木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 454 笑顔が戻った

2006-11-30 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日3回目の治療を行った患者さん。この患者さんは数年前から肩こり、背部痛、腰痛を慢性的にかかえて難儀している。

いろいろ治療を試したが一向に改善する気配がない。それどころか最近、起床時に背部痛がひどくなってきている。やはり、立ち仕事や重いものを持つから、枕が悪いとか言われたらしい。

初検時のときは、問診時のときなど会話もしたくないように、うつむき加減で声も小さく聞き取れなった。問診より、早く治療をしてくれと言わんばかりの顔つきであった。

ストレスの話をすると怪訝そうな顔をしたので、AMCTで通常治療を行う。治療後はだいぶ楽になり喜んだ。2回目の来院時に聞いた。どうですか? 「昼間はだいぶ楽になり仕事も楽にできるようになった。でも、朝は痛いです。」

CRETの治療のため感情的レベルの検査を行う。。「家」「家族」「夫」がでてきた
。夫に対する感情が強く、現在は子供達は離れてくらし夫と二人の生活である。夫と二人でいると気を使い「夫の目を気にする」感情がでていた。開放する。

3回目の来院に顔つきが変わっていた。笑顔で挨拶ができ、会話がてきぱきと弾んでいる。家庭でも夫の会話が弾み、不思議と緊張がしなくなったと言った。朝の起床時の背部痛もなくなった。自分でも気づかなかった潜在的な感情である。

拳骨

No 453 松井秀喜

2006-11-29 | 感情ストレス
松井秀喜 復活への125日 昨晩のNHKで放映されたNYの松井秀喜選手の骨折からの復活を見た方は多いだろう。

治療家としての目で見た感想を述べる。まず、骨折に関しては、受傷直後のレントゲンを見ていないので推測と柔道整復師として臨床的経験から判断すると、3週間後にはギブスを除去し、リハビリを行ってもいいと思った。

骨癒合は3週間くらいで安定するので、ギブスを除去し理学療法や手技を使った可動域訓練を積極的に行う回復が早い。ギブス長期的な固定は関節の拘縮をまねく。関節拘縮のため可動域の改善が遅れる。手技を使うところが味噌である。そういう意味では日本の「ほねつぎ」(柔道整復師)は伝統的にすぐれた技術を持っている。

バットを両手で振っていいかの判断をDrは、松井選手の痛みを基準にしていた。この痛みは骨折の痛みではなく、関節の拘縮があるための痛みであり、関節拘縮で可動域が制限され、制限範囲を超える動きで痛みが出ていたようである。

この痛みに対して適切なアドバイスがあれば、松井選手も「不安」「恐れ」という感情はぬぐえたと思う。「痛み=振ってはいけない」このアドバイスでは「不安」「恐れ」は払拭できない。更に心理的な痛みが増強し、不安との戦いも始まった。

ここからが松井選手の超一流のプロたる所以である。気持ちを切り替えてフォームの改造に取り組み、徐々に調子を取り戻してきた。バッティングで振りができるとバッティング時の不安は解消されるが、守備での不安は感情レベルで残るだろう。

ケガをしたときの松井選手の守備をみていたが、ぎこちないスライディングで体が硬くなっていたように思える。過去にスライディングキャッチや守備に対しての不安が潜在的にあったのではないかとも思える。

125日間長いか短いかはなんともいえないが、骨折の治療法やリハビリ方法の選択肢は幾つかあるが選べるものは限られてしまうことが残念だ。来期も活躍して、ファンを感動させてもらうことに期待したい。

拳骨


No 452 美容師の背部痛

2006-11-28 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の新患。20歳代 美容師 仕事でシャンプーして立ち仕事をしていると頚部、背部、腰痛などがでる。1年位前からである。

整体などの治療を行い改善しない。立ち仕事が影響していると言われ、仕事上の姿勢が影響しているから改善しにくいと言われた。本人もそう思っている。仕事がら仕方ないのかと諦めていた。

問診時に詳細に聞いてみた。痛みが強く出るのはいつ頃? 「仕事でシャンプーなど立ち仕事で痛くなります。」時間帯は? 「午後5時ごろから夜頃が一番痛いで明日。」家へ帰っても?「はい、寝ることが辛いです。」

検査をすると仕儀とは関係ないようである。立ち仕事や、立っている姿勢には問題ない。職場の人間関係も問題ない。「家」の感情が出た。「家族」「祖母」が出た。

本人も気づいた。そういえば中学時代から肩こりや腰痛が出始めた。「祖母」の性格が嫌いとでた。孫可愛さで口うるさく言われてきたことがうるさいと言う感情が芽生えていたらしい。

その感情を顔には出さず、自分の心の中に押さえ込んで同居していた。感情が抑圧され膀胱経のエネルギーブロックをしていた。なぜ仕事が終わりに近づき、家に帰る時間や祖母と顔をあわせる自宅で増発していることが理解できたらしい。

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No 451 頭痛

2006-11-27 | NAETアレルギー治療
土曜日の新患。20歳代 女性

約1週間前から頭痛が発症し、一日中痛みがでている。ときおり和らぐことがあるがほとんど続いている。専門医を受診し、MRIなどの検査をするが原因がみつからない。

整形外科では、頚部の緊張から来る頭痛と診断され、X線検査をして頚椎の湾曲が減少しているから、頚部の緊張がでてそこから頭痛がするといわれ、リハビリをしていたが改善なし。

改善なしととなると、今度は精神安定剤を処方され飲み始めてみたが一向に改善しない。お医者さんは改善しないと、あの手、この手と手法があるから面白い。あげくのはてに精神安定剤となる。行き着くとこまで行くようだ。

患者さんも原因がわからず不安になる。安定剤など処方されると精神的にもおかしくなる。案の定、精神的も不安定な状態である。まさに医原病である。

検査をするとアレルギーが出た。ビタミンBに反応した。経絡は膀胱系である。聞いてみると最近、肉をよく食べるようになった。その影響がでていた。更に、感情的な抑圧もあった。

治療後は、その場で頭痛がなくなった。原因を特定することによって問題は解決する。その原因を機械的に見つけようとすると、頚椎がどうのこうの、頚部筋が緊張しているからどうのこうのと、本質的な原因を見つけることができない。構造的なカイロプラクティックに頼っていると治せない。

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No 450 恐れの感情

2006-11-25 | NAETアレルギー治療
50歳代の男性患者さん。両手のシビレで来院する。数年前から発症する。整形外科やら、その他の専門医に通院していたが全くの改善なし。

いろいろ言われたらしい。整形外科ではC5が歪んでいる。手術をしないとだめだ。他では、原因がわからない。精密検査が必要だ。CCRKに来院したときの症状は、赤ら顔、全身の吹き出物、浮腫による両手の丸まった手指、シビレ、肩こり、湿疹と多種な症状をかかえている。

前回で7回の治療を行った。ほとんど改善しない。再検査をした。感情が邪魔をしていた。「恐れ」の感情である。この患者さんは過去に大きな病気やケガをしたことがない。

聞いてみた。「このシビレで医者に何件か行ったが、行く先々で入院をして、手術をしなさい」と言われ、病気に対する不安や恐れの感情が芽生え、毎日、気にしているとのことであった。

病気に対する感情「恐れ」が潜在的に治療を拒み受け入れない状態をつくっていた。本人も何となく納得している。医療自体に対する不安が抜けきれず、本当に治るのか? と言う疑問さえ抱いたようである。

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N0 449 膝痛

2006-11-24 | PCRT(心身条件反射治療)
50代前半の女性。半年前から両膝が痛くて屈伸や正座ができない。整骨院、整形外科で治療するが改善しない。その他肩こりもある。

1回目は通常のAMCT治療を行う。治療後は改善し、屈伸、正座もできるようになった。これだけでも感動である。2回目の来院時に再検査をすると、初回ほどではないが正座ができない。屈伸はできる。

日常で一番困るのは? 「食事のときに正座ができないことが一番辛い」と答えが返ってきた。早速、PCRTで検査する。感情が絡んでいた。「人」「家族」「夫」が出てきた。

深く探っていくと「良い主婦でありたい」とでた。夫に家事(家のこと)で文句を言われたくない感情が見えた。夫の前で完璧な主婦業をこなすことが主婦の勤めであるように思っている。(ウチのもそう思ってくれるといいのだが 笑)

夫の前で一緒に食事をすると緊張し膝が曲がらなくなり、正座ができないようだ。もちろん痛みも増大する。3回目の治療後にはほとんど痛みもなく、正座ができるようになった。

自分でも気がついていたようで、比較的に改善が早かった。良い妻でありながら反面、夫の目を気にしている自分がいることに気づいてもらった。気づくキッカケができすんなり改善した。

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No 448 顧客は追いかけるな2

2006-11-22 | 感情ストレス
昨日の「顧客は追いかけるな」をみたH先生から、こんなhttp://www.asahi.com/national/update/1121/TKY200611210303.htmlを紹介された。

じつは、先日の復習会のときに小生の大好きな「せんべい」を参加者の先生方に土産に持って帰っていただいた。このせんべいは変わっている。焼きたてのせんべいに醤油をたっぷり漬けてしけった状態にしたせんべいである。(なんともいえない歯ごたえ?)

せんべいツウにはたまらない歯ごたえと味である。(一度ご賞味あれ)このせんべいは元祖「ぬれせんべい」と言って、銚子電鉄(千葉県銚子市)開発商品化して販売している名物土産である。

銚子電鉄は前社長の不祥事や赤字線でニッチもサッチモ行かなくなった市電である。そな赤字解消に電車グッズの販売やぬれせんべいの販売で少しでも解消しようとしていたらしい。小生は全く知らなかった。

銚子電鉄のホームページをみてみると面白い。(一部抜粋)

電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。
銚子電鉄商品購入と電車ご利用のお願い                                      
拝啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は、弊社鉄道事業並びにぬれ煎餅事業に対して、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、早速ではございますが、弊社は現在非常に厳しい経営状態にあり、鉄道の安全確保対策に、日々困窮している状況です。 年末を迎え、毎年度下期に行う鉄道車両の検査(法定検査)が、資金の不足により発注できない状況に陥っております。このままでは、元旦の輸送に支障をきたすばかりか、年明け早々に車両が不足し、現行ダイヤでの運行ができないことも予測されます。 社員一同、このような事態を避けるため、安全運行確保に向けた取り組むことはもちろんですが、資金調達の為にぬれ煎餅の販売にも担当の領域を超えて、取り組む所存でおりますので、ぬれ煎餅や銚子電鉄グッズの購入、日頃の当社電車の利用にご協力を賜りたく、お願い申し上げる次第でございます。 敬具
平成18年11月 吉日

銚子電気鉄道株式会社 代表取締役社長 小川 文雄
銚子電気鉄道労働組合 執行委員長   常陸谷恭弘
従業員一同

これも「シンクロニシティ」(意味ある偶然の一致)である。人の健康に関わる仕事についていて、少しでも社会に役立つことになればそんないいことはない。せんべいを食べることによって小さな市電は助かり、小さな町の住民も助かる。せんべいを食べることも社会貢献である。皆さん一度、ご賞味あれ。

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No 447 顧客は追いかけるな

2006-11-21 | エネルギー療法
シンクロニシティの法則「顧客は追いかけるな」最近読んでいる本。簡単に内容をいうと、「どんなお客でもいいと誰かまわず追いかけるな」というないようである。

灯台で例えると、「全ての船(顧客)が、貴方の光りを必要としているわけではない」と言うことである。貴方は岸壁に力強くたっている灯台である。まさに海で迷える船を守るため道標になる存在である。

台風が来ておお時化になる。大きな船、小さな船。最新機器を備えた船。様々である。おお時化の中でも全ての船が灯台の光りを必要としているわけではない。時化に対応できる船もある。

灯台を必要としない船まで自分の光りで導くのが使命だと思って、光りを必要としない船に躍起になっていると、必要とする船に光りが届かなくなると言うことである。

最近のCCRKの患者層は80%くらい代わってきた。機械論的な治療から脱却して、有機論的な治療形態にして、やっと落ちついた感じである。有機論的な治療に切り替えた当初は、全ての患者さんに「有機論的な治療」を押し付けていたようである。

有機論的な治療を必要としない患者さんもいた。そんな光りを必要としていなった患者さんも当然いた。いくら小生が有機論的な治療が効果があり、本質的な治療とわかっていても、そんな患者さんは大きなお世話になる。

「押し付け=追いかけ」になっていたのかもしれない。有機論的な知慮価値がわからない患者さん理解していただくのはエネルギーが要る。そのエネルギーを同じ価値観の患者さんに提供したい。最近は、同じ価値観のある患者さんが来院されている。80%は価値観の同じ患者さんが来院している。

自分から、同じ価値観の情報を発信していると、同じ価値観の患者さんがその情報をキャッチしてくれる。同じ価値観同士のいい関係ができる。同じ価値観の輪が広がっていく。もっと、もっと大きな輪になることが楽しみである。

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NO 446 復習会(初心不可忘)

2006-11-20 | セミナー
昨日の日曜日は、先週行われたTrack3セミナーの復習会を行った。参加者は少なかったが、その分徹底した基礎の復習ができた。

やはり、AMCTは下肢長検査に尽きる。下肢長検査が全てと言っても過言ではない。人間の身体を物差しにたとえ、ハード(身体)面、ソフト(心)面に関わる問題が差し金のように測れる。

身体の変調や心の揺れ動きが客観的に見え、治療後も改善されているいるかいないかを、これも客観的に見える。こんなすばらしい物差しはない。ただし下肢長検査が上手くできるようになるのは時間がかかる。

下肢長検査はシンプルだが、シンプルゆえ甘く見る。そこに落とし穴がある。AMCT受講生には国際的な認定制度があり、一定条件を満たすと認定試験が受けられる。

すでに大勢の方が初級、上級と認定を受け全国で治療を行っている。中には、認定が最終ゴールと勘違いをしている先生もいる。認定はあくまでもスタートである。認定を受けることによって、正規のAMCTの教育を受けた問いことであり、AMCT臨床かとしてのスタートである。

認定を受け一安心と言うことなのか。満足してしまう。落とし穴に落ち一人相撲の始まりである。1年ぶりくらいにセミナーに出てくる認定者の下肢長検査はかなり精度が落ちている。これでは物差しが読めない。

やはり、初心に帰るべきである。ベテランほど年に数回、いや毎日初心に帰るべきである。人に教えることは初心に帰れるときである。

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No 445 わかっているが

2006-11-18 | 感情ストレス
今日で2回目の腰痛の患者さん。高校2年生の剣道の選手である。2ヶ月前から腰痛で練習を休んでいる。

整体、整骨院、整形外科に受診し治療を受けている。一向に良くならない。身体的問題はない。明らかに心意性の腰痛である。なぜ見抜けないのか?

2ヶ月も治療をしていて改善しなければ身体的問題以外に原因ががないのか疑わなく手はならないはずだ。治す気がない治療だからだらだらと治療を引き伸ばす。治さず壊さずの医療が見える。

検査して出てきたのは、中学までの剣道に対する価値観と高校に入ってからの剣道に対する価値観の違いに悩んでいる。指導者に言えず、同僚にいえない。言えばライバルが一人いなくなったくらいにとられる。競技スポーツの宿命である。

レベルの高い競技の剣道と子供達に指導し、一緒に稽古をして楽しさの中にも厳しさがある稽古とは違う。高校生にしてこの違いに戸惑いを感じ、悩んでいる。その悩みが「腰痛」となって現れている。

治療後はだいぶ痛みは改善した。早速、練習を再開させる。練習をさせながら治療継続し、深い感情的なストレスから抑圧されたエネルギーを解放させる。剣道に対する戸惑いを感じているがどうにも術がない。そこが原因と気づいている。賢そうな選手である。

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No 444 ほかの人が求めていることまで見えない

2006-11-17 | 感情ストレス
手抜き8

ほかの人が求めていることまで見えない
不安やうつをかかえていると、自分のことで手一杯になってしまいやすい。これでは、ほかの人の気持ちに気づかず、相手が何を求めているかもわからない。そんな姿は、あたかもしつけが悪く、子供っぽく、自己中心的であるかのように見えてしまう。

エネルギーが足りない
不安やうつがあると、エネルギー不足に悩むことになりやすい。人と付き合うにも、ごく普通の外出や集まりがこなせず「一緒に過ごしたいのに」「一緒に楽しみたいのに」と親しい人をがっかりさせることになる。

以上、手抜きで書いてきたことに何項目当てはまるか? この本はー画像で探るー「うつ」と「不安」の癒し方 から抜粋したものである。「うつ」や「不安」の症状があると「脳」の血流状態が著しく悪くなる状態を画像で診ることができる。

必ずしも幾つかの項目に当てはまる人が「うつ」や「不安」であるかとは言いきれないが、少なからず当てはまる項目があるはずだ。一歩違うと「うつ」や「不安」と言った診断がつけれれる。

そんなときに脳の血流は著しく低下している。とうことは治療法は脳の血流を改善することによって症状は改善されるようだ。我々の治療にヒントを与えてくれる。

拳骨

No 443 緊張が抜けない

2006-11-16 | 感情ストレス
手抜き7

緊張が抜けない
不安やうつのある人は、気持ちが落ちつかず、しょっちゅうぴりぴりしている。そのため、何とかリラックスできる方法を見つけようと、困った手段に頼ってしまう例が珍しくない。

たとえば、気持ちを静めるために、過剰なセックスに走る人もいる。食べすぎる人、アルコールを飲みすぎる人もいる。一方、筋肉がこわばっているため、頭痛や腰痛、関節痛などの悩みをよく耳にする。

カイロプラクティックの治療院にみえる患者さんの多くは、肩こり、腰痛、頭痛などの筋骨格系の問題をかかえた人が多い。特に原因不明(急性外傷以外)の患者さんが多い。

ここに紹介しているのは不安症やうつの患者さんの多くがかかえている日常の症状である。筋骨格系の症状の原因は、やはり、感情的な不安の現れと行っても過言ではないようである。

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No 442 失声症

2006-11-15 | 感情ストレス
失声症は、これまで不自由なく話していたのに急に声が出ない、話せないといった症状を呈する。

突然声が出なくなった患者さん。失語症とは違いらしい。失語症とは脳機能低下や気質的な障害で言葉がわからないことを言うらしい。この患者さんは言葉はわかるが「声」が出ない。

先週末の患者さん。いつも定期的に通院している患者さん。1ヶ月ぶりの来院である。治療室にないって来た。今日は調子はどうですか?  「・・・・」返事がない。

喉を指差している。小さな蚊がなくような声で「声が出ない・・・」と涙ながらに訴えている。テレビでドラマでは見たことがあるが実際には始めての体験である。この患者さんは、人生でも大きな変化があった患者さんである。

その後、回復したが最近更に人間関係のストレスが生じこのように「声」が出てこなくなった。気質的な問題ではない。改善する可能性は十分ある。感情的なエネルギーの解放によって治療後は「声」が出た。

最近はエネルギー治療のパワフルな効果が直ぐ結果につながるようになって来た。患者さんの症状も多様化し従来のカイロプラクティック「筋骨格系」のみならずいろいろな症状の患者さんが来院されている。

西洋医学では多様化された症状を細分化し、多角的に診療科を分けているが、その多角的に細分化されたことが症状の原因を見つけにくくしている。原因がみつからなければ治すことはできない。

臨床を通して経験することで多様化された症状の原因は「心」にあることが確信できる。CCRKの今後の方向性に間違いなし。

拳骨

No 441 結果報告

2006-11-14 | 感情ストレス
先日紹介した野球選手のローテータカフ損傷の患者さん。先月末の選抜チームの練習中に滑り込みをして左肩のローテータカフを痛め肩が全く上がらなかった選手である。

全国大会は今月の3,4,5にあり短期間で何とか間に合わせた。全国大会までに3回ほど治療にきて何とか間に合い、更に守備の不安やバッティングの不調などを調整に試合に向け調整をした。

昨日、今シーズンの全ての試合が終わり、来シーズンに向けて心身ともに調整に来た。試合が気になっていたので聞いた。いくつ行った?「3つ勝ってベスト8です」何本打った「3本です」エラーは?「ノーエラーです」。

試合の成績はともかく選手としては活躍したほうである。試合中は痛みもなく難なくプレーができた。治療家としては満足である。患者さんともに素直に喜べた。患者さん自信も「全国ベスト8」は自信になる。

来期は近くの高校へ入学が決まってすでに夢は「甲子園」である。すでに甲子園に向かってのスタートは切られた。頑張れ野球小僧。

拳骨

No 440 セミナー終了

2006-11-13 | セミナー
先週末は今年度の最後のAMCTセミナーであった。今年度のセミナーもTrack3が無事終了し何となくホッとしている。

今朝は久しぶりに寝た気がする。からだはだるいが気持ちが楽になった気がする。肩の荷が下りた感じがする。今年度から受講資格を拡大し受講生のいろいろな資格の先生方が受講してくれた。感謝

カイロプラクティック業界も倫理規定の枠組みの中で、カイロの法制化を進めているなかで、業界の動きとは逆行していると言われる。本来、野放しのカイロ業界においてアクティベータが一人歩きをしているのも否定できない。

一人歩きしたアクティベータに歯止めをかけることは不可能である。一人歩きしたアクティベータは暴走することは予測できる。すでに何件か苦情が来た。アクティベータが悪いわけではない。使い手が正しく教育されていないからだ。

そんないい加減なAMCTを使われてはAMI本部の正しい教育を受けたDrまで同じ目でみられる。いたしかない、正しい教育を普及しようと受講資格の拡大を図った。

その結果、熱心な受講生が大勢参加してくれた。皆、熱心である。国際基準の学位があるとかないとか関係ない。熱心さが患者さんを助ける。時間はかかるが諦めずコツコツと取り組んでほしい。

この一年を振り返ると受講生の皆さんに満足の行く内容であったか定かではないが、スタッフなりに努力はした。また、受講生の皆さんに刺激を受けスタッフも大変勉強になり、大きな収穫があった。来年のセミナーのため少し充電したい。今年一年間、セミナーに参加された受講生の皆さんに感謝する。

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