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その15”‥終わりのない風景”

2012-09-13 | 諸行無常…let it be
昨日から、世界一周の旅にでた、お客さん女子がいます。

ちょっと早めに帰国するから来年夏前にまた来ます。

女優の杏里風の気取りもない普通の乙女さんです‥。

よくいる、25才前後のOLさんタイプです。

そうですか、人生迷ったら旅がいい‥。

俺もそうでした‥。

今回は、役所広司風に~演じてみました。

回想シーンみたいに、遠くを見るようなクールな微笑も浮かべてみました。

ニヒルなマスターのクライマックスシーンです。

また油断してしまいました。(-"-;)

‥偉そうに語っちゃったりしたわけです。

数年前の椎名林檎さんのトラウマが‥

卒業して、やりたいことも見つからず、何となく就職した会社も退屈で‥
中途半端に日々をやり過ごしている乙女とばっかり‥

そういう乙女に限って、僕の話を真面目に聞いてくれたりするから困るんです。

あぁ乙女がわからない。

あぁおじさん恥ずかピぃー(; ̄ェ ̄ゞ)

彼女は弁護士でした。

学生時代には、世界各地を旅してたそうです。

卒業後は、NGOの仕事で二年バングラデシュで過ごし、帰国後弁護士となり3年目、今年30才。

彼女の履歴を知るにつれ、彼女が脳みその濃い人種の一人だとわかりました。

彼女の模索する人生とは、遥か彼方の非凡な悩みでした。

先に言えよなぁ~|( ̄3 ̄)|

世の中には、ちょこちょこっと勉強しただけで、容易く医者や弁護士になってしまう脳みその濃い人が、絶対数存在するようです。

長いこと飲み屋風情をやっていると、そんな人に度々出会います。

そんなゲストと話をしていると、努力や根性だけを信じて生きてきた自分が可哀相になり、口を抑えてトイレで泣き崩れそうになります。



ある人にとっては、それが生涯をかけた、永遠の約束の地であっても‥。

ある人にとっては、ただの通過点だったりするわけです。



僕の過去に登場した夢追う旅人の多くが、旅の途中で夢老い疲れはて、根も葉もない人生となっています。

夢老う旅もまたそれぞれの人生の定めとは言え、旅の初めから決まっている、そんな結末もあることを知りました。

それからすると、飲み屋風情とは出家ですね。

例えば、ほんのささやかな過ちで、猥褻と言う烙印を押され、人生の道を閉ざされた人は、飲み屋風情になりなさいと、よく思います。

必ず救われます。

人生こそが猥褻なのだから‥。猥褻と決めつけられたなら、人生をやりゃいいのです。

50過ぎたエイリアンの初産など誰も知りたくないわけです。

それを、猥褻と呼べない社会こそが猥褻そのものではないでしょうか。

来年は旅ができそうです。