タカネナデシコ(高嶺撫子)はナデシコ科の花で,本州中部以北に分布し,日当たりの良い高山に自生する多年生草本です.学名は
Dianthus superbus L. var.
speciosus Reichb.で,Dianthusがdios(ギリシャ神話ジュピター)とanthos(花)の2語よりなり,ジュピターの花の意味,speciosus(美しい)の意味から,美しい,ジュピターの花のこと.和名は高山に生えるナデシコの意.本州中部以北に分布し,高山の日当たりの良い斜面等に自生する多年生草本で,カワラナデシコの変種です.花片が強く切り込んでいるのが特徴です.花期は8,9月,場所は伊吹山山頂部.