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神の禊ぎ

2008-05-12 | 時代の光景U+203CU+FE0E
スタート午前8時。前日から雨。
気温10°
晴れ男のジンクスも…。
ゴール頂上。
気温2°。
軽井沢では早朝雪だったそうだ。

『母の日・安中遠足マラソン峠コース』地獄の30〓レース。
覚悟はしていた。

しかし、それを超越した壮絶なる峠コースだった。

天国の母ちゃんの故郷群馬での、バカ息子への禊ぎだったのか。

明日への喜びと希望を頂いた。

悟りは、唯物ではなく己の中にこそある。

それを感じさせて頂いた貴重な1日だった。

それほど俺には、壮絶だった。

今までのレースで最もつらかった。

途中故障中の左膝の痛み、かばうあまり右足が何度となくつった。

雨の山林は、寒さとぬかるみ。
途中人の気配がなくなり、山林を一人ぼっちで不安になる。
俺はビリなんだろうと思いながら、ただただ登る。

正直、何度もリタイアを考えた。
エントリーしたことをも後悔した。

これで連続完走記録も終わったと覚悟した。

1000M付近での給水が湧き水だった。
命の水だった。

地元のおじさんランナーが、ここまでくれば完走賞もらえるよと、声をかけてくれた。

嬉しくて涙がこぼれそうになった。

足はほとんど動かない。

ゴールしたら、泣いてやろうと思った。
やがて、山の反対から来たトレッキングの団体とすれ違った。
熊野神社はまだ先ですか、と尋ねた。

あと500Mくらいよ頑張って、との声援が背中越しに暖かく元気がでた。

ゴールしてみると、なんのことはない。
若者や年配者や普通のOL風の女性達がたくさんすでにゴールしていた。

みな普通の顔してた。
さっきまでの自分が恥ずかしくなった。
てっきりビリだと思ってたら、後から次々とゴールしてきた。

来年リベンジを決意。