人間の約束

ヤバい寝坊した。

飛び起きた。

顔を洗い。
歯を磨く。

驚異的な回復力。
左親不知はあれほど難行苦行したのに、右親不知は翌日には痛みも消えてた。

神の業だ。


今日は寒そうだ。

まだうっすらとした曇天空を抜け、愛車たまらん号を走らせた。

角をまがり、他人家の門をくぐり抜け裏道を行く。

街はまだ静かだ。

通りに人影はなく、数人のジョギング姿しかすれ違っていない。

雨になるのか。

風が冷たい。


時間を１時間まち違えてた。

早すぎた。

昔ギャグなら

来生たかお(-.-;)

孤独だ。

過ちを正すには遅すぎた。

人生には戻れないこともある。
教訓だ。

市橋君は、こんな朝をいくども経験したことだろう。

人生に例えが必要だとしたら、それは人間の香だろう。

約束の地を求めて。

術のない走りに託す。

それがロックンロール…