木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 150 分離症&すべり症

2005-10-31 | カイロプラクティック
土曜日に来た新患。女性 40歳代。腰痛はS56年前から発症する。その後ギックリ腰に何度かなっている。S58年に整形外科でX線検査でL4分離症とすべり症が見つかった。その後、整体、鍼灸とかかっていた。主訴は右臀部の痛みを訴えている。

問診表を見ると、喘息、じん麻疹などのアレルギー症状が沢山ある。全部で11箇所の症状に〇がついている。腰痛だけでなく多くの症状に悩まされている。だいぶ長い間この様々な症状で苦しんできているようだ。

この患者さんは手をこまねいていたわけではない。専門の医療機関で治療を行っている。全て対処療法でその場の症状を抑えているにすぎない。根本的なものに眼を向けようとはしない。

最近、こんな話を聞いた。整形外科の先生である。整形外科は腰痛は苦手の分野である。腰痛の原因がわからない。心理的な要因があることは解っているが治す手立てがない。時には痛み止めと称して安定剤を処方することもある。現状はこようである。

そんなに簡単に病気やケガを治すことはできない。比較的、早く症状が改善する患者さんがいる。改善する、し難い患者さんの違いは?  患者さんが症状の原因を「内部にある」と理解すると改善が早い。

症状の原因を外部の機械的なものに求めると改善が遅い。原因を「内部」に見つけ出し、認めることはなかなかできない。誰しも自分には非は無いと思いたい。CCRKではその内なる原因「気づき」のキッカケを提供している。

この患者さんもなかなか「気づき」が得られないかも知れない。だが2,3回の治療で気づいてもらえると、多くの症状の改善が期待される。それには結果を出す以外ない。

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No 149 NAETを検索

2005-10-29 | カイロプラクティック
最近、ネットで「NAET」を検索すると凄い数が出てくる。国内で正式にNAETのセミナーが開催されたのは1月である。それから9月にアドバンスが開催された。たかだか10ヶ月で急速にNAETが展開しているようだ。

エネルギー治療はNAETだけではないが、エネルギー治療がこんなにも効果があるとは小生も驚いている。西洋医学とは違った観点から見なければ理解できない治療である。

小生もNAETを本格的臨床に取り入れてから1年未満である。とはいっても、以前からエネルギー治療を臨床に取り入れていた。そんなこともあってNAETは理解しやすい。しかし、患者さんに説明するときは頭を抱える。

治療家も患者さんもいまだ機械論的医学知識からの脱却ができない。患者さんに説明するときにエネルギー的(有機論)を、機械論と結びつけて説明しようとする。また、患者さんも機械論が優先し、有機論と結びつかないと納得しない。

いたしかないことである。〇〇教育番組の「〇〇の健康」だの○○新聞の「〇〇健康フォーラム」などに出演して講義する先生は西洋医学の「医師」である。西洋医学は科学を唯一の根拠としていることで盾の半面を見ようとしない医学である。患者さんもマスメディアでそういう知識を溜め込んでいる。

エネルギー治療根本的には西洋医学とは違う。西洋医学とは肩を並べようなどとは思わない。同じ土俵にのろうとすることころに無理が生じる。同じ土俵にのるには科学が必要になってくる。エネルギー治療は科学で解決するものではないと考える。

現実には、科学では治らない症状を持った患者さんがたくさんいる。そういう患者さんがもがきながらネット検索し、同じような悩みを持つ患者さん同士でいろいろな情報交換をしている。情報化時代といっても、いまだ表に出てこない情報も沢山ある。

幸いNAET治療は、NAETJAPANを正式に立ち上げ、米国本部Dr.Deviの正しい教育を受けられるように静岡の〇〇先生をはじめNAETJAPANのスタッフが頑張っている。我々も正しい普及をし、結果を出さなければならない。

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NAETJAPANの公式ホームページに「NAET JAPAN相談室」が立ち上がりましたので、患者さんは遠慮無く相談してみてください。

http://www.chiromasuda.com/NAETJAPAN.html



No 148 瞼の痙攣

2005-10-28 | カイロプラクティック
No118で紹介した37歳 主婦 瞼の痙攣の患者さん。昨日で10回目である。4回目くらいから瞼の痙攣はほぼ治まってきた。

治療前は毎日、一日中痙攣をしていた。4回目以降は日に数度発作が出る程度になった。昨日の来院時は「先週は一度も痙攣が起きなかった」うれしい言葉である。

この患者さんは、瞼の痙攣と足に湿疹ができていた。この湿疹も一見、水虫と間違うような症状である。比較的多くの人に出ている湿疹である。皮膚科ではステロイド配合の軟膏が主役である。治らない。小生も患っている。しかし、自分のことは治療がうまくいかない。

患者さんも数年来、患っていた湿疹がなくなって驚いている。ここまで除去したアレルゲンはBBF1回、Egg1回、穀物5回、ビタミンB3回である。合計10回 基本通りの教科書的な治療手順である。(近日中にCCRのHPで症例報告する)

教科書的な手順で早期に解決できるのは、やはり患者さんのエネルギー治療に対する理解と協力がなければうまくいかない。理解を得るには臨床結果を出すしかない。結果が出ないと眉唾物になってしまう。まして、教科書通りにいくことは希である。臨床はそんなに甘いものではない。

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No 147 ジストニアと磁気エネルギー

2005-10-27 | カイロプラクティック
今朝の読売新聞「医療ルネサンス」にジストニアの記事が掲載されていた。読んだ方も多いと思う。記事に出てくる患者さんは日常生活では問題がないのだが、ピアノを弾くときに手首が屈曲してしまい、うまく引けない症状である。

いろいろな医療機関で診断を受けた。脳外科では「精神的な問題」整形外科では「手根幹症候群」で手術。改善せず、更に「手首に近い腕の骨が長く、手首の動きを妨げている」といわれ再度手術を進められた。

不安になって、手術の前日に医師や看護婦に何度の聞いたらしい。手術当日になり「見立てとは違う病気のようです」といわれ急遽手術を中止した。

整形外科の検査は画像が優先され、骨が長いとか短いとか機械的な見方が症状との因果関係とされ、帳尻を合わせるかのように手術をするようだ。発症してから28年たって「ジストニア」と診断された。

いまだ原因がはっきりしていないが運動をつかさどる脳の機能低下と考えられ、画像では発見しにくいらしい。脳に気質的な問題がないと「精神的な問題」「構造の問題」と何を元に言っているのかわからないが、各専門分野の医療機関によって様々な診断名がついてくる。

新聞には、「磁気刺激法」を1年半かけて行ってきた結果、症状は緩和されて来たことを紹介している。新聞で紹介されている「磁気刺激法」とは、円形コイルを頭にあて磁気を発生させ脳に磁気エネルギーを当てる方法である。

脳機能の低下に磁気エネルギーが効果があるのであれば、全てのエネルギーが脳の機能に影響を与える可能性は証明される。エネルギーは「波動」である。言葉も、感情も、愛情も全て「波動」である。CCRKが目指している方向性は間違っていない。

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No 146 表在意識と潜在意識

2005-10-26 | カイロプラクティック
昨日来た新患。22歳のプロサーファーである。問診表の障害部位をまるで囲む部位が全身といっていいほど丸で囲んである。一番の困っている問題は、身体を動かすことが怖くてできないことである。

最近は、朝の起床時からこわばりで起きるのができず、背伸びをすると肩が痛く「怖さ」が出てイライラするという。本人が言う原因とは「ワイプアウトして叩きつけられたて全身を強打した」といっている。高波にのまれて叩きつけられたらしい。

CCRKに訪れる前に整体に行き矯正され「ボキボキ」がいやな感覚で受けていたらしい。矯正中に「怖い」イメージが沸いてきて「ワイプアウト」のストレスのことを整体の先生に言ったら「気にするな」と流されたといった。

骨盤の歪みを矯正する整体では仕方ないアドバイスである。その一言で更に感情の起伏が激しくなり「うつ」状態になっているといっている。

その他の症状には、そううつ、心筋症、精神不安定、指の切り傷に丸をしてある。視診では湿疹が見られアレルギーもある。指の切り傷は、あまりのイライラに窓ガラスを殴り4針を縫う切り傷を負った。

検査をする。アレルゲンでは「ウイルスM」が出てきた。何度検査しても出てくる。代理人を使っても「ウイルスM」が出てくる。聞いてみると、切り傷の治療で破傷風の注射をしたという。このために「ウイルスM」が出た。

感情は「ストレス」「圧迫」「恐怖」など複数でた。そのなかで「圧迫」が強く出たが、高波に叩きつけられた物理的圧迫ではなく、精神的圧迫が強くでた。患者さんは、ワイプアウトつまり高波にのまれて叩きつけられた「物理的圧迫」が表在意識のなかで強く描かれているが、それには反応がない。

精神的圧迫に強く反応する。根気良く探っていく。「人」、「先輩」や「言葉」に強く反応する。聞いてみる。同じサーファーから何かプレッシャーになるような言葉を受けませんでしたか? 

「そういえば、地元の出身のプロサーファーから、世界を目指して頑張れ」といわれたことが気になっているといった。検査をすると強い反応が出た。それを開放する。治療後は涙をうけべて力みがなくなった。肩を動かすように指示すると動く。本人も奥さんもびっくりしている。

患者さんの訴えにいいようになって、表在意識のストレスに眼を向けると、このような改善は期待できない。表在意識の裏に隠された潜在意識の感情的ストレスを見つけ、開放しないと堂々巡りになる。

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No 145 投球アレルギー

2005-10-25 | カイロプラクティック
何度も紹介しているリトルリーグショルダーの患者さん。先週末の練習で右肩と右肘が痛くなったと昨日来院した。従来の機械的な考えからいえば痛みの発症するメカニズムは簡単である。

どんな投げ方をしているかシャドーピッチングをしてもらう。痛くてシャドウピッチングもできない。肩が開いて肘が体から離れて手投げになっている。上腕二頭筋腱に炎症を起こしている。右前腕の屈曲筋に過剰な緊張がある。手首をこねている投手に多い投げ方である。こういう投げ方をする投手の球種はナチュラルシュートが多い。

フォームを指導して、もう一度シャドーピッチングをしてもらう。痛くない。投げ方が関与していることがわかった。何度も再発する肩の問題はフォームにあったのか。機械論的な治療であれば、治療をして投げ方の指導しフォームの悪さに責任を転嫁する。以前の小生もそうだった。徹底したフォームの矯正を試みただろう。

しかし、フォームが悪くても痛くなかったこともある。全てフォームが原因とはいえない。フォームを悪くする原因が在るはずだ。NAETのアレルギーの中に「運動」「行動」といった身体的動きに関与するアレルギーがある。面白い。

検査をする。この患者さんはすでに基本15をクリアしている。感情を検査すると「息苦しい」「圧迫」が出てきた。更に検査を進めて「運動」が出てきた。運動を掘り下げてみた。「ランニング」「ダッシュ」出てこない。「投球」強い反応が出てきた。ここで患者さんに聞いた。

以前に練習で息苦しくなるほど投球練習をさしたことがありますか?「暑い時にたくさん投球練習をして、呼吸をするのが苦しくなった。」と返ってきた。検査と一致した。投球アレルギーを除去する。結果は次回報告する。

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No 144 腰椎分離症&すべり症

2005-10-24 | カイロプラクティック
土曜日の来院した新患。高校1年生野球部の男子。中学3年生から腰痛を発症し、野球の練習に影響している。

全国的に有名なスポーツ整形外来を受診し画像検査の結果「L4腰椎分離症及びすべり症」の診断がついた。患者さんもお母さんも画像を見せられて悩んでいる。もちろん治療も、スポーツ外来のリハビリや野球教室で復帰に向かって積極的に行っている。

ここのスポーツ外来は、各専門のスポーツコーチと連携して肩のリハビリ、腰のリハビリ、膝のリハビリなど詳細なリハビリを指導してくれるところで有名である。今年の5月から通院している。しかし、なかなか改善しない。練習もやったり休んだりである。

痛みで練習に参加できない焦りがストレスになり、更にいらだちも見える。患者さんもお母さんも、もう、野球ができないのかと不安でいる。分離やすべりが原因で痛いわけではないことを説明するがなかなか理解されない。

治療を行う。アクティベータで行う。治療後は痛みはなくなった。うそのようだと驚いている。痛みの原因をじっくり説明する。「腰痛をめぐる常識のうそ」「科も整形外科のHP」を見せて分離やすべりが原因ではないこと、スポーツは今後もできること、などなど説明する。60%は理解できたようである。

画像の印象が強く頭から消えない。わずかながら画像の「分離すべり」が不安を払拭できない。お母さんも同じである。治療を継続していく過程で結果を出して理解していただくほかない。

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No 143 アレルギーマーチ

2005-10-22 | カイロプラクティック
昨日2回目の治療を受けた、小学5年生の男子。1週間前から鼻炎が続き、3,4日前から気分がすぐれず学校を早退している。

この患者さんは小学2年生(3年前)に小児喘息で、季節の変わり目に入院するような発作を起こして来院していた。当時は、エネルギー治療を行う前で、治療も自律神経の調整を主に行っていた。それでも症状は改善された。と、いうか症状が抑えられていたといったほうが適切である。

アレルギーの患者さんはよく言う。「小さいときはアトピーがあった。小児喘息があった。だけど大きくなったらいつの間にか治った。」こんなものである。

小さい時に、アトピーがあった、喘息があったが大きくなったらいつの間になくなった。これは単に症状が変化しただけである。何に変化したか? 慢性の下痢、頭痛、にきび、吹き出物、肩こり、腰痛、眼のかゆみ、鼻炎、原因不明の不定愁訴などなど様々である。アレルギーマーチという。

お母さんいわく「ここ3年間は喘息の発作が起きず、元気で野球もできるようになりました。」身体的変化ないか検査をすると、膝の裏にアトピー性の皮膚炎が酷くなっている。お母さんにいつからと訊ねると「2年前から少しずつ出てきて、昨年あたりから酷くなってきています。」まさにアレルギーマーチである。

前回BBFの治療で鼻炎と気分が悪いのは治まった。再検査をする。「麦」だ出た。その他にも幾つか反応しているが「麦」が優先されている。麦の除去を行う。お母さんいわく「そういえば、この子はカップラーメンやラーメンなどの麺類が大好きで、一日に一回は食べないと大変なんです。」・・・大好きな食べ物もアレルゲンである。

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No 142 鉛アレルギー

2005-10-21 | カイロプラクティック
この日記に何度か紹介している漁師の鼻炎と腰痛の患者さん。患者さんには申し訳ないが腰痛はいまだ改善していない。5月から昨日で23回の治療である。

鼻炎、肩凝りはすっかりよくなった。腰痛も昼の仕事中の痛みや寝ているときの痛みは全くなくなった。一番最後まで残っている症状は、朝の起床時の痛みであった。起床時の痛みもほぼ90%は改善している。だが、起床時の腰部のこわばりがとれず難儀している。

昨日の治療で、基本に戻り「朝の起床時の腰部のこわばり」に関するアレルゲンを詳細に検査した。ここまで来ると腰部のこわばりに関与しているアレルゲンをピンポイントで探らなければ、たぶん解決しないと思われる。

アレルゲンと同時に感情のストレスも詳細に絞り、アレルゲンと感情とのしがらみを解いていくことが解決になる。無限に等しいアレルゲンからピンポイントで探り当てるのは、かなりの経験が要る。小生みたいな駆け出しでは無理かもしれない。

アレルゲンを探るときは問診の中に多くのヒントがある。問診をして食べ物、環境など詳細に聞いていき探ったほうが早く見つかる。しかし、日常当たり前のことを習慣的に過ごしていると食べ物や、行動に特別大きな変化がないときずかない。患者さんも小さな変化まで覚えていない。

昨日は何も効かないで探った。出てきたのは「鉛」である。患者も小生も一瞬「おや!」っと、思った。鉛と腰痛がどういう関係があるのか。患者さんに聞いた。日常生活や仕事で鉛を使ったりしていますか?

患者さんはしばらく考えていたが出てこない。フッと思った。底引き網の錘は?「そうだ、鉛だ。そういえば、船を運転するのはバッテリーの上で座っています。」毎日「鉛」と遭遇している。日常の何気ないとこにアレルゲンはあるものである。身近にあるものほど気づきずらいものである。

果たして「鉛」はピンポイントのアレルゲンであるか次週に解る。野球界ではこういうことがいわれている。「ピッチャーは野手が育てる」いい言葉である。我々治療かも「治療家は患者さんが育てる」時間がかかって申し訳ない気持ちと感謝の気持ちが複雑である。

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No 141 親の感情

2005-10-20 | カイロプラクティック
ここ2,3日小学生のアレルギー治療が多い。喘息、鼻炎、アトピー、中耳炎などなど。アレルゲンは複合的であり、症状も複合的に現れる。これもストレスが影響している。

アレルギーも表現の仕方はいろいろである。鼻炎がしばらく出て消えたと思ったら湿疹が出る。セキが出始め、治まったら下痢が続く。といったような症状の出方をする。このような症状の出方をアレルギーマーチというらしい。

NAETの治療はアレルゲンである食物(栄養素)卵、米、ビタミンなどが感情ストレスと結びつき、経絡のエネルギーブロックを引き起こし反発を起こしているものと考える。

西洋医学でもストレスが様々な不定愁訴を引き起こしていることは示唆している。示唆しているが詳しくは研究されていない。お医者さんも漠然と「ストレスが影響していますね。」といってくれる。患者さんは何となく納得する。大なり小なり万人にあるものである。

ストレスがアレルギーとどういう関係があるかというと、仕事のストレス(怒り)を感じながら食事をするとその食物と感情が結びつく。「怒り+米」といった具合だ。よくある例が、酒飲み親父が酒を飲むと20年前のくだらないことを何べんもおなじ話を繰り返し話す。

過去に、当時のストレスを酒を飲んで紛らわしたり、愚痴をこぼしたりしていると酒とストレスが結びつき、現在において酒を飲むと過去のトラウマが現れるようだ。酒を飲まないときはそんな過去のストレスは浮かばない。

話を子供のアレルギーに戻す。2,3日の小学生のアレルギー治療では、患者さん本人の感情より、患者さんが妊娠中、つまりお母さんのお腹にいるときのお母さんの感情が出ているケースが目立った。

お母さんの妊娠中の子育ての苦労や、妊娠中毒、夫婦の喧嘩、お父さんが協力してくれないなどお母さんのストレスが妊娠中のお腹の子供にストレスの影響を与えている。やはり胎教というのは早期に行ったほうがいいようである。

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No 140 相変わらずの腰椎ヘルニア

2005-10-19 | カイロプラクティック
土曜日のことである。山形県からの新患である。60代後半の女性。と、いっても山形からわざわざ来たわけでもない。娘さんがこちらにいて一緒に診てもらいたくて来院した。

地元の整形外科で腰椎のヘルニアの診断を受けている。症状は腰部の伸展痛があり、神経学的な知覚異常や筋力低下は診られない。座位から立位動作へのときの痛みが強い。

腰痛は数年前から発症し、年に数回動けなるくらい痛みがでる。今回も腰部の進展ができず経度の屈曲姿勢で歩行している。問診時も辛そうである。辛そうなので説明はさておき治療を行った。

治療はアクティベータで行い痛みはなくなった。進展もでき眼から涙を流していた。楽になったところで説明をする。ヘルニアとの因果関係がないこと、原因はストレスであること、このような治療をすることで必ずよくなること。を理解してもらった。

ストレスが原因であることが理解でき、更にCRETで感情の開放を行った。更に全身後からが抜けたように、肩こりも、左の五十肩も楽になった。「実は、左肩が五十肩で固まってしまい、医者にいっても治らないから諦めていたのです。でも軽くなり動くようになった。」感動している。

ヘルニアも五十肩も諦めていたらしいが、適切な治療を行えば十分回復すはずである。専門医でいわれた「ヘルニア」が頭から離れず痛みが取れないためもう治らないものと諦めていたが、腰痛は「ヘルニア」が原因でないことがわかっただけで明るくなった。

残念なことに、山形には同じ理念で治療をしている先生がいないことである。本人も残念がっていた。「山形にはどうしていないのですか?・・・・」返す言葉がない。1人でも多くの先生方が同じ治療理念で治療をおこなってくれることを望む。

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No 139 「肥満」か「むくみ」か?

2005-10-18 | カイロプラクティック
昨日で4回目の治療を行った小学6年生の男の患者さん。症状は原因不明の左足関節の痛み。数年前から股関節や膝などの痛みを不定期で出ている。

痛みが出るたびに専門医で見てもらっている。「成長痛」と診断されている。時期が来れば治るからとシップのみの処置。その後何度も繰り返している。よくある症例である。

日常の歩行やランニングなどでは痛みは出ない。水泳をしていてバタ足をすると痛がる。お母さんも腑に落ちない。その他の症状は、通年中の鼻炎がある。症状といえるかどうか肥満が印象的だ。肥満特有の鼻炎と息苦しい口呼吸である。

検査をする。やはりアレルギー反応が出る。プール水、砂糖、穀物などが出た。更に「過去の悪い記憶」が出た。スイミング教室に通い始めた幼稚園の年中さんのときのプールに対する「恐怖」が感情的なストレスになっている。

初回のアクティベータ治療で足の痛みはなくなった。その後2回のアレルギー除去で顔がほっそりした。身体もスマートになった。肥満ではなく「ムクミ」であった。

前回の3回目の治療後からスマートになったとお母さんはいっている。小生もびっくりした。利発的な顔つきになっている。鼻炎も楽になったようで息苦しい口呼吸がなくなった。

アレルギーの代表的な症状に「浮腫」があることは理解していたが、肥満と思えるようなものまで「浮腫」とは解らなかった。全身性の「浮腫」がこんなものとは驚いた。新たは臨床の発見である。

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No 138 遺伝的アレルギー

2005-10-17 | カイロプラクティック
先日、浸潤性中耳炎の症例を紹介した。治療を進めていくうちに遺伝的なアレルギーがあることがわかった。

アレルゲンの除去を勧めていくうちに、染色体の反応が出た。「腎臓」の経絡と感情レベルでの「恐れ」がでた。しかし、患者さん本人には全く反応しない。どの世代に反応するのか検査を進めると、患者さんの出生前に反応する。

両親でもない。更に進めると患者さんのお母さんのお母さん「祖母」に反応がある。「水」「耳」「恐れ」が反応する。おばあさんは耳が悪くないですか?とお母さん訊ねると顔色が変わった。

「どうして解るんですか?・・・実は、母は子供の頃おぼれそうになり、その後真珠腫性中耳炎になっています。おぼれそうになったときはだいぶ怖かったみたいです。」この時の恐怖が世代を超えて孫の感情レベルでのエネルギーブロックを起こしているようだ。

NAETは、患者さんの脳との対話である。占いでも、超能力でもない。小生も昨日から耳鳴りが出ている。先祖に耳の問題を抱えた人がいたのかもしれない。

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No 137 数アレルギー

2005-10-15 | カイロプラクティック
昨日来た患者さん。男性30歳代。この患者さんは以前から肩こり、腰痛で来院していた。アレルギー性鼻炎もありアレルギーの除去も行っていた。鼻炎が治まると来なくなった。

昨日は3ヶ月ぶりの来院である。「先生。タバコをやめたら体調がいいです。タバコはよくないんですね。」身をもって体験した言葉である。タバコの有害は喫煙者にはわからない。タバコをやめて始めて解るらしい。(小生も以前は喫煙者であった。何気なくやめた)タバコをやめたので体調が良くしばらく肩こり、腰痛が出なかったらしい。

今回は特別な痛みはないが、肩こりと腰痛が少しあるので来た。アクティベータで治療をして楽になり、帰りがけに「最近めまいがするんですが、これも治りますか?」どういうときにめまいがするんですか?「仕事で下からを見ているときです。」

この患者さんは、仕事で下を向きながらデータを調べている。三半規管を検査する。左右の前半規管が低下している。気質的なものか機能的なものか検査をする。機能的なものであることがわかったので改善できる可能性がある。

左右の前半規管の機能低下が感情的なストレスと関わっている。更に検査を進めると「数」が出てきた。毎日、仕事で数字を見ている。患者さんもうんざりしている。更に、26歳の時のお金の金額が出てきた。このときの金額が膀胱経のエネルギーブロックをしている。「数」アレルギーの除去をすると左右の前半規管の機能が改善した。1週間後また来てください。

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No 136 灯台下暗し

2005-10-14 | カイロプラクティック
地域特有の鼻炎の患者さんを以前に紹介した。この患者さんは「のり胞子」アレルギー鼻炎を引き起こしていた。

そのほかにも慢性の腰痛を持っており、なかなか改善しなった。腰痛の原因が構造学的な問題ではないことは解っていたが原因が特定できていない。ストレスとアレルギーの関与は解っていたがピンポイントでアレルゲンを見つけ出すことができなかった。

鼻炎は基本のアレルゲン除去で大方は解決し、更に「のり胞子」で解決した。その後腰痛の解決策が見つからず難儀していた。朝の起床時の腰痛が一番辛いらしい。日中はほとんど痛みはなく仕事ができるようにはなっているが、朝の痛みが取れていない。

朝の起床時の痛みに影響するのは昨晩の食事(栄養素)が考えられるが全てクリアしている。この患者さんは漁師である。「海水」が出てきた。前回から海水を持参してもらい治療をした。

昨日の来院時に聞いた。調子はどうですか?「ここ1週間は朝の痛みがほとんど感じません。」やはり犯人は「海水」であった。栄養素の段階で「塩」アレルギーは出ていたが1回でクリアしてその後は反応しなかった。

「塩」と「海水」は異なものである。CCRKから車で10分足らずで海に出る。こんな近くにいて、日常「海水」などとは縁がない。気づくのが遅かった。患者さんに申し訳ない。灯台下暗しとはこのことか。・・・・反省

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