木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 531 確定申告腰痛

2007-02-28 | 感情ストレス
腰痛の患者さん。数回治療をしている。長時間イスに座っていると腰が痛くなる。整形外科でレントゲン検査で異常が見つからない。

「疲れですね。長い時間イスに座っているから疲れたのでしょう。湿布出しときます。少し、長い時間座るのは控えたらどうでしょうか?」といわれた。患者さん曰く「仕事で座るのはやめられません。確定申告で忙しい時期です。」

こんな腰痛の患者さんでした。初検時の治療でだいぶよくなったが、どうしてもイスに座ると痛くなる。ストレスの検査をする。姿勢問題なし。長時間もんだなし。イスでも問題ない。さて、何かな?

でてきた。数字である。確定申告の数字に反応する。世間では景気が回復し右肩上がりであると発表されているが、庶民レベルではどうなのかな。小生のところは右肩上がりとはいかない。やはり数字を見ていると腰やら肩やら痛くなる。懐が一番痛い。(笑)

さて患者さん。今日来た。すっきりした顔をしていた。どうですか。腰の具合は。「申告が終わったら痛くなくなった。」でも、長時間のイスの仕事は継続している。この時期、限定の腰痛らしい。(笑)

拳骨

No 530 時間をかければ手厚い治療?

2007-02-27 | カイロプラクティック
先週末からAMCTの国内のインストラクターが集まり今年度のセミナーやボランティアなどの話し合いが行われた。

また、各インストラクターのプレゼンもあり、テーマも様々でありそれなりに面白かった。1分プレゼンでは、各自アイデアを出し工夫が見られた。小生も1分で終わらず4分かかってしまった。

プレゼンで何を訴えたいか的が絞れず、スライドの量が多くなりどうしても時間がかかってしまった。欲張りの性格で、スライドの削除ができない。これもこれもと入れてしまう。結局多くなり時間延長になってしまう。

治療も同じで、時間をかければいい治療ができるかと言うとそうはいえない。外科的な手術も同じである。予定より時間がかかる手術は、それだけ重篤な場合に多い。マッサージではないので時間をかける必要もない。

時間がかかる治療はどうしてか? 適格な原因をみつけられない。症状(結果)を原因とする治療に固執するから。改善の評価を患者基準にしていない。などなど。

面白いのは、治療効果を患者さんの評価にせず、患者さんの訴える症状が改善せず、治療者側の自己満足な治療で終わっていることが多い。その場で大きな改善が診られることなく、時間を治療の「質」の代償として、切り売りしているような治療を行う。

症状(結果)には、必ず原因が在る。この「原因」を徹底的に追求し、原因治療を行えば時間はかからない。

拳骨


No 529 スポーツ選手のコンディショニング

2007-02-23 | スポーツ障害
昨日の新患。テニスの選手で、特別どこが痛いというわけではないが、コンディショニングの一環として治療に来た。

今年卒業なので、もう試合は無い。診てみると、痛みは無いが神経機能異常が多くみつかった。身体の可動域息も制限されている。半規管も低下している。自律神経系も交感神経が優位型のバランスである。

患者さんは、異常と正常の違いを「痛み」で評価する。痛くないと正常と思っている。どうしてか? 異常と正常の違いがわからない。わからないというより、常に異常だから「異常が正常である」と思っている。

多少の疲れや、筋肉の張り、身体の切れが無い等。これらは練習で調整するという間違った? 調整法がスポーツ界で通説だ。筋トレ、敏捷性、持久力と調整法はいろいろあるようだ。

この患者さんのサーブのトス上げが苦手である。それを指摘したら驚いている。もちろんこの選手の練習や試合を見たこともないし、苦手なプレーを聞いたことも無い。しかしわかる。構造異常で身体を見たってわからないが神経機能を評価すれば直ぐわかる。

カイロプラクターの勝負どころは、やはり「神経機能」である。マッサージやほぐしは他の業種の方がいるから、その方たちに任せればいい。「神経機能」でスポーツと関わっていけば多くの選手が助かる。

拳骨

No 519 1分プレゼン

2007-02-22 | セミナー
来週にあるANJのインストラーカンファレンスで二つのプレゼンがある。一つは30分。もう一つは1分プレゼンである。

テーマが「AMCT:アクティベータメソッドカイロプラクティック・テクニック」をこの1分プレゼンで説明することである。1分で説明するのは厄介である。厄介というより1分で何が説明できるというのだか悩んだ。

もちろん専門家同志でわかっても意味が無い。老若男女、万人がわかるように説明しなければならない。NHKでやっている「子供ニュース」という番組がある。これは、子供だけでなく万人がわかるような番組である。

全ての分野を知り尽くした方はいないだろう。小生も苦手な分野がる。世界の動向や、政治経済など。子供ニュースは小生が見てもわかりやすく理解しやすい。この程度にCCRKの治療もわかりやすく説明できるといいとは思うのだが。

実際に、治療前に時間をかけて患者さんに説明すると、専門用語が多くなり、患者さんはさっぱり理解されて言いないことがる。治療後に同じことを聞かれる。それは治療前に言った!・・・心の中で叫ぶ。潜在的に患者さんを強弱の関係で見ているのかもしれない。

1分プレゼンは力作である。病気やケガはどうして起こるのか、AMCTはどんな治療法で、どんな効果があるのか、1分で説明する。期待通りの評価得られようであればこのプレゼンをベースにして改良を加えて、その内にCCRKのHPに掲載したい。

拳骨

No 518 「肩痛」は構造学的由来では無いことの証明

2007-02-21 | NAETアレルギー治療
NO516で紹介した頚部痛と右肩痛の患者さん。原因不明の発症から数ヶ月、整形外科でレントゲンを撮り、頚部の骨と骨の間が狭まっているて「ヘルニア」が原因といわれた。

その後整骨院や整体などでは、C2が左に出ている「首の関節がズレている」といわれたりしていた。もちろん、「ズレ」の診たてをしたのだから、そのズレを治すことを前提に治療をしたのだろうが、一向に改善しない。

あげくのはてに「疲れだ」「パソコンのやりすぎだ」「精神的に疲れている」などなど、言いたい放題のことを言われたらしい。

昨日、2回目の治療に来院した。1回目の治療後から痛みは無くなったとの事。笑顔が戻り会話が弾む。夜も良く眠れるようになった。夜間に痛みで目が覚めるので「四十肩」とも言われた。

CCRKの治療では構造学的アプローチは一切していないが治る。この症状は「構造学的由来」の問題でなかったことの証明である。では、首、肩の痛みの原因は? それは「サプリメント」「感情」である。

最近、疲労が取れず元気になるようにオロナミンCを飲んだり、健康志向で野菜食が多く食べていた。「ビタミンC」と「感情的」なストレスが複合的に絡んでいた。構造学的重視の診たてでなかなか改善しない患者さんがいる方は再考してみては如何かな。

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NO 517 ガンになりたくない

2007-02-20 | 感情ストレス
アレルギーの患者さん。西洋医学的なアレルギー症状はない。一見、皮膚科にいくようなジュクジュクした湿疹。手足のムクミ(これは内科、外科?どちらかな)肩こり、腰痛(これは整形外科)こんな症状である。

この患者さんはご主人が直腸がんの手術をし、更に抗がん剤の治療をしていて、看病が大変な生活をしている。仕事もしていて、2重3重のご苦労である。肉体的にも精神的にも苦労の毎日である。

患者さん「主人が大病して苦しんでいるのをみているから、私は、ガンにならないように健康に注意しているんだけど、最近はどうも調子が悪いです。」食欲も無く無気力的な感情になってきているという。

治療後にどうもサプリメントの話が出た。聞いてみると「ガンになりたくない」「健康になりたい」「いいものは試したい」といった感情がある。そんなわけで、ガンの予防ということでサプリメントを数種類を摂っている。

サプリメントも多種多様で値段もピンきりみたいである。かなり高価なものである。高価なサプリメントほど良く効くように思えるがどうかと思う。患者さん曰く「サプリメントを飲んでいると安心できる」という。

ご主人がガンで苦しんでいるを、目の当たりに見ていることによって自分はがんになりたくないというような感情が、高価なサプリメントに走らせているようだ。ガンにならない人はならない。なる人はなる。

自分の症状もそのような感情的な面や栄養的な面から影響しているものとは思わず、肩こり整形外科、湿疹は皮膚科などと固定観念?で受診するが治らない不思議を疑問に思わない。サプリメントも固定観念か? 

数回の治療で主だった症状は改善した。固定観念をにぎ捨て治療を受ければ早期に改善する。

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No 516 原因不明の頚部痛と右肩痛

2007-02-19 | NAETアレルギー治療
原因不明の頚部痛と右肩痛の症状の患者さん。昨年の10月から急に首が痛くなり、その後、右肩痛に痛みと可動域の制限が出た。その後、症状は悪化し痺れまで出てきた。

整形外科でレントゲンを撮り「骨と骨の間が狭い」といわれ、それが原因で痛みとシビレが出ているといわれた。問診中も右肩から上腕部にかけて疼くような自発痛が出ていて、しきりにさすっている。

右肩を捥いでほしいというような様子である。整形外科、整体、接骨院ではいろいろ言われていた。ヘルニア、四十肩、肩こり等、患者さんもどれを信用していいかわからない。

行く先々でいろいろな傷病名を言われる。一貫性が無く「なんなんだ」と疑いたくなる。西洋医学的な処置では、先ず「傷病名」をつけないと治療ができない。傷病名は結果である。(結果というが違うこともある。)この傷病にはこの治療と決まっている。

画一した治療法であるから、その治療法で改善しないと治療の手立てが無い。困ったものである。お医者さんだけでなく、代替医療の業界も中には、同じようなみたてをする先生方もいる。同じようなものだ。

さて、この患者さんの痛みの原因は感情的なストレスとサプリメントが原因であった。治療後は、疼くような自発痛は無くなり、動きも良くなり運動痛も無くなった。

原因究明ができるかできないかである。傷病名に惑わされること無く、本質的な原因究明ができることで、患者さんも痛い思いをすることなく早く改善する。筋骨格系の問題が全て構造学的な問題から来るとは限らないと証明できる症例である。

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No 515 ムチ打ち症

2007-02-17 | 感情ストレス
交通事故などによる頚部捻挫。いわゆる「ムチ打ち症」。意外と長期的な加療が必要になることが多い。どうしてか?

一般的には、交通事故などでは、救急車によって専門病院、総合病院などどに搬送される。そこで救急的な処置を行う。必要であれば入院、更に精密検査をする。生命に関わらない程度の事故であればこれらが常識である。

その後、リハビリなどで定期的に通院する。これが長引くどうしてだ? 事故後の補償や治療も「事故後の処理」である。保険屋さんが間に入り電話で話をする。事務的な会話しかない。心の会話が無い。寂しいものだ。

被害者は身体的な外傷も含め、心の痛手も負っている。事故瞬間の恐怖や、加害者の救護の対応の仕方、そのときの会話の内容など、全て脳に記録される。

先日、tVのニュースで報道されていた事故の裁判では、加害者が幼稚園児の列に突っ込み、多数の負傷者を出しているにもかかわらず、救急車の手配もせずただ見ていたらしい。被害者の遺族は、救護をしない加害者に怒りを感じていた。

当院に訪れる交通事故の患者さんは、やはり他医で長期的な治療後、転医することが多い。治療をしていて面白いことは、構造的な問題で症状をかかえていることは無いようだ。

どうしてもレントゲンで骨と骨が狭まっている、などといわれている言葉が耳から離れないのと、被害者意識が強いことが症状を悪化させたり、長期化させたりしている。

「加害者の誠意が無い」「保険屋さんの対応が事務的」「治療もシップだけで何もしてくれない」「車が元通りにならない」などの感情が出てくる。中には、家庭の問題も長期化させていることがある。家庭の問題を事故をキッカケにすり替えている潜在的な感情があることもある。

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No 514 朝の起床時の腰痛

2007-02-16 | PCRT(心身条件反射治療)
朝の起床時に腰痛を訴える患者さん。毎日のように朝の起床時に腰痛が出現し、起きるのが辛い。

朝、起きる時、車を運転して職場に行く時に痛みが出る。職場について仕事中は痛くない。帰宅してからも痛くない。とにかく朝が痛い。構造問題ではこの腰痛の原因を、どんな構造問題と結びつけるのか? 

検査で出てきたのは、自分の問題は出てこなかった。出てきたのは息子さんの仕儀と関係の心配事であった。息子さんが就職した企業は大手でなく、補償も手厚くない企業であった。就職時には親子でもめたらしい。

最終的には息子さんの希望を通して今の企業に就職したらしい。親心で、自分よりいい職場、いい学歴、いい収入。これは誰でも同じである。小生も親心として同じ気持ちは当然ある。

そんな経緯で、息子さんが仕事に行くことに対する潜在的な「反対」の感情が、自分が仕事に行くことの「朝起きて職場に行く」といった感情に条件的な反応の表れで抑圧された感情が芽生えていた。子を思う親心が悪さをしていたようだ。

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NO 513 ストレスによる症状

2007-02-15 | PCRT(心身条件反射治療)
ストレスによる様々な症状を拾ってみた。まさにストレスと症状の条件付けされた症状である。(リクナビNEXTより)


昇進してからは、ほぼ一日じゅう肩こりに悩まされている。
32歳/システム開発(Web・オープン系)

仲の悪い上司が近くに座っていると、肩がこり始めて腕が自由に動かなくなる。
37歳/回路・システム設計

首を動かすと痛む。顔を向けられる範囲が大幅に狭まった。
31歳/システム開発(Web・オープン系)

長時間席に座っているため、腰が常に痛い。
35歳/システム開発(Web・オープン系)

肩が熱くなり、痛むことがある。
33歳/システム開発(Web・オープン系)

仕事上の電話でイライラし、急激に血圧が上がったような感じがした。その直後、後頭部にすごい頭痛がきて、首、肩も含め、体全体がこったような感じが、1週間以上続いた。
35歳/システム開発(Web・オープン系)

机と椅子の高さが合わないためだろうか、腱鞘炎になった。
29歳/システム開発(Web・オープン系)

いつも15時ごろから、肩こりがひどくなる。
34歳/機械・機構設計、金型設計

興味ある方は訪れてみるという。

http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000843&__m=1


こういった患者さんにお医者さんは「ストレスを発散させなさい」というが発散できるのか? ゴルフ、お酒、ショッピングいろいろあるが、一時的に忘れ(逃避)ることはできるが、直ぐに意識する。脳に刻まれた「記録」は消えるものではない。

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No 512 運転で背部痛

2007-02-14 | 感情ストレス
車の運転をすると背中の痛みを訴える患者さん。仕事が終わって車を運転して帰宅すると背中が痛くなる。本人は仕事で忙しく、仕事が終わり一日の疲れが出るからだと思っている。

30歳代の独身男性。現在は自家からでてアパートに一人暮らし。仕事のストレスがあるかどうか確認した。本人が意識できる仕事中のストレスは悪さをしていない。

検査で出てくるのは、仕事が終わって車を運転して帰宅する際に反応する。どうも帰宅がおかしい。友人と部屋にいり時は反応しない。一人でいると反応する。一人で部屋にいることへの寂しさが潜在的にあるらしい。

仕事や姿勢が悪くてもなることもあるが、それよりそういう姿勢をしているときに潜在的な感情が姿勢と条件付けられる。よって「梅干=よだれ}の図式が成立する。小生のセミナー準備と腰痛、肩こりの図式もそうである。(笑)

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No 511 腰痛が始まった

2007-02-13 | 感情ストレス
ここ4,5日いつものことながら腰痛が始まった。肩こりも出てきた。原因はわかっている。

先月末から、来週行われるANJインストラクターカンファレンスのプレゼンや、会議の準備で忙しくなってきた。気がついたら、2月も半ばになっていた。ここへきて追い込みである。

肩こりは2週間前当たりから始まり、腰痛は2,3日前に始まった。機械的な原因は不明だが、心理的な原因はわかっている。患者さんもこのように腰痛や肩こりの原因を心理的なものと理解すると楽になるのだが。

どうしても構造学的や力学的な機械論に原因が在るように思い、さりとて思い当たるような機械的原因が見出せず、摩訶不思議な腰痛と思いなおせない。もちろん治療をする側も同じである。

聞いたところによると、最近のお医者さんが出す、処方は安定剤、入眠剤などの腰痛とは関係ない薬が処方されるということである。腰痛も椎間板が狭いとか骨が曲がっているなどと構造的な問題を原因とするお医者さんよりましかもしれない。

小生などは、1月と12月だけ健康である。後は、セミナーの準備で年中不調だ。(笑)原因がわかっているだけに苦にならない。心の持ち方でどうにでもなる自分の体調を楽しんでる。

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No 510 生きがい「ない」人は病死率高い

2007-02-10 | 感情ストレス
新聞記事より。生きがいのない人は、ある人と比べて死亡率が高いという、調査結果が発表された。紹介する。

ー脳血管疾患は2.1倍 肺炎も1.8倍に…東北大グループー
 生きがいがない人は、ある人に比べ、病気などで死亡する割合が1・5倍に高まる――東北大大学院医学系研究科の辻一郎教授(公衆衛生学)の研究グループが、こんな調査結果をまとめた。

 研究グループは、1994年に宮城県内の40~79歳の健康な男女4万3391人の健康調査を実施。「『生きがい』や『はり』を持って生活しているか」との質問に、「ある」と回答したのは59%、「ない」は5%、「どちらとも言えない」は36%だった。

 このうち、7年後の2001年末までに病気にかかるなどして死亡した3048人について、死因を追跡調査したところ、がん(1100人)が最も多く、続いて脳卒中などの脳血管疾患(479人)、肺炎(241人)などが多かった。

 さらに、経済状況や健康状態など生きがいの有無にかかわらず、死亡割合に影響する要因を排除して分析。その結果、生きがいが「ない」と答えた人は、「ある」と答えた人に比べ、脳血管疾患で死亡した割合は2・1倍高く、肺炎も1・8倍高かった。がんでは、生きがいの有無による影響はみられなかった。

 こうした病気のほか、自殺なども含めて死亡した人の割合を全体でみると、生きがいがない人は、ある人に比べ1・5倍高かった。

 辻教授は、「良好な感情を持つことは、感染症を防ぐ免疫系に良い効果があると言われている。定年後も、社会活動への参加などで生きがいを持ち続けることが大事だ」と話している。

(2007年2月12日 読売新聞)

やはりストレの多い方は、病気になりやすだけでなく死亡率も高くなっているようだ。さて、皆さんは何に生きがいを見出していますか?

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No 509 慢性頭痛

2007-02-09 | カイロプラクティック
生活習慣の中である作業をすると発症する頭痛。肩こり、頚部痛、腰痛、全身のだるさなど他の症状もかかえている。

この患者さんは飲食業のお店で調理をしている。決まって毎日出て来る症状は、昼頃のなると頭が重くなる。鈍痛的な頭痛である。この方は家族でお店を経営している。

AMCT治療後に感情面を見るとでてきたのが、「料理をつくる」「面倒」などがでてきた。しかし、自宅での料理では反応しない。お店の料理で反応する。更に深く探る。

「料理が面倒」の裏に隠された潜在的な感情がみつかった。料理が面度な潜在的な理由があった。「辞めるに辞められない」という感情である。聞いてみるとお店を始めるキッカケも賛成ではなかったとのことである。その感情をずるずると引きずってやっているようなズトレスがあったようだ。

そんな潜在的な感情を持ちながら、お店に出て調理を始めると「頭が重くなる」条件付けがされ、毎日の繰り返しになっていたようだ。

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No 508 線維筋痛症

2007-02-08 | 感情ストレス
最近良く耳にする病名は? 「線維筋痛症」である。アナウンサーの大杉君枝さんが自殺の原因として、線維筋痛症をいう名前が報道されている。自殺の原因かどうかは知りえないが、線維筋痛症は大杉君枝さんが悩まされていたという。

この「線維筋痛症」は、全身あるいは局所的な筋肉痛や極度の凝り感があり、中年以降の女性に多いらしい。他にもいろいろな症状をかけていることが多く、なかなか改善しにくい症状らしい。

この「線維筋痛症」の診断基準の一つに、全身18箇所のポイントの圧痛箇所の数で決めるらしい。18箇所のうち11箇所の圧痛があると「線維筋痛症」と診断される。では、10箇所ではなんと診断されるのか?

も一つ、理解しがたいことがる。この中年以降のご婦人方は、いろいろな症状をかかえているため、医療機関もいろいろな科へ受診する。それぞれの科ごとによって診断名が違う。

主訴は「全身の原因不明の痛み」で行くのだが、整形外科では「線維筋痛症」内科では「うつ」、その他では「関節リウマチ」や「全身性エリテマトーデスといった診断までつくそうだ。

心療整形外科の加茂先生は

「診断は線維筋痛症でもいいと思います。線維筋痛症の専門家が診ればそうなるでしょうし、うつの専門家が診れば「うつ」になるでしょう。このような疾患の診断名はその程度のものだと思っています。どちらにしても治療法に差はないでしょう。医師の持っているカードは抗うつ薬と抗不安薬です。それをどう使うかが問題となってきます」

西洋医学は細分化されそれぞれの分野で細微に研究が進み、結果を重要視して原因を見失っている。「こころ」を持った生き物は、やはり「こころ」が「原点」である。「こころ」を出発点として治療にあたれば、明るい光りが見えるはずである。CCRKにも同じような症状をかかえた患者さんが来院されている。

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