三菱電機は宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注した小型月着陸実証機SLIMが世界初となる高精度月着陸を達成したと発表した。
三菱電機は1月26日、同社が宇宙航空研究開発機構(以下 JAXA)から受注し、全体のシステム開発を担当した小型月着陸実証機(Smart Lander for Investigating Moon、以下 SLIM)が、世界初となる高精度月着陸を達成したと発表した。
SLIMは1月20日0時20分(日本時間)に月面着陸を果たし、着陸後のデータを分析した結果、SLIMプロジェクトの目的として設定されていた誤差100m以内の精度での月面着陸を達成したことが確認された。
高精度着陸技術は、「降りたいところに降りる」を実現する技術で、今後の月惑星探査において必要とされる重要な技術とされている。
三菱電機は2015年度にSLIMのシステム開発をJAXAから受注し、主に鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)でSLIM全体の設計・製造・試験を担当。
高精度着陸のために不可欠である「航法誘導制御系」も、JAXAの協力のもとで三菱電機が開発を担当している。
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