民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

物で釣る?!〜ニンテンドーSwitchを欲しがる息子〜

2019年11月15日 | 日記
小学生たちに人気なニンテンドーSwitch(手元でもTV画面でも遊べるゲーム機)。3DSより高価(三万円以上する!)なので誰でも持てるものではない。

そんなゲーム機を半年くらい前から欲しがるコキータくん。

よく遊ぶ子たちがゲットしたため、数ヵ月前からは更に欲しさが増し、そのアピールに必死だった。

〜くんが買ってもらった!

みんな持ってる!

ボクだけ持ってないからいつも借りてばかり!

だから欲しいよー。

…残念ながら、ボクはそんな主張で応じるような簡単な父ちゃんではない。

時に泣きながら訴えるコキータくん。

嫁さんは、そんな姿に心動かされた。

買ってあげても良いんじゃない?

残念ながら、感情的なアピールで動くボクでもない。

しかし、ボクが小学2年生だった頃、今は亡きばぁちゃんがファミコンを買ってくれた。

あの時の嬉しさや感動は生涯忘れられない。

そんな訳でどこかのタイミングでは買ってあげないとなーとは思っていた。

とは言え…高い!!!

ただでさえ建て替えで出費がかさんでいるので、財布に余裕はない。

コキータくんが提案してきた。

一ヶ月後のマラソン大会で頑張ったら買って欲しい、と。

去年は7位だったコキータくん。

5位に入ったら買って欲しい。

5位か…いや、3位だな。

3位なんて無理だよーと泣き出すコキータくん。

上位3人は圧倒的走力あり、勝てる訳がないとのコト。

そうか、頑張れ!

…(T_T)

…あれから一ヶ月経ち、本日、マラソン大会当日だった。

決して腐るコトなく、学校での練習を重ねていたらしい。

数日前の試走会では4位に食い込んだ。

とは言え、正直、3位入賞は厳しいとは思っていた。

達成出来ない時にどうすべきか、父ちゃん力が問われる場面である。

頑張ったコトを認め買ってあげるべきか、見送るべきか…。

そんなコトを考えながらスタートを見守った。スタート直後5位以内をキープするコキータくん。

ちびっ子なので周りの子より必死に足を前に前に運ばないといけない。

先を走る子たちはコキータくんより頭一つ大きい。

頑張ってはいるけれど、3位入賞は厳しそうだなーという印象。

子どもにとって体格の差が大きいってのは小さかったボクがよく分かっている。

学校の周りを2周走るコース、1周走って戻ってきたコキータくん。

何と2位につけている(゜o゜;!!!

すごっ!

そのまま2周目も2位をキープする力走で表情にも余裕がある。

ん?

このままいっちゃう??

ゴール前では王者である1位の子を追い上げるラストスパート!

ギリギリの2位でゴール!!!

すご!!!

ゴール後、王者と共に歩く後ろ姿には感動させられた。どんな会話してるんだろ(^^)学年2位となったコキータくん。

見事にニンテンドーSwitchを勝ち取ったのである。

物で釣った?

いや、これは父ちゃんとの勝負に挑み、一ヶ月間努力し、本番も普段以上の力を発揮できた結果への正当な報酬である。おめでとう、コキータくん。

キミの勝ちだ。

近日中にカード決済でニンテンドーSwitchを購入したいと思う。

きっと来年はこういうご褒美がなくても1位を目指してくれるに違いない。

※そらネェのストレートパーマ獲得のための勝負(定期試験400点)も半年以上前から進行中である。

児童養護施設職員、壁になる

2019年11月01日 | 児童養護施設の仕事
本日は仕事は休みだったけど、とある児童相談所のケースワーカーさんと中学生Bくんについて話し合ってきた。

進路、家庭復帰、学校生活、施設生活、対人関係、発達特性…

課題は満載である。 

それでも施設にやってきてからの数年間、担当として向き合ってきた。

管理職、そしてリーダーとしてチームをまとめていく立場のボクにとって、最後の担当児童になるかもしれない。

だからこそ、より丁寧に、よりエネルギッシュに関わってきたつもり。

「殺す」「死ね」はないけど「ゴミ」「クズ」はたまに言われる。

でも、そんなコトでへこたれるボクではない。

ボキャブラリーの乏しさからそんな言葉を発するコトでしか、想いを発信できない。

それは理解しているけれど、だからといって理不尽にそんな言葉をぶつけられてちゃやってらんない。

気持ちを受けとめつつも、発した言葉については、最終的に謝罪させた。

そんなコトの繰り返し。

本気のボクはしつこいのである。

でも、彼にとっての「壁」であり続けるコトで、入所当初の課題はかなり緩和された。

傷つき、大人不信になり、不安一杯になった子たちには、一人でも多くの「本気で向き合ってくれる大人」に出会って欲しいと願っている。

そんな大人に出会える様な支援体制作りをしているつもり。

もちろんボク自身がそんな大人の一人になれるよう努力もしている。

さて、本日のケースワーカーさんが、先日、Bくんと面談した時のコトを話してくれた。

嫌なコト続きで不調だったBくんは文句ばかり言っていたと。

そんなBくんだけど…

『施設に来て嫌なコトばかりだけど、みんぺーちゃんに出会えたのは良かった』

そんな風に言っていたと教えてくれた。

うん…泣ける。

そんな想いを引き出してくれ、ボクに伝えてくれたケースワーカーさんに感謝したい。

このケースワーカーさんもまた、Bくんのコトを本気で考えて向き合ってくれる大人の一人である。

児童養護施設職員

そんな繋がりや、やりとりが生まれるのもこの仕事の楽しさであり、やりがいです。週末は子ども虐待防止オレンジリボンたすきリレー成功に向けて頑張らないと。つなごう!子どもの笑顔