木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 1060 身体との会話26

2010-05-28 | カイロプラクティック
今年からAMI本部公認セミナーのプログラムが変わった。

4月のセミナーは、好評で多くの先生方に治療を受けてもらい、特にはじめての先生方に感動と、驚きの声を頂いた。

実技デモのでは、多少の応用(インターミディエイト)があったが、ほとんどはベイシックの治療で大きな変化が得られることがわかっていただいた。

ベイシックはAMの基本であり、初心者の入門みたいなイメージがあるが、さにあらず。このベイシックの大切さがわかるのはある程度時間がかかる。

わかるか、わからないかは、結果である。ベイシックのみで結果を出すのは、かなりAMを理解しないとできない。この理解とは技術的なことではない。勿論、技術にともなって結果がでるのだが・・・

理解が深まると技術も向上する。また、技術が向上すると理解も深まる。鶏が先か、卵が先か・・問答でもある。このあたりは本人の哲学的なものである。


AMの理解を深めるのはやはり、生命の原理原則である「神経」を理解すべきである。いつまでも構造由来の姿勢やゆがみなどに目先が行っているようでは、AMの理解が深まらない。当然、技術も向上しない。

AM臨床かとしては神経生理学を、よりいっそう勉強する必要があるともうが・・・少なくてもAMで行う振動刺激は、どこを刺激しているのかを理解すべきだ。このあたりは第2版に記載されている、熟読してほしい。

技術は、最初は手習い、見習いから入っていいと思う。形ができたらある程度、結果がともなってくる。そうすろ欲が出てさらに上を目指したくなる。それでいい。

ここまで順調に技術の向上するが、ここで壁に当たる。次の結果がでなくなる。これを読んでいるAM臨床かは経験しているはずだ。ある程度、できて来るとまず最初の壁にあたる。

どうしてか・・・基本のベイシックを丁寧に行わず、症状を追いかけてしまうようになる。症状にこだわって、アドバンスや四肢に目を奪われてしまうようになる。このような落とし穴に落ちて苦労した先生方もいると思う。小生も経験している。

このような経験をすると、ベイシックの重要性がわかると同時に、ベイシックを復習し神経学を理解すると、ベイシックの重要性、すばらしさがわかり体験できる。いい結果がでるというものである。


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毎年恒例のANJ実践セミナーの「スポーツ傷害へのアプローチ 陸上競技編」のセミナーが6月19日、20日と二日間あります。

参加者を募集しています。特にベテランの先生方はよろしくお願いします。

勿論、見学だけでもOKです。

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2010-05-26 | カイロプラクティック
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No 1059 身体との会話25

2010-05-24 | AMCT治療
このような質問も結構多いのでお答えします。

Q1 肩の治療はどうしたらいいのでしょうか?
Q2 膝の治療は?・・・

いずれも同じような質問です。症状に対する治療法ということなのでしょうが、機械的に考えると、各症状に応じて患部のアプローチが普通なのだろうが、AMの場合はその考えは当てはまらない。

西洋医学や伝統的なカイロの手法だと、痛い患部に電気を当てたり、モビリゼーションをしたりと直接患部治療がメインになると思う。

しかし、AMの基本は「神経機能障害」の改善である。神経機能は末梢系から中枢系と常に情報のやり取りをしている。このやり取りが乱れると内臓や筋肉にも問題を起こす。

この神経のやり取りを正常に戻すことができれば、後は各系の機能も正常に戻る。例えば、膝の痛み。この膝の痛みも、原因といわれているものは沢山ある。

変形、半月板、水が溜まる、靭帯損傷、リウマチなどの病的なものから来る痛み、急性外傷など・・・カイロプラクティックの治療に来るのは、急性期の外傷は少ないと思うので、慢性的な痛みとして話を進める。

骨の変形でと痛みはきりはなして考える良い。「変形=痛み」これが抜けないと痛みを撮ることはできない。これは体の痛みにすべてにおいていえることである。腰痛も肩も・・・

膝に関わっている筋肉は、大腿四頭筋、ハムストリングスなど・・膝痛のある人は、大腿四頭筋、ハムの神経異常がみられる。この神経機能が改善するだけで多くの痛みは改善する。


早まってはいけない。膝関節の関わっている筋肉を治療をすればいいのかというとそうでもない。治療のポイントは、神経学的な観点から膝を見るとよい。大腿四頭筋、ハムストリングスの神経支配の横レベルの分節など・・・

AMでは詳しくは説明されていないが、振動刺激は脳にも情報は伝わっている。これも神経機能改善の役割を果たしている。結構、重要な役割を持っている。直接、脳への意識的な刺激は行っていないが、当然、脳への刺激(情報)も伝わっている。(大阪セミナーで声をかけてくれればこのデモをしても良い。興味ある方は・・)

ここまでくればなにを言わんとしているかわかると思う。中枢系の神経機能の改善がカギを握っているということである。よって、膝だけのアプローチではそんなによくならないといいことである。

そこはAMのすばらしさである。ベイシック・・・これは、教室の全員に「今からテストを行う」というように、全員に伝えることである。この、全員に伝えるのがベイシック、つまり体全体の神経機能異常の改善を行っている役割である。

しかし、教室全員といっても、仲には2,3人は先生の話を聞いていないか、あるいは理解できない人がいる。そこで、今度は個別に、聞いていない人や理解できない人へ、一人ひとり声をかけてわかるように話す。これがAMではアドバンスと考えてよい。この個別の説明が「膝関節のアプローチ」つまりアドバンスである。

ベイシックを行うことは、調節痛みのある患部のへのアプローチではないが、この刺激情報は、しっかりと脳への情報刺激になり、脳の機能異常を助ける役割がある。これによって脳の働きが活性化されて、四肢を含めた全身の神経も働きも活性化される。

これだかでも十分効果がある。それから膝をアドバンスでみるのがよい。多くはベイシックのみでも膝の痛みが軽減する。べいしくの重要性もわかっていただけたと思う。

膝が痛いから膝の治療、肩が痛いから方の治療・・それもいいかもしれないが、AMで基本どおりに治療したほうが早い。


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No 1058 身体との会話24

2010-05-19 | AMCT治療
ゴールデンウイークは読書三昧となりましたか?

しっかりと新赤本を熟読してくれたと思います。


さて、P#1からP#2までの挙上の持って行き方の細部の注意点はある程度理解できたと思います。

また、隠れた神経関節機能障害の見つけ方も、ある程度理解されたと思います。いずれも実技を交えて説明するとわかりやすいのですが・・・そのうち、Drファーの実技DVD日本語版が発売されると思います。楽しみにしていてください。

もう一つ紹介したい本があります。

この本は4月のセミナーのときにも紹介しましたが、保井先生が2000年?から始まった卒後教育の一環としてAMI本部公認セミナー開催と同時に、エンタプライズさんの「マニュプレーション」に「カイロプラクティック - 統合医療の到来ぬ向けての考察」で「安全かつ高い効果を生むアクティベータ・メソッド治療法」問いタイトルで連載していた投稿記事を小冊子にまとめたものです。


保井先生が手技にこだわり、特に関節アジャスト・・サブラクセーションとは何ぞや???という疑問を抱き、パーマー留学を決意して渡米し、学んだカイロ・・・サブラクセーションは結局、原因ではなく結果であること気づき・・さて、本質的な原因は何かと模索をして、構造機械論的な治療法から生命有機論的治療法への転換までの哲学的な展開が述べられている。

アクティベータという単なるテクニックにこだわるのではなく、アクティベータを通して医療の本質的な哲学を述べているのが共感できる。カイロプラクターだけでなく、医療に携わるものとして、是非一読すべき本ではなかろうか。

第1版の「アクティベータメソッドカイロプラクティック・テクニック」通称「赤本」はわかりやすい入門書として、第2版「アクティベータメソッド」は、更に下肢長神経学などの詳細名研究が記載され、アクティベータの神経学メカニズムを理解する教書として、そして今度の小冊子は医療家の「哲学書」として位置づけできると思う。是非購入をお勧めする。

金額は忘れたが、たぶん1000円でおつりが来ると思ったが・・・間違っていたらごめん!!


前回のセミナーでは売り切れて購入できなかった先生方がいました。希望するのであれば大阪セミナーに参加する先生は、事務局に事前に頼んでおいたほうがいいと思う。


拳骨




No 1057 身体との会話23

2010-05-06 | カイロプラクティック
今回は、隠れた神経関節機能障害の引き出し方を紹介する。この引き出し方も言葉では旨く表現できないと思うので、実際のやり方はセミナーで声をかけてください。実技を交えて説明します。

多くの患者さんの症状がでるのは重力が関係してくる。重力下における機能異常と考えていいと思う。寝ていての筋骨格系の痛みは機能疾患というより病理的なものが関与していることもあるので鑑別が肝要である。

勿論、寝ていても腰痛は起きるし、肩こりも起きる。この問題は後日に。今回の説明は、立位姿勢での重力下における機能障害ということで進めていく。

隠れた、あるいは反応が少ない、反応が出でないときに、どうやって引き出すか? 脳の学習機能を応用する手がある。

既にご存知だろうが、脳は五感を通して情報を集積する。更にその情報を必要なものを適切に処理して提供してくれる。インプットとアウトプット(入力と伝達)である。インプット、アウトプットをう上手く利用すると引き出すことができる。

重力下での立位姿勢での痛み、例えば腰痛。このときの情報は脳はしっかりとインプットしている。このような患者さんは立っていると腰痛がでるが、寝ていると楽になる。

寝ているとき重力が加わらない為に力学的な筋緊張が開放されて痛みが楽なる。このときは脳は痛くないので神経反射が弱くなっているとおもえる。ただし、慢性化したあるいは治療するまでに時間が空きすぎた場合などは脳はしっかりと学習する。

この痛みの情報を脳に行くまでにストレートにいくルートと寄り道をして脳に情報を伝えるルートがある。この寄り道していくルートは、寄り道の際にいろいろな情報を拾っていく為に、情報過多になり混在した情報が脳の学習となる。

この混在した情報の学習が、何回も再発するもとと考えることもできる。精神であり、化学であり、構造であり・・・勿論、複数絡んでいることが多い。

AM治療は復臥位あるいは仰臥位での検査、治療が基本である。この寝ているときには痛みが楽なるのを思い出してほしい。楽になるということは脳のある情報(例えばこの腰痛の場合は、立っている時の痛み情報)が想起されていない。

立位のときに、「立っていると痛い」と想起されるのではないかと考えられる。勿論、無意識である。この理屈から、寝ていても立っていると痛いといった情報を想起させれば脳からの情報はアウトプットされる。

情報を想起させれば神経反射は起こるはずである。そのために通常のアイソレイションテストで反応がなくても、症状との兼ね合いで、どうしてもそこの分節に神経関節機能障害があると思うが、反応がでない場合は通常の下肢長検査のときの頭方圧より強めに圧を加えると、隠れた神経関節機能障害があった場合には引き出すことができる。


拳骨