立ができないなどなど。

このようなストレスを抱えて練習をするのは危険である。身体的なケガはもちろん精神的にも落ち込んだりする。精神的な問題を抱えると一生のこととなることもある。実際にそういう患者さんもきている。

期待されて入学し途中で部活を断念した選手の多くはケガや障害を原因とし、更にお医者さんで治らないとか、安静にしなさいとかいわれることは、選手の逃避感情をあおるようなものである。このような助言は解決策にはならない。

治療家はケガや障害の背景になにが存在するのか本質的な部分を見ることが、選手の障害を治療することになる。痛い部分だけ診ていると治しきれない。

拳骨


No 400 死ねばいい

2006-09-20 | PCRT(心身条件反射治療)
今朝の新聞の人生相談から。「お母さんなんか死ねばいい・・・」という手帳のメモ書きを見たお母さんからの相談である。

旦那さんに先立たれて女手一つで二人の子供育ててきたお母さん。次女は嫁に行き孫もできて幸せに暮らしている。長女はお母さんと二人暮らしで自宅で家事などをして、お母さんを助けている。

親子助け合い仲のいい家族である。その長女が手帳に「お母さんなんかが死ねばいい。妹ばかり幸せで、お母さんが死ねば私は楽になる。」といったような手帳をお母さんが拾って読んだ。

お母さんは大変なショックを受け、子供がそんなことを思っていたのかと今後、子供とどう接したらいいのか困惑している。子供との会話がなくなり打つと思われるような状態が続いている。

回答者は「誰でもそんな気持は持つものである。一過性の感情でいつまでもそんな感情は懐いていないだろう・・・」ということである。小生も小さい頃は親に叱られると。親など死ねばいいと思ったことが何度もある。皆さんも一度や二度経験した感情だと思う。

年を重ねると知恵が付き、賢くなる。大人としての成長である。大人としての成長するために理性が構築され、感情を抑えることができるようになる。ほしいものがあり手に入れることができないと、子供のように駄々をこねることができない。感情の抑圧である。

感情を抑えることができない人は、欲望のままに犯罪者になることもある。逆に感情を抑圧しすぎると心身ともに不健康になる。正と負の狭間で揺れ動くのいい。正だけで向上しようとすると脱輪する。また、負だけで走ると落ち込んでしまう。

非線形(直線ではなく揺れ動いている)で、正と負を揺れ動いている感情が必要だ。負の感情も誰でも持っている。表に出す必要はないが負の感情があることに気づきがあれば救われる。このお母さんは、長女は正の感情しかないものともっている。

お母さんも負の感情は持ってはいけないものとおもい、子供のしつけにも負の感情はもってはいけないものとしつけをしたのかもしれない。ショックを受けるのはあたりあまえである。

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No 399 ボランティア

2006-09-19 | カイロプラクティック
17日はボランティアに参加した。平塚で行われた24時間マラソン大会のANJによるアスリートのケアボランティアである。多くの選手が治療に来てくれてAMCTの治療を体験していただいた。

ANJのN先生やH先生が入念な下準備をしてくれて無事終了した。セミナーもイベント参加も同じだが、成功の裏には必ず入念な下準備が必要だ。表には出てこない裏の部分である。

成功か失敗かはこの下準備にかかっている。そういう意味ではたいへんな苦労があるはずだ。さらに、ボランティアに参加された先生方の熱心さが一味も二味もボランティアの内容に味付けをする。

今回も多くの選手が治療に来てくれた。ボランテァイを始めてからどのくらいの人たちにAMCTを提供してきたか数えたことはないが、すでに数千人には達しているだろう。一人でも多くの人にAMCTを提供し理解していただくためにも継続しなければならない。

ボランティアは社会にAMCTの理解を深めるための提供とともに、参加者の道場でもある。積極的な参加は、技術の向上が飛躍的になる。普段オフィスでは見られない症状の選手が多く来る。特に急性の患者さんが多い。

ボランティアは社会的にも治療家にとっても恩恵ももたらす。これからも秋の国体とボランテァイの予定はある。参加する先生方は、どんな目的で参加するのかもう一度、考えて見てはどうかな。

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No 398 病気治りたくない

2006-09-16 | 感情ストレス
今朝の新聞記事より。人生相談のコーナーに掲載されていたがん患者さんからの相談ごと。

癌の手術をしてその後、現在は放射線治療をしている。症状も落ち着き快方に向かっている。通常であれば家族も本人も死の恐怖から開放され喜ばしいことである。

この相談者の相談事とは、癌からの快方は喜ばしくないようで癌は治らないほうが良かったらしい。というのも、病気になる前から「死」への願望があったらしい。

死にたいけど家族や世間のことを考えると死ねない。幸い? 癌になり「死」への願望が満たされるかと思ったが、治療のかいあって快方に向かっている。「死」への願望は異常か? というような相談である。 皆さんはどう答えます。

人の意識は、心理学的には4%位の顕在意識と残りは96%位の潜在意識らしい。意識的に考えたり行動できるのはたかだか4%に過ぎない。普段行われている行動などは意識外の潜在的なものが動かしているらしい。

患者さんの中にも、潜在的に「病気が治りたくない」というような感情を持っている。こんなことを書くと「何をバカなこと言っている。そんな人はいないだろう。」といわれるかもしれない。96%は潜在的な感情があるわけだから「病気を治したくない」というような感情があってもおかしくない。

もちろん「自殺願望」や「人を殺してみたい」といった感情も潜在的には持っている。ジキルとハイドの両極端な人格があってもおかしくない。潜在的な意識の気づきがないだけである。

潜在的な意識への気づきが無い人は、感情の滞りができ身体エネルギーのブロックができる。そんな人ほど病気やケガが多い。また、治りも遅い。

新聞の記事では、精神科医の回答者は「・・・過去をのろい他人を恨むという調子がなく、むしろ家族や病気に苦しむ人たちのことを思いやる優しい心が・・・裏目に出ているのかもしれない。・・術後で憂鬱になり悲観的な考えになっている。術後の気持のゆれだ。」と、顕在意識への回答である。

このような回答が大方の意見であると思う。できれば潜在的な意識への「気づき」を与えてあげることも必要と思う。

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No 397 仕事の流儀

2006-09-15 | カイロプラクティック
昨晩のNHK番組 プロフェッショナル「仕事の流儀」を見たかは多いだろう。昨晩の主役「脳神経外科医・上山博康医師」さすがである。

さすがというか患者さんの命と自分医師生命をかけて真剣勝負がうかがえた。生命の根源である「脳」の仕事をしている。患者さんの多くは「脳」=「生命」という生死を分ける狭間での極限状態で日々おびえている。

すがる思いで上山先生をたよる。まさに命を預ける。上山先生は安全パイを握らない。インタビューの中でこんなことを行っていた。「私の治療で治る」と言い切ることに弁護士から「それは危険な治療です。治るとはいわないほうがいい。」みたいなことをいわれた。

最近の日本の医療業界も、医療訴訟でたいへんである。以前と違って密室の出来事は隠すこことができず、治療家が負けることが多い。中には、死のリスクが高い患者さんを受け入れない風潮も出てきた。(新聞記事より)

代替医療の世界も同じだ。「治るという言葉は使うな」というような教育を受ける。法律的な問題もあるが、治す必要のない治療などない。どんな些細の症状でも治すことを前提において治癒率を高めたいものだ。

上山先生の脳外科医としての過去には壮絶な葛藤があったようだ。その過去が現在の医師生命をかけた真剣勝負に挑んでいるようにも思える。治せないのは自分の未熟さが原因とまで言い切る。久しぶりに勝負師の顔を見た。

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No 396 ブログがストレス

2006-09-14 | PCRT(心身条件反射治療)
No377で紹介した下肢痛の患者さん。一生付き合いなさいといわれた下肢痛とシビレは3回の治療でほぼ改善した。

その他の症状はないのか訊ねた。だいぶ前から慢性的な肩こりがあるとのこと。検査をすると、頚部の回旋、側屈の制限と痛み。右肩関節の運動制限と所謂肩こりの症状が酷い。

本人は慣れっこになっている。肩こりの症状も自覚できないようだ。同年代の人に同じような症状が多いため、年のせいや、周りがなっているのだから自分もなっても以上とは思わない。そのような考えの患者さんが多い。

どういう状況が辛いのか訊ねた。「仕事でパソコンをしているときが、一番辛いです。」パソコンに向かっている姿勢が長時間になると辛くなる。長時間の頚部の前傾姿勢で頚部の筋肉疲労が原因である。・・と、皆さんも思ったはずだ。

しかし違う。確かに力学的なストレスも影響はするが力学的なストレスよりパソコンに向かっている感情が大きく影響している。この患者さんは、仕事上のパソコン操作はさほど影響していない。

更に深く追求していくと出てきた。この患者さんは自宅でのパソコン操作が悪さをしている。毎日ブログを更新している。時にはネタや言葉探しに苦労するらしい。そんな感情が影響している。感情とパソコンが心身の条件付けされパソコンに向かうと症状が悪化する。

このブログもそろそろ飽きてきた感じがする。面白い症例がなくなってきた。というよりストレスやアレルギーの治療が当たり前に成ってきている。本質的な治療を求めていくと行き着くところにいく。しかし、治療には感動がある、この感動があるうちは続ける。

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No 395 めまい&耳鳴り

2006-09-13 | NAETアレルギー治療
今日で2回目の治療を行った「耳鳴り」「めまい」「頭痛」の患者さん。原因はわからない。突然やってきた症状である。

原因はわからないがこの患者さんは畑で野菜を捥いでいるときにふらふらしてその後しばらくめまいがしている。耳鳴りと頭痛もしてる。原因といえるかどうか、とりあえず姿勢の変化でめまいが始まった。

さて、上記の症状を聞くと、第一に疑いたくなるのは「メニエル」である。あるいは半規管の問題である。皆さんの推理はどうでしょうか? 検査をする。半規管が機能低下している。機能低下を引き起こしている「ウイルス」がでた。

風邪の自覚症状は無い。何のウイルスか特定できなかったが「ウイルス」は間違いない。経絡は「三焦経」耳鳴り、半規管、頭痛と三焦経の経絡上に一致する。感情も絡んでいる。

昨日と今日の2回の治療でめまい、耳鳴り、頭痛の自覚症状はなくなった。昨日、来院されたときは治療室に入る足取りがふらふらしていた。今日は軽快である。70%の改善である。2,3日後にもう一度の治療を行う。

一般的には耳鳴りやめまいは治療かにとって厄介な症状である。なかなか改善しにくい。原因を適格にみつけだせば早期に改善する。「めまい、耳鳴り」=「メニエル」といった疑いは必要だが、先入観や決め付けは早期解決の妨げになる。

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No 394 末梢性顔面麻痺

2006-09-12 | NAETアレルギー治療
今日で2回目の患者さん。主訴は末梢性の顔面麻痺、円形脱毛症、肩こりその他もろもろ。

7月末頃に発症する。専門医にて治療中であるがなかなか改善の兆しがないので、友人の紹介で来院する。過去にも同じような症状が出たことがある。

なかなか複雑な感情が見え隠れする。検査ではCCRKの治療で改善するとでている。最初の症状は頚部の痛みからであったが丁度、頚部のリンパ節当たりである。専門医では「ウイルス」の影響だろうといわれた。

検査では「ウイルス」はでてこない。感情が大きな原因である。4年前は左側の麻痺が出て1年近く専門医で治療をしたが治らずいまだに眼瞼下垂が見える。その後左の麻痺が出て治ったが、再び左に麻痺が出た。

感情が複雑である。治療はNAETで行う。最初は半信半疑で治療を受けたが、1回目の治療後、額の皺が出始めた。本人がおどろいている。2回目の治療後はだいぶ顔つきが良くなってきた。顔色も良い。後は信じていただくしかない。信じていただくのも結果を出すこと以外ない。

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