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栗ぜんざいと玉手箱…

2009-01-29 | 時代の光景U+203CU+FE0E
■今日のレシピ

栗ぜんざいもらって、言われた通りラムとブランデーをちと垂らし、おフランスパンを浸して食ったら、確かに美味。

上品な味だ。

年取ると、どうしても明日より昨日に夢を見る。

ブルース好きな日本人こそ演歌だ。

語るほどの昨日なんてそうあるもんじゃない。

ノスタルジー好きも日本人。

過ぎたことには、何の得もないんだが、これまたキリがないのも過去の醍醐味。

昔話は、たいがいがやがて過去の男や女の話となる。

しかし、男の昔の女自慢ほど、あてにならんものはない。

反面誰の気分を害するわけでも、誰に迷惑かけるわけでもない。

素敵なフィクションだから。

風俗嬢からキャバクラ嬢。
はたまた、毎日通う近所のコンビニのバイトのお姉さんまで。

顔見知りを行きずりの女にしちまうのもいるから、割る8くらいで聞くのがちょうどいい。

そもそも思い出なんてのは、照れ隠しばかり。

本当のことなんて、他人には決して言えるもんじゃない。

先日また玉手箱をもらった。

ショーケン85年読売イーストライブ映像を頂いて、懐かしさに嗚咽。

24年ぶりの過去との再会。

あの日、いたんだなぁ~そこにオイラも。

懐かしくて、見とれちまったぜベイベぇ~。
そして、この胸の痛みは何なんだぜベイベぇ~。

オープニングと共に、待ち構えた観客がステージ前に一斉に押し寄せる。

これが当時の習わしだった。

俺は遥か後ろにいたから前には行けず、ギャーギャー喚いてた。

ショーケンも観客もみんな若い。

映像が終わり、我に返る。

24年後の俺がいる。

どっちが真実で、どちらが幻覚なのか。

あの日、あの場所にいた連中の、いったいどれくらいの連中が、この後のそれぞれ人生で上手く風に乗れたんだろうな…。

あっいけねぇ。
もうブルースにしちまってるぜ。

もらった栗ぜんざい、栗が見当たらない。

聞けば、西洋の伝統的なもんらしく、栗ぜんざいではないそうだ。

てやんで~、甘くて豆を煮込んでりゃぜんざいじゃねぇか。

また照れ隠し。