gooブログはじめました!

伊吹山や上高地などの山の花を紹介します.

シキミ(有毒植物)

2012-10-16 03:00:00 | 花,

シキミ(樒)はシキミ科の花で有毒植物です.本州以南に分布し,山野の林中に自生する常緑低木です.学名はIllieium anisatum L.で,illieiumがillicio(引き寄せる),anisatum(不等の)の意味から,花が裂けたように見え,人を引き寄せる香気を放つ植物のこと.和名は実に毒があり,悪しき実(アシキミ)⇒アが省略されて(シキミ)となったと言われている.花期は3月,場所は京極氏館跡.











ソバナ

2012-10-16 03:00:00 | 花,
ソバナ(蕎麦菜)はキキョウ科の花で,日本では北海道を除く全国各地,中国,朝鮮半島に分布し,山地の日当たり良い所に自生する多年生草本です.学名はAdenophora remotiflora (Sibold et Zucc.)Miq.で,adenophoraがadenos(腺)とphoreo(有する)の2語よりなり,乳腺を有するの意味,remotiflora(まばらに花をつける)のことから,まばらに花をつけ,株全体に乳腺を有する植物のこと.和名は葉が柔らかいことによる.花期は8月,場所は伊吹山山頂部.ツリガネニンジンと良く似ているが,ソバナ(雌蘂花片とほぼ同じ,鐘状花で先が少し開く,葉互生),ツリガネニンジン(雌蘂超出,鐘状花で先が萎む,葉4枚輪生)で区別できる.