まか不思議なり

宮崎弁が溢れでた突然の夜だった。

宮崎ご一行が訪れた夜。

僕らは子供の頃から‥延岡駅前に大きな看板を見て育った。

地元延岡では、老舗の『日向の国は風の菓子
虎屋』
その社長が来店されたのだ‥

常連客の同僚の松田さんがご縁での出会いだった。

宮崎県北地方の民なら、へぇ～と驚くだろう。

これは‥椎名林檎どころの騒ぎじゃない、宮崎県人としてこれほど名誉なことはない

社長にしてみれば、毎日いろんな新しい人に会うのだろうから‥僕などこの先、記憶に残らないかもしれないが‥

僕の人生の点と線が微妙に揺れる大きな出来事だった。

人の出会いとは‥筋書きしようがないから”出会い”なのだろう。

いやはやこの世は何と不思議な世界だ‥

僕と言う源流から延びた細い運命の河が、常連客と交わり、そこからまた幾人もの運命の河と交わり‥虎屋の社長に辿り着いたわけだ。

社長は、確かに早大卒で高田馬場に縁があるとはいえ、社長の５７年の月日の中に、僕など火曜日まで全くなかったはずだ。

息子さんが、柔道で頭角を表し、オリンピック候補だそうだ。

ヤクルト青木で失敗したから‥今度こそ名を覚えてもらっておこう。

息子の前では、アニマル浜口みたいな親父だったら素敵だ。

何より社長が‥30年前の僕の親父と顔も背格好もあまりにそっくりで驚いた。
なんとジョンとヨーコとも縁があったのだ。


ジョンが会わせてくれたのか


この話はまた次回に続く