「朝がくるたび、そう思う」
*写真:お客さんで役者の山本珠乃さん
久々スカッ晴れである。
昨日は、ランニング日で走りすぎで書けなかった。
日曜日は、久々に天性を感じさせてくれる芝居
を観た。
だから記しておきます。
*偉そうに書いてしまいますが、久々に感じたのですみませーーん
阿佐ヶ谷にて、役者やってるお客さんの芝居を観にいった。
久々、質の高い芝居を観た。
劇団散歩道楽の太田善也という演出家をネットで調べたが、まだたいして経歴等紹介されていないようだ。
だから、よけいに驚いた。
珠乃さん、素晴らしい劇団に恵まれましたね。
あなたの役者としての未来はとっても明るいと思います。
これだけ質の高い芝居を脚本演出しているのに、まだまだ知られていないとしたら、
この先間違いなくメジャーになっていく人だ。
質の高い芝居とは、演出家のもって生まれた時代の空気感とリズム。
仮にどんなに陳腐な脚本でも、演出家の才能で9割は観客を魅了してしまう。
しかし、これは現実にはありえない。
才能ある演出家は、いい脚本にしてしまうからだ。
どなたかちゃんとした太田さんのプロフィールをご存じの方がいたら教えて欲しい。
音楽の眼力は外れが多いのですが、演劇への眼力は、ほとんど当たってると思う。
それは、演劇に関しては純粋に観に行くのが好き。
だからだと思う。
余計な打算も先入観もないからだろう。
・・日曜日・帰りの車内でのメモ
人もまばらな休日の上り中央線には、何とも言えない哀愁がある。
新宿までのわずかな時間、こんなにも心地よいのは、今日観た芝居が素晴らしかったからだ。
演劇はライブでしか伝えられない。
これが音楽との決定的な違いだろう。
約二時間あまりのライブのみが勝負。
そこで、観客を魅了することに賭けるのだから演劇とは凄いパフォーマンスだ。
内外問わず、ジャンルも問わず、演劇なる舞台パフォーマンスをたくさん観てきた自負がある。
芝居は、役者を生かすも殺すも全てが演出家の才能にかかっている。
どんなに素晴らしい役者でも、才能のない演出家のそばにいると、役者が日の目を見ることはまず難しい。
そしてその逆もある。
そして才能ある演出家は、若いときにすでに頭角を見せる。
だからどんなに演劇に情熱があっても、才能のない演出家は、残念ながら早く見切りをつけた方がその人のためでもある。
なぜならそれで中途半端な人生になってしまうからだ。
芝居を1本打つには、たくさんの労力と費用が必要となる。
演劇に関わる人達は、みなそれを覚悟して芝居に挑む。
その情熱を見ているだけで、まず敬服する。
2時間あまりも狭い箱に閉じ込められ、舞台と観客との真剣勝負なのだ。
そしてあくびや居眠りをした客は、親戚や友人でない限り、二度と観にくることはない。
だから役者やるとやめられない・・というのがよくわかる。
えらそーーに書いてしまいましたが、久々に心熱くなりました。
珠乃さん、ありがとう
次回の芝居を楽しみにしています。