シロチドリは三重県の県の鳥に指定されています。
私がこどものころは、千鳥の名にふさわしく千羽近い大群が海上をよぎって行ったものです。
さまざまな要因によりシロチドリは激減し、シロチドリの大群が飛ぶ風景は失われた風景になってしまいました。
シロチドリは今、絶滅危惧種に指定されています。
ところが先日、この失われた風景が復活したかのような、シロチドリの大群に出会えました。
2回に分けてご紹介します。
①
②少し波は高いものの、よく潮が引いたおだやかな海です。
何年ぶりかで見るような、シロチドリの大群です。
うれしい風景です。
③春の中潮の干潮前、潮位はかなり低いです。
④遠くに潮干狩りのおじさんの姿が見えます。
右側に排水溝があります。
あとでその上から写します。
⑤シロチドリのエサは、ゴカイ、昆虫、甲殻類などですが、この日は波打ち際でピョンピョン飛び跳ねている甲殻類のヨコムシを食べているようです。
⑥
⑦そのエサにはカモメは興味を示そうとしません。
⑧よく見るとシロチドリとは少し違った鳥が混じっているようです。
体が少し大きく、くちばしが長く、羽根が茶色いようです。
これはたいへんなことです。
急いで調べたところ、どうやらミユビシギというシギの仲間のようです。
⑨この鳥もすべてミユビシギのようです。
このシロチドリばかりの大群生のなかには、相当数のミユビシギが混じっているように思われます。
⑩一群が右手、南のほうへ向かって飛んで行きます。
⑪遠くからではシロチドリかミユビシギか分かりません。
⑫
⑬これは手前がシロチドリ、向こうはミユビシギです。
⑭これはすべてシロチドリです。
⑮
県の鳥、シロチドリばかりと思っていた群れの中に、シギの仲間がいたとは大いに驚きました。
もっと調べてみると、チドリ目の中のシギ科のミユビシギとチドリ目のチドリ科のシロチドリとは科が違うようです。
同じ科であれば、おおらかに、太っ腹にすべてチドリでいいのですが(^^)、これはやはり識別して呼ばなければいけないようです。
明日はその2です。
私がこどものころは、千鳥の名にふさわしく千羽近い大群が海上をよぎって行ったものです。
さまざまな要因によりシロチドリは激減し、シロチドリの大群が飛ぶ風景は失われた風景になってしまいました。
シロチドリは今、絶滅危惧種に指定されています。
ところが先日、この失われた風景が復活したかのような、シロチドリの大群に出会えました。
2回に分けてご紹介します。
①
②少し波は高いものの、よく潮が引いたおだやかな海です。
何年ぶりかで見るような、シロチドリの大群です。
うれしい風景です。
③春の中潮の干潮前、潮位はかなり低いです。
④遠くに潮干狩りのおじさんの姿が見えます。
右側に排水溝があります。
あとでその上から写します。
⑤シロチドリのエサは、ゴカイ、昆虫、甲殻類などですが、この日は波打ち際でピョンピョン飛び跳ねている甲殻類のヨコムシを食べているようです。
⑥
⑦そのエサにはカモメは興味を示そうとしません。
⑧よく見るとシロチドリとは少し違った鳥が混じっているようです。
体が少し大きく、くちばしが長く、羽根が茶色いようです。
これはたいへんなことです。
急いで調べたところ、どうやらミユビシギというシギの仲間のようです。
⑨この鳥もすべてミユビシギのようです。
このシロチドリばかりの大群生のなかには、相当数のミユビシギが混じっているように思われます。
⑩一群が右手、南のほうへ向かって飛んで行きます。
⑪遠くからではシロチドリかミユビシギか分かりません。
⑫
⑬これは手前がシロチドリ、向こうはミユビシギです。
⑭これはすべてシロチドリです。
⑮
県の鳥、シロチドリばかりと思っていた群れの中に、シギの仲間がいたとは大いに驚きました。
もっと調べてみると、チドリ目の中のシギ科のミユビシギとチドリ目のチドリ科のシロチドリとは科が違うようです。
同じ科であれば、おおらかに、太っ腹にすべてチドリでいいのですが(^^)、これはやはり識別して呼ばなければいけないようです。
明日はその2です。
私たちがこどものころから慣れ親しみ、ごく当たり前に思っていた風景が、ふと気がつくと、めずらしいまたは失われつつある風景になっていることがあります。
シロチドリの群れはそのひとつでしょうね。
数の激減は実感していましたが、絶滅が危惧されるほどとは、ショッキングなことです。
それだけに、今回の風景は非常にうれしい風景でした。
ここのよく行く場所のひとつですが、こんなにも潮が引いていたときは初めてです。
そのため大群となって集まってきたのでしょう。
念のため、いつもある程度群れがいる、3か所の浜辺へも行ってみましたが、シロチドリの姿はほとんどありません。
私があの場所で見たのが、津市北部の全シロチドリとしたら、これはさびしいことでもあります。
「敏感にアンテナを張って・・」そんな大層なことではなく、海は犬のごん太のおかげ、梅や河津桜はひまでブラブラしているからです(^^;)。
もうしばらく「春の海」を続けます。
よろしくご覧ください。
浅瀬に群れるシロチドリ、長閑な自然の素晴らしい眺めを、楽しませていただきました。
⑨⑬⑭の潮が引いた砂地が波模様になっているのが美しいですね!
潮干狩りで見た砂地は平でしたから、波模様は珍しいです!
⑭のシロチドリ可愛いです
シロチドリの大群がつどう、のどかな風景は私にとってはなつかしい風景でもあります。
この砂浜の模様は正式にはなんというのでしょうか。
私は写真家の森田敏隆さんの呼び名にしたがい、なぎさ模様とよんでいますが、辞書を引いても出てきません。
シロチドリは小さく可憐な弱い鳥です。
産卵場所の砂浜などの自然海岸の減少が最大の理由で激減していますが、自動車の乗り入れなどの人の手によったり、大量に増えたカラスによる卵やひなの捕食も指摘されています。
ちなみに、「浜千鳥」という歌は、三重県の津中学(現津高校)卒業の、広田龍太郎の作曲によるものです。
津高校の中庭に彼のレリーフと楽譜を刻んだ記念碑が建てられています。
今回の浜辺は、お住まいの津市の海岸だと思いますが、シロチドリやミユビシギ、ユリカモメなどが多数いる豊かな海です。
それぞれの画像を拝見し、たまには海岸の瀬に行ってみたいと感じました。
海なし県の埼玉県でも、シロチドリは数羽の群れで、河原や池の岸辺にいます。とても仕草が可愛い野鳥です。
シロチドリやミユビシギ、ユリカモメなどが多数いる海辺が近くでうらやましいです。
伊勢湾は雄大で見ると気分爽快になるのですが、写真に写すとなると、景色が平凡でまた青色系統ばかりで色彩的にも単調です。
その平凡さや単調さをカバーしてくれるひとつが鳥です。
県の鳥、シロチドリは愛着のある鳥ですが、群れをなしていないと絵になりにくく、また大きく撮ろうと近づいて行くとすぐさま逃げられてしまいます。
今回じっとねばって、むこうが近づいてくるのを待って、ある程度の大きさの写真も撮れました。
約2時間、シロチドリと遊んだ楽しいひとときでした。
河原や川にもいるとは初めて知りました。