伊吹山の風景⑫
伊吹山山頂のお花畑で蜜を吸う蝶
伊吹山山頂のお花畑で蜜を吸う蝶
イヌハッカ(犬薄荷)はシソ科の花で,日本の中部地方,中国,朝鮮半島,西アジア,ヨーロッパに広く分布し.岩上草地に自生する1年生草本です.学名はNepeta cataria L.で,nepetaがイタリアのエトルリア地方都市Nepeta, cataria(不明)から,Nepeta市に因む植物.和名は,ハッカから香料を採るが,このハッカに香料がなく,利用価値のないハッカの意.花期は9月,場所は笹又道.
イチゴツナギ(苺繋)はイネ科の花で,北海道から九州,東アジアに分布し,日当たりの良い草地や荒地に自生する多年生草本である.時に大株となる.学名はPoa sphondylodes Trin.で,poaがギリシャ古語poein(草,牧草),sphondylodesがギリシャ語 sphondylos(輪生した)に由来するsphondyiumd種のことから, sphondyiumd種に類似した,牧草の意,和名は村の子供たちがこれに苺を刺して持ち歩いたことによる.花期は8月,場所は伊吹山山頂部から東遊歩道途中.
