昼間の危険なミッションを終え、自宅にて買い込んだ引き籠りセット、ビール、酎ハイ、マグロ蛸刺身、裂けるチーズスモーク味、その他をチェックし、これなら完璧だと一人ごちた。そしたら洗濯中のＸ（ボス）が緊急指令を俺に告げる。「このブツをＹ親分に届けよ」であり、手渡された、ありふれた紙袋の中を見れば、絶句。今、最も恐ろしい、裏取引、高額流通、奪い合いのブツ「ＭＡＳＫ」である。一瞬、腰が引けるが「指令完了の折には３時間のバカンスを与える」と言われ「喜んで～」と無意識に受け入れる。
服装は普段着、ただし武器として肥後の守Ａ－３号、ガスライターＺＢ－２２（いざという時火炎放射器として使える）を内ポケットに忍ばせ、移動手段は古びたタクシー。乗り込むまで尾行されていないか確認する（傍目には普通の爺がよろける姿にしか見えない）。乗り込んだタクシーは組織が用意した工作員が運転手で「ロイヤルオリオン付近」という合言葉を確認した運転手「了解」と車を発進させるが、いつ、どこから待ち伏せ、奇襲攻撃がくるか不明であるから緊張した２名、無口である。
無事到着するが狙撃を恐れた俺は建物の壁沿いをクルクル廻りながら移動開始。そしたら、道向かい歩道上に対象者Ｙ親分一家３名、にこにこ笑いながら手を振る。げげ、これは罠か？到着後連絡し受け渡し場所を確認しお届けね、だったはずがナゼ路上に３名。影武者？変装？恐る恐る接近し相手の出方を待つ。「あい、ハチ爺、久しぶりね～」「これはこれは、これをお渡しします」「ありがとうね～」なんと、あっさり、ミッションコンプリート。あはは、後は栄町で１杯ね。それでも油断は命取り。目赤で移動。途中、待ち伏せに会う事３回。返り討ちにしました。
情報収集を兼ねて栄町市場内を移動。どこも休業で閑散としたゴーストタウンな様相であるが「モラカフェ」は例外で、自粛以前とまったく同じ状況で爺軍団、密接しつつ飲んでいる。俺たちに明日は無い、今が全てな生活・・・この中に我々と敵対する組織「コロナ」の工作員が紛れ込んでいる可能性が高いので素早く通り過ぎる。目が合うと事故になりかねんしね。
うりずんあんは開店直後で店内には俺とカーミー大将の２名のみ。ドアを開放してある。
「鮪山掛け下さい」「今日は鰹が美味いです」これは、「話してもＯＫ、盗聴無しで安全です」という確認の為のやりとり。安心して情報をやり取りする。
ま～長い前置き。やっと鰹刺身に到達。
３０分間の秘密な話。そして、
イクラでもにょにょろと吐露したね。という寿司による終了の意思表示。
今日の会話は白紙に(内緒にね）戻そう。
全色市場店はお弁当、テイクアウトしつつ、店内改装中。シークレットな仕事の打ち合わせ。
全業務終え帰宅。「コロナ」の工作員３名消去。ただ飲んでいた訳じゃあありません。けけけ
本文は爺の妄想だす。事実とはやや異なります。ぺこりん
よんでくれてありがとうございます