木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 556 インフルエンザ

2007-03-31 | AMCT治療
昨日は2人のインフルエンザの患者さんが来た。兄弟でいずれも小学未満の小さなお子さんである。しばらく続いていたセキや鼻炎、更に一昨日から発熱が始まった。熱は二人とも39度以上。

お母さんも心配して専門医へつれて受診した。検査の結果インフルエンザと診断された。インフルエンザA型とB型両方出たと言っていた。もちろん、薬を処方された。いま話題の「タミフル」である。

インフルエンザと言うと、周りの人は感染するのではないかと心配するがウイルスなど日常生活の場に五万といるはずである。感染するのは高齢者や小さい子が多い。もちろん成人も感染し発症する。

成人の方も感染する人はストレスが多く、自律神経系の乱れが非常に顕著にでている人に感染しやすいはずだ。自律神経系の乱れは免疫力の低下をまねく。老人、子供も免疫力が低下している。

特にアレルギー疾患がある子供さんは、酸性体質で免疫力の低下していることは明らかである。アレルギー体質のお子さんはいろいろな病気にかかりやすい。

親心で、今話題のタミフルは飲ませたくないと言うことでお母さんが連れてきた。当院の検査をしてみるとやはり二人ともインフルエンザが確認された。一人は複合型でも一人は複合型であるがA型が強く出てきた。治療後の再検査では発熱は20時間以内に下がり合計3回の治療で改善すると出た。今日も治療を行う。早く元気な笑顔が見たい。

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No 555 セミナー準備

2007-03-30 | セミナー
最近にわかに忙しくなってきた。今年度のセミナーも1ヵ月後に迫ってきた。今年度はTrack3でシンポジウムを計画している。

11月開催のシンポジウムの準備も同時進行して進めている。このシンポジウムのテーマは「機械論からの脱却」(仮)である。いまだに医療の現場では姿勢が悪い、骨盤が歪んでいる、骨がズレテイルなどと言っている。

根拠のない機械論を医療に携わる人が、誠しなやかに患者さんに説明する。テレビや新聞でも同じである。社会現象にまでなっている。患者さんは洗脳されすっかり「結果原因説」を信じているため、正しい治療を受ける機会を逃している。

今年度からAMI本部公認のインストラクターが3人誕生する。いずれもAMCT臨床経験が豊富であり、有機論的治療の理解者であり実践者でもある。計5人のインストラクターで望む、今年度のAMCTセミナー。内容の濃いセミナーを提供できる。

最近、また腰痛、肩こりが始まった。原因はわかっている。(笑)

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No 554 体内ガーゼと腰から足の痛み

2007-03-29 | カイロプラクティック
今朝のY新聞。読んだ方もいるだろう。60歳代の男性が下肢痛をともなった腰痛で画像検査をした。画像検査の結果体内にガーゼがみつかった。自然現象ではないことは明らかである。

この男性は28年前に大学病院で椎間板ヘルニアの手術をした際に、止血止めのガーゼを体内に置いたまま縫合されてしまった。その後、28年間何の問題もなく過ごしてきたのだろう。

どういう訳か、04年ごろより下肢痛をともなった腰痛が発症し、どう大学病院でCTで検査をしたら、体内にガーゼが見つかったと言う話である。再手術をしてガーゼを摘出して問題はなかったという。

しかし、下肢痛をともなった腰痛は治らなかったらしい。腰痛とガーゼの関係は全くないとわかった。ヘルニアの手術もしているのでヘルニアとの関係もないはずだ。ヘルニアの再発? CTで検査しているのだから再発の疑いもないはずだ。

さて、下肢痛をともなった腰痛の原因はいったいなんだろう。整形外科の先生や機械論的思考のカイロプラクターは、下肢痛をともなった腰痛となるとすかさず椎間板ヘルニアを疑うが「下肢痛をともなった腰痛=椎間板ヘルニア」の公式に疑問を持ったほうがよさそうだ。

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No 553 骨休め

2007-03-28 | カイロプラクティック
骨休め。じっくりと堪能してください。とにかく笑える。昨晩は思わず15回もリプレーし増した。(笑、笑、笑・・・)

ムエタイといえば格闘技です。ルールはあるだろが、男ならわかる痛みです。これも男ならではの心理的なものなのか?

http://youtubegarden.sblo.jp/category/171635.html

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No 552 考え方のクセ「心配性」

2007-03-27 | PCRT(心身条件反射治療)
今朝のY新聞の「人生案内」の相談コーナーに掲載されていた相談事である。

「50歳代主婦。私は家庭での行事などが近づくと、体調が悪くなります。特に私が重要なことをするわけではないのに、そうなります。
 昨年は、父の法事の2週間前から胃がムカムカして食事ができなくなり、3キロもやせてしまいました。検査をしましたが、異常はありません。法事が終わると自然に治りました。

 2人の子どもは独立し、他県で働いていますが、子どもたちが帰省するときも似たような状態になります。せっかく帰ってくるのだから、元気でいたいと思います。自分の子どもなのだから、思い悩むことはないはずなのに、体が反応しているようです。  これって、病気なのでしょうか。薬に頼らず治したいのですが。」


現実、このような悩みをかかえている方は比較的多いのではないか。病院にいっても検査では出てこない。原因を病原菌や食べ物とか機械論的な原因物質が特定できないとストレスによるものとする。よくあることである。


この相談の答えが
「案じなくてもよいことをくよくよ悩む」のが慢性的に続いて生活に支障をきたすような場合、欧米の精神医学では「全般性不安障害」と診断されます。病名があるくらいだから、欧米にだってこれで困っている人は多いのだと思いますが、日本では古くから「心配性」というコトバがあって、この方がぴったりくる。
 心配性というのは自分が得しようとか、傷つくのが怖いとかではなく、とにかく家族や他の人に尽くしたい、良くしたいという思いでくよくよする場合が多い。その点、古き良き日本人の典型なんですが、考え方のクセなので案外直しにくいのです。」


心配性だから心配しないようにと言っても、心配は消えない。「考え方のクセ」で片付けられればそんなよいことはない。癖は直りにくいものと位置づけされている。もう少し深く探っていくと、心配性(感情)が身体にどのような影響を与えるかである。

感情と胃痛の関係は? 胃腸科の先生であれば胃酸の過剰分泌や潰瘍云々と説明される。それも「結果原因説」である。東洋医学の考えに「内臓と感情」の関係がある。それぞれの内臓は感情を持っている。たとえば「胃=うんざり」など。

感情も意識できることの感情も然る事、潜在的な感情で自分でも気づかない感情が影響していることが多い。

自分では気づかない「うんざり」の感情が胃経の経絡のエネルギーブロックをして悪さをする。そうすると胃経の経絡の皮膚や筋肉、関節、内臓に症状を引き起こすと考えると無理がない。エネルギーブロックを開放するだけで問題は解決する。

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No 551 野球選手の腰痛

2007-03-26 | PCRT(心身条件反射治療)
シニアの野球選手。中学1年生シニアでプレーして約1年経ち、そのほとんどが腰痛で辛い思いをしていた。今日で4回目の治療を終えほとんど痛みはなくなった。

2回目の治療後はほとんど傷みがなく、プレー後に軽い張り感があるだけであった。整形外科を受診していろいろ検査し、治療を受け他が改善しなかった。画像検査で異常が見つからず、疲労性の痛み、成長痛、筋力が弱いなどいろいろいわれて、そのつどマッサージや鍼灸に通っていた。

この選手は、小学から野球を始め、ポジションはサードをしていた。シニアに入りセカンドにコンバートされ、ゲッツープレーなどで、なかなか上手く連携がとれず悩んでいた。

ポジションの違いによる野球への不安や、自己嫌悪に陥っていた。監督コーチから連係プレーに対していろいろ言われて、野球が嫌いになりかけている状態でプレーをするために腰痛を発していた。

野球に対する不安や自己嫌悪の感情から開放されたら、すっかり痛みはとれ連係プレーも難なくこなせるようになった。今は、野球が楽しくなり練習日が待ち遠しいくらいになったと言っている。頑張れ野球小僧。

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No 550 膝に水が溜まる(関節水腫)

2007-03-24 | カイロプラクティック
50代半ばの御婦人。数年前から変形性膝関節症で膝に水が溜まり、そのつど関節穿刺をして50ccくらい抜いていた。多いときは1週間ニ2回ほど抜いていた。

何十回となく抜いていた。整形外科の得意とする治療である。症状は膝の痛みと可動域の減少、腫れぼったい違和感がある。患者さんも水が溜まったら抜くものと思っている。今日は何CC抜いた、今日は何CC抜いたの繰り返しで一向によくならない。

水が溜まるのは結果であり原因ではない。どうして水が溜まる原因を解明しないのか不思議である。患者さんの膝周辺を触診すると穿刺したところが硬くなり硬結が確認される。その硬結も圧痛があり押すと痛がる。

CCRKで治療を始めてから穿刺したのは3週間で3回である。一番最近の穿刺では20CCを抜いた。だいぶ少なくなってきている。抜かなくても問題はないのだが、患者さんの強い希望で、治療中も抜きに行っている。

CCRK治療を始めてから抜く回数も間隔もだいぶあいてきた。もう少しで水腫がたまらなくなる。原因を究明すれば水もたまらなくなる。

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No 549 頻尿

2007-03-23 | NAETアレルギー治療
60歳代の御婦人。最近、夜間の頻尿で困っている。床についてから朝までに5~7回くらいトイレに行く。専門医では、夜はお茶、水を控えるように指導され、薬を処方されたが効果がない。

本人も年のせいだから仕方ないと諦めていた。この患者さんと話をしていると「年のせいだから」という言葉が頻繁に出てくる。口癖のようだ。年のせいでは仕方ないと言い聞かせているようだ。

検査では「お茶」が出てくる。ほらみろ。お茶の利尿効果の影響で頻尿になっているのだろう。・・と、早合点は間違いの元である。一般的にはお茶やコウヒーは利尿作用があるから、頻尿になるのは当然と考える。

この場合の「お茶」はエネルギー的に脳が反発してエネルギーブロックをして悪さをしていると考えたほうがいい。利尿作用で頻尿になっているわけではない。

3回の治療で改善した。夜もぐっすり眠れるようになった。飲みたいお茶を飲ませない生活指導は治療ではない。飲みたいものは飲めるようにする治療が理想である。

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No 548 背後霊(人)3

2007-03-22 | PCRT(心身条件反射治療)
先日紹介した「仕事中の腰痛」の患者さん。職場の後ろに座っている人が気になって、緊張している。その影響で自律神経系を乱し、筋緊張が絶えず続いて腰痛を引き起こしていた。

自分でも気づかない感情的なストレスが自律神経系にどのような影響を与えるか測定したグラフがある。感情のエネルギーがブロックされると自律神経系は見事に乱れる。逆に開放すると、これも見事に変化して改善する。

グラフの
上段は交感神経と副交感神経のバランス
中段はSDNN(自律神経のエネルギー)
下段は自律神経系の総合的な評価

左から3つ目までが初回の治療前とAMCT治療後、PCRT治療後
腰痛は改善したが交感神経が優位型のアンバランスを示している。
PCRT治療も人に対する感情を認識してもらう程度の治療である。

SDNN58
 
左から4,5番目 2回目の来院時の治療前後(1週間後)腰痛なし
症状「職場へ行きたくない」
AMCT治療後 SDNN50 副交感神経が高くなり自律神経の緊張は改善した。
PCRT治療後 SDNN57 交感神経系がやや優位型の6対4の理想的なバランス

左から6,7番目 3回目の来院(前回より1週間後)腰痛なし
職場への行きたくない感情は無くなった。行くのがいやでなくなった。
家庭での人関係の感情が出てきた。
AMCT治療後 SDNN67 副交感神経優位型
PCRT治療後 SDNN80 6対4 理想的なバランス

左から8、9,10番目 4回目の来院(1週間後)9番目はエラー 腰痛なし
肩こりあり 職場へは抵抗なく行っている。
家族関係の深く長い感情がある この感情が本質的に神経機能を乱している

治療前    SDNN60 副交感神経優位型
AMCT治療後  SDNN144 (エラー?)
PCRT治療後  SDNN64 若干の副交感神経が優位であるが問題ない

下段のグラフ
総体的な自律神経系の評価では、右肩上がりの上昇で自律神経系の機能が正常に改善し、更にエネルギー的にも活力を増してきている。

AMCT治療だけでも十分改善するが、筋骨格系や気分の問題でも「感情の抑圧」から開放することによって、更に自律神経系の改善度も向上することがわかる。自律神経系が及ぼす心身の問題は現代社会では大きな問題になっている。

臨床かとしては、日常頻繁に見られる自律神経系の乱れを改善していくことが大切であり、目先の腰痛だけが治療対象では単なる対処療法であり西洋医学と変わりない。更に、本質的な「こころ」が原因であることに気づくべきである。

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No 547 本当に風邪ですか?

2007-03-20 | NAETアレルギー治療
この時期は花粉症の時期で、症状が鼻水、くしゃみ、目の痒みまどの症状で困っている患者さんが多い。

このあたりの症状は、スギ花粉の時期的なものと、花粉症の典型的な症状と照らし合わせると、いわゆる「スギ花粉症」などと素人でもある程度判断できる。それなりの専門医へ出向く。

この時期、更に風邪?の症状も多く診られる。微熱、セキ、喉の痛み、鼻水、特に多いのがせみである。中には、下痢や便秘、胃痛などの消化器の症状も併発している。

こうなってくると、素人はどこの専門科にいったらいいのか迷う。内科やら胃腸科やらアレルギー科やら、戸惑ってしまう。また、受け入れるほうも来たものは帰さずとやら、その専門の分野から診断を下す。

ウイルスが見つからなくても内科であれば「風邪ですね」胃腸かであれば「胃炎ですね」アレルギー科であれば「花粉症ですね」。いくかによって異なる診断がつくことがある。

当院にもいろいろな症状を持った患者さんだいる。腰痛で来院された患者さん。数週間セキが止まらず、内科に行ったら「風邪」と診断され咳止めの薬を処方されていたが一向に治る気配が無い。

腰痛の治療と合わせて検査をすると、ウイルスは見つからない。詳細に原因となるものを見つけると「花粉」がみつかった。治療を行うと数週間続いたせきが止まる。止まると言うことは「花粉」が引き金になっていたことは明らかである。

他の患者さん。この患者さんも腰痛で来院されている。「最近、胃腸の調子が悪く、下痢が続いているのです。お医者さんでは急性大腸炎と言われました。」検査してみると「花粉」がでてきた。2回の治療で下痢は治まった。

症状から診断、治療を行うと改善しないことが多い。やはり「結果原因説」のように、症状は結果であり原因ではない。あたかも結果を原因のごとく診ると結果がでないことが多い。みたてをできれば早期の改善が可能である。

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No 546 子宮筋腫&不正出血

2007-03-19 | NAETアレルギー治療
50歳代 主婦 数年前から子宮筋腫が発見され、その後経過を見ていきましょうと言うことで、経過を観察していた。

軽度の頻尿があったが、日常生活に支障はなったのでこれと言って治療もしなかった。最近、不正出血が続き、検査をしたら子宮筋腫が大きくなって、圧迫するところの場所が悪く、その影響で出血しているとのことである。

専門医では手術を勧められたが、もう少し経過を見たいということで当院の治療を始めた。5回の治療後は不正出血が止まり効果が出てきた。とりあえず、早期の手術は避けることができた。

このまま治療を継続して、更に様子を観察することにした。もちろん、専門医の受診も継続して行う。手術のリスクを考えたら、しなければすむもの出ればしないほうにいいに決まっている。筋腫の萎縮の可能性も無いこともない。継続して報告する。

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No 545 急患

2007-03-17 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の午後、急患の電話である。ここのところ急患が続いている。この患者さんは近くの高校の剣道部の選手である。アキレス腱断裂の患者さんは大学である。今度は高校生である。

やはり、この剣道部もけでは常に上位に位置し全国大会の常連校である。今月末の全国選抜大会に向けて最終調整といったところである。この選手はチームの柱でありポイントゲッターでどうしても外せない選手である。

主訴は「急性腰痛」である。地稽古中に転倒し腰痛を発症する。治療室に入ってくる様子が「腰痛の程度」を物語っている。膝に手をつき腰をかがめて支えられてはいってくる。

腰は伸びない。復臥位にもなれない。寝ることもできない。何とか抗重力姿勢(懐かしい言葉である。笑)で何とか復臥位にする。AMCTで治療を行う。治療後はなんとか歩けるようになった。

さて、これからが問題である。10日後に迫った全国大会までに主戦力として活躍できるまでにもっていく。2日後くらいから稽古に復帰させる。試合前のあせりやレギュラーから外れるなどの感情が、治りを邪魔する。心理的な影響が早期復帰に大きな鍵となる。

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No 544 背後霊(人)2

2007-03-16 | PCRT(心身条件反射治療)
以前に、職場の後ろの人が気になって長いこと腰痛があり苦しんでいた人を紹介した。昨日3回目の治療を終えた。

調子はどうですか?「はい。おかげさまでほとんど腰の痛みはなくなりました。長い間の腰痛はなんだったんでしょうね?」何となく職場の人間関係が問題であったのは気づいていたのだろうが、それが腰痛の原因とは「まさか」と思うだろう。

こんなこともいっていた。「どういう訳か、仕事に行くのが辛くて朝起きるのが憂鬱でどうしようもなかったのが、最近はそんなこともなくなりました。」人間関係はのストレスは腰痛だけでなく精神的にも苦痛になっていたらしい。

この方の症状は腰痛にとどまらず精神的にも苦痛があり、職場の人間関係までギクシャクして職場に行くこといやになっていたらしい。こんなコメントも自覚症状だけでは何となく信憑性にかけるので、自律神経系にどんな影響を与えているか測定した。

通常の治療だけでも筋骨格系の症状改善や自律神経系のバランスもよくなるが、感情を開放したら驚くような改善度が診られた。病気のもとが自律神経系の影響を受けることは医療かであれば承知の上だろう。後日報告する。

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No 543 アキレス腱断裂

2007-03-15 | スポーツ障害
昨日の昼前に急患の電話が鳴った。近くの大学の剣道部からである。この剣道部は全国でもトップクラスに入る強豪である。

電話の内容は「先生、練習中に選手が足首を痛がって動けなくなったので今から直ぐに連れて行くから診てくれ」という内容であった。10分後に来院した。丁度、他の患者さんの治療が終わたのでタイミングよく診ることができた。

二人に両脇をかかえられて左足が完全に使えない状態であった。選手は泣いていて怪我の状況を聞くことができない。一緒に練習をしていた人や監督さんから状況を聞いた。

稽古中に踏み込んだ際に急に倒れこんで、その後は動けなくなったらしい。剣道+動けない(足が使えない)=アキレス腱断裂 の式が頭に浮かぶ。復臥位にしてThompsonテスト陽性、足関節背底屈不能、アキレス腱部に陥没あり。断裂が確認された。

これはまさに気質的な問題であり、いくら名医でも一発で何とかと言う問題でない。カイロでもエネルギーでも断裂部分は一回の治療でつくわけが無い。(できる先生がいたら教えてくれ)

でもこのような患者さんにもできることがる。痛みとショックで心身ともに苦しんでいる患者さんに少しでも支えることはできる。AMCT後は緊張が取れ、アキレス腱の自発痛は無くなる。PCRTで恐怖感や恐れの感情を開放する。全身の力が抜ける。

シーネ固定後は足をついて歩いて帰った。この患者さんは下宿生活のため、日常の生活に不自由を強いられ生活が困難なため、地元に帰り親元で治療をすることになり、保存的か手術かは担当の先生と患者さんが決めることである。

最近は、一般の人は保存的に行う事があるが、スポーツ選手などは競技によって選択が変わる。どちらも一長一短ありである。どちらにしてもリハビリを兼ねた治療はCCRKで行うことになった。術後の選手の現場復帰のあせりやチームの立場など沢山のストレスが待ち受けている。

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No 542 心身条件反射療法2

2007-03-14 | PCRT(心身条件反射治療)
心身条件反射療法セミナーの続き。今回のセミナーに参加された半分くらいの先生方は初心者であった。

多くの先生方が、機械論的な治療を行っていて、もちろん病気やケガの原因も外力やウイルスなどの外的な要因が大きな影響をしているものと思っていただろう。もちろん一度や二度のセミナーで機械論から有機論的な脱却とは行かないだろう。

このような有機論的な治療で結果を出すのにはどうしたらいいか? やはり、治療家の頭の切り替えである。医療に携わる人は先ず、解剖や生理、病理などの基礎医学を学ぶ。この基礎医学は西洋医学の基礎とである。社会的な背景があるから仕方ない

別に悪いとはいっていない。機械論があるから有機論がある。お互い対比することによって、言いも悪いもわかる。有機論的な意向だけでは有機論のいいとこがわからない。逆もある。

セミナーにおな参加された方は、実際に治療体験をしてわかったと思う。論より証拠である。理屈でわかることも必要かも知れないが、臨床で使えないテクニックを机上で学んでもお金の無駄である。

先ずは臨床体験する。小生がある先生を治療した。幸いに(幸いと言えるか?)腰痛をもっていた。4,5日前に自宅で暖房の前に座っていて腰痛になった。セミナー中も回転や前屈や後屈で痛がっていた。

家族のこと仕事のことなど日頃のストレスが原因である。本人は座っていたことが原因のように思っていあたが全くの的外れである。治療は全く腰などに触れない。腰が悪いわけでない。

家族や仕儀とのストレスから開放したら、あら!!不思議。治った。狐につままれたような顔をしている。感情がいかに身体に影響しているか理解していただけた。

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